リーグ戦今季初勝利。Ｊ１リーグ戦の勝利は実に１００７日ぶりだそうだ。試合終了の瞬間の『ShonanBMWスタジアム平塚』の歓喜の爆発を、どう表現すればいいだろう。ずっと観たかった湘南スタイルの楽しさと激しさが表現されて、その上で勝ちきれた。素晴らしいことだ。
試合後の曺監督のコメントによれば、先週の浦和戦の経て自分達のサッカーの良さを出すことの大切さを再認識し、この一週間は大分対策というよりも湘南スタイルの再確認に費やしたらしい。
中でも『去年と今年で９試合経過した後のドリブルの数を比べると、４分の１とか５分の１しかなかった』というのは衝撃的。そこまで押し込まれるものなのか。その上で『取られるかもしれないから仕掛けないとか、奪えないかもしれないから行かないじゃ、Ｊ１でプレーしてる意味がない』などと話したそうな。
その表れか、試合開始直後こそ主導権を握られそうになるも、そこからは「これが湘南スタイル」という試合になっていく。前からプレスをかけ、ボールを奪えばサイドから人数をかけて何度も攻め込んでいけた。チーム全体から今日は絶対引かねぇぞっていう頼もしい雰囲気を感じられた。
直接決まって先制点になったＦＫをもらった攻撃も良かったけど、決勝点になった展開は気持ちよかったなぁ。右サイドを独走するコバショー、その裏に永木が回り込んで、ゴール前には４人走ってたもんね。チーム全体での突進力で生んだ決勝点ですよ、うん。
もっとも決勝点の菊池は、前半に豪快なＱＢＫをやらかしてるけどね…ｗ。あそこはきっちり決めてくれないと。ポテンシャルはこんなもんじゃないはず。もっともっと輝け『湘南乃星』よ！
雨ということもあって森島高松へのロングボールが怖かったけれど、失点シーンこそピンポイントで絶妙な合わせ方をされたものの、終盤の危険な放り込みの連続は何とか耐え切れた。展開で崩される形にはならなかったし、守備も及第点だったんじゃないかな。
試合終了時の永木が両腕を掲げた写真が、とても印象的。勝てなくてキャプテンとして重圧が大変だっただろうけど、今日の試合を機に伸び伸びとチームを引っ張っていってほしい。
結果的に浦和戦の清々しいほどの惨敗は、選手達の意識を綺麗にリセットしてくれたようだ。自分達の向くべき方向がハッキリした上で勝てたことで、試合後のコメントからも吹っ切れたことが伺える。良い兆候だ。問題は、今回の内容を昇格組以外の相手に出せるかどうか、だ。
幸いにして、直近に最高の相手が待っている。２４日(水)はホームでＹＮＣの横浜ＦＭ戦、２７日(土)はリーグ戦でアウェイ磐田に殴りこむ。横浜ＦＭはリーグ開幕戦で「惜敗」した相手。磐田はつい最近ＹＮＣで一撃で黙らされた相手だ。
今回に限って言えば、初めて対戦する相手じゃないというのが好都合。リセットした頭で前回の経験を再構築して戦える。ここで結果が出せれば、流れは大きく変わるだろう。やってくれると信じる！
えー、試合中はとにかく寒かったです。川崎戦も土砂降りだったけど、あん時はそれほど風が冷たくなかったんですよねー。雨の日の観戦では一番寒かったかも。
金曜日に会社を休むほどの風邪引いて、無理矢理治したつもりで天気予報を見たら１９時くらいから雨とか。急いで帰れば濡れずにすむかなーと思ったら、試合前から降ってくる始末。最低限の雨装備で行ったおかげで帰宅して即風呂入ったけど、風邪が再発しましたよorz。
そして今日現在で、水曜日も曇りのち雨の予報。ホントそろそろ勘弁していただけないっすかねぇ…。
あぁそれと。今の順位１６位なんですけど、１４位と１５位が鳥栖と川崎なんですよねぇ…あの勝ちきれなかった２チームが直上にいる。勝負事なんてそんなもんでしょうが、勝ちきれてたらなぁ～。
