湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【J2・第4節_vs岐阜(A)】 『進化/深化』◯3-2

新生岐阜がどれだけ変わっての開幕連勝だったのか、よくわかった。チームはこれから一戦ごとに更に進化していくだろう。この早い時期にアウェイで対戦できたことは幸運だった。

ラモス体制になって、監督の熱意は確実に浸透していると感じる。スタッツだけを見ると完勝のようにも見えるが、実のところそこまで楽観して見ていられたわけじゃない。むしろ岐阜のプレーからほとばしる熱気に、少しでも気を抜いたらやられるんじゃないかと気が気でなかった。

実際失点は、それぞれ前半後半の気を抜いた(と言われても仕方がない)ロスタイム。それまでは何とか事前に潰せていたが、最後の最後でナザリトへのスルーパスの供給を許してしまった。ラモス監督の目指すパスサッカーが昇華して、ナザリト頼みだけじゃない攻撃パターンが増えたら、更に怖い存在になるだろう。

…もちろんそれまで資金が続いて、ナザリトがどっかに持っていかれなかったらだけど(小声)。

湘南も、もちろん幸運だけで勝ったわけじゃない。得点シーンは今節も炸裂した"バズーカヘッド"ウェリントンの先制点と、今季初めて観ていて納得の『2014年湘南スタイル』だった。湘南もまた、一戦ごとに深化している。

二点目はもちろん、圧巻は三点目。急遽加入の藤田が右サイドをぶっちぎってのクロスに、猛然と駆け上がった左サイドのDF三竿が合わせてのゴール。右DFのワタルも当然のように何度もゴールに向かっているし、攻撃面も順調に深化が進んでいて一安心。

不安は、J2では身体の強さを持て余すのか、ウェリントンにイエローが多いこと。4戦経過ですでに3枚。萎縮してプレーが縮こまっては本末転倒だけど、もう少し対応できるようになってもらいたいところ。

ウェリントンが残り1枚を消化して次々節に有給になってしまってでも、負けられない相手が次節に待っている。序盤のクライマックス、アウェイ松本戦。監督が前湘南監督であり現在の湘南の礎を築いた反町監督であり、愛憎渦巻く三角関係の果てに松本を選んだ岩上がいる相手。

4連勝首位の湘南に対し、3勝1分で2位の松本、この時期とはいえ互いに無敗のまま迎える首位決戦。あらゆる意味で負けられないけれど、個人的には絶対に勝たなければ…ということもないと思っている。

連勝なんていつかは止まる。勝てればもちろん最高だが、ここで鍔迫り合いの果てにドローになってしまっても、それは悪いことではない。むしろ必勝必勝と入れ込み過ぎて、ここまで育ててきた力を出せないまま敗戦してしまうことのほうが怖い。

岐阜戦に続いて今回も遠征は自重する身ではあるけれど、スカパーオンデマンドでモニター越しに、魂はチームと共に松本へ。熱戦を期待したい。