今更のことではあるが。湘南ベルマーレは２０１２年のＪ２を、若手主体＆監督も一年目という体勢で闘いぬいた。そして、ライバルに競り勝って自動昇格を勝ち取って、今年からＪ１に参戦するわけだが。
しかし、開幕前の評価はとんでもなく低かった。昇格プレーオフという名の敗者復活トーナメントに助けられたわけでもなく、悩み苦しんで培った湘南スタイルで、リーグ最多得点でその権利を掴みとったというのに、だ。
曰く、有名ドコロorベテランがいない。効果的な補強ができていない。実際にＰＳＭでも結果が出ていなかったし、市場価値を表すように胸スポンサーもつかなかった。おまえらなんか顔じゃねぇ。要約するならこんなところだろう。
湘南２－４横浜FM。結果だけ見れば惨敗かもしれない。同じ点差でも０－２だったら「なんだよ全然歯が立たなかったじゃねーか悔しいなぉぃ！」と下を向くところだが、今胸を渦巻いているのは真逆の、けして後ろ向きじゃない前向きな悔しさだ。
あえて言いたい。「なんだよ勝てる試合を落としちまったじゃねーか悔しいなぉぃ！」もしくは「開幕戦でよかったな、半年後だったらこうはいかなかったぜ！」…ホームで覚えてろよﾁｸｼｮｳ。
ＦＫを直接放り込まれても、即座に同点に追いついてみせ、後半均衡を破って勝ち越しもした。試合全体として、スコアから感じる印象よりも「やれていた」のだ。勝ち越される８０分あたりまでは…ではあるが。
Ｊ１だからと何かを変えるのではなく、Ｊ２を勝ち抜いた湘南スタイルで昨年Ｊ１最少失点の堅守マリノス相手のゴールをこじあけ、存在感を示すことができた。それはすなわち、２０１３年の湘南ベルマーレがＪ１に挑む資格のあるチームであることの証明である。
前回の記事で、開幕戦の展望で『たとえ結果が出なくても、良い手応えが得られるかどうか。選手が自信をもって次戦に臨めるかどうか』と書いた。今回結果にはつながらなかったけれど、掴み取った一握りの自信は、必ず来週のホーム開幕戦につながる、はずだ。
なぁに、伸びシロしかないようなチームだｗ。勝ち点を奪いきれなかった残り１０分を修正して、オフサイドに阻まれた三点目以降を取る準備をして。Ｊ１で戦う間に、他のチームの何倍もの早さで成長してみせればいいのさ。「個々の成長こそが最大の補強」…そうですよね、曹監督？
今年の神奈川県内の３チームの神奈川ダービーは『ＳＫＹシリーズ』(S:湘南、K:川崎、Y:横浜)と称して色々やるようです。その全試合で「ＳＫＹ丼」なるモノが発売されるのですよ。
湘南「シラス」川崎「味噌ダレ餃子」横浜「焼売」、他には小エビと刻みノリと漬物を乗せて、６００円。…高ぇ！ｗ 経費以外は全額寄付らしいんで文句も言えないんだけど、せめて５００円にならんかったものか。それでも売り切れるくらいには人気が出たらしいです、コレ。
あーそうだ、こんなこともありましたわ。哀しい事件だったねorz。
「日産スタジアムでの湘南の選手紹介がひどいと話題に」 http://blog.livedoor.jp/domesoccer/archives/52020894.html
