湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【J1・1st第01節_vs浦和(H)】 『磨穿鉄硯』×1-3

イヤな雰囲気だった。湘南が攻めていても、先制しても、浦和陣営に慌てるような空気は全く無かった。何とか攻勢のうちに二点目を…という思惑は完膚なきまでに叩き潰された。文句のつけようのない完敗だった。

普段通りのサイドを選択した湘南、結果的に風上。風下になった浦和、浦和スタンダードであるパスサッカーでなく、まずは簡単にロングボール。自分達のスタイルを崩してまでの安全策。

とは言え中盤を飛ばしてくるタイプの湘南対策は去年散々味わった。おかげで前半は湘南はスタイルを出せて、良い攻撃の形を何度か作れていた。23分前後のチャンス(左サイドから崩したがノーゴール)はもったいなかった。自分達の時間帯でPKを奪って先制もできた。

それだけに、前半のうちに追いつかれてしまったのはもったいなかった。FKは完璧なボールで蹴られた瞬間「ヤバい!」って叫んでしまったほどだったけど、何とかして欲しかったなぁ。

後半風下に回った湘南は、本来の姿を取り戻して襲いかかる浦和に、徐々に圧されてミスが増えていく。前半に時折輝いた攻撃が影を潜めたまま、後半30分台に連続失点を重ねてしまう。

相手は中二日でベストメンバーですらない。J2を運動量と切り替えの早さで制し、そこから今日に合わせて更に鍛えあげて照準を合わせてきたはずなのに、目玉であるはずの運動量ですら最後には負けてしまう。浦和というチームの幹の太さを改めて思い知らされた。

セザールの登録が間に合わなくて(?)ウェリの代役的な存在を置けず、大槻ワントップで臨んだ開幕戦(アリソンはサブに入っていたけど出番無し)、100%の湘南スタイルが構築できなかったというのもあるだろう。言い訳にもならないけれど。

今のチームとしては出せるものは出せたとは思う。得点差ほどに劣っていたとは思わない。そこまで下を向く必要はない。バイーアはDFラインで及第点の仕事ができると証明できたしね。

それでも…。ここまで悪条件が揃っていた浦和の喉笛に、もっと牙を突き立てることができるとも思っていたのも事実だ。ペトロヴィッチ監督にこんな言葉を言わせてしまったのは痛恨だ。

試合前のメディアの報道では、どれだけ湘南がJ1で旋風を起こせるのか、浦和に対してどれだけやれるのかという注目を集めたゲームだったと思いますが、ただ、少しサッカーが分かる方なら、浦和と湘南の違いというのは試合をする前から分かるんじゃないかと思います。

リスペクトはするしいいチームだが、やはり湘南というチームはJ1になんとか残れればいいというチームだと思っている。サッカーというものを、皆さんもう少し現実的に見られたほうがいいと思います。

その言葉忘れるなよチクショウメ。8月の埼スタで黙らせて…やれるといいなぁ(遠い目)。

タイトルの四字熟語は「ませんてっけん」と読むそうな。開幕前に曺監督が某番組で今年のチームの指針として示した言葉。強い意志をもち続け、物事を達成するまで変えない事。鉄でできている硯をすり減らして、穴をあけるほど勉強するという意味…だそうな。全くもってその通り。貫き通してもらわなきゃね。…よくこんな言葉知ってるな(苦笑)。