湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【J1・第34節_vs柏(A)】『滑り込みギビングバック』◎2-1

確実にそこにあったプレーオフの可能性。2018年には、同じく13位で引き分け以上で残留が決まるハズだった磐田が、勝ち点41で5チーム並びながらも得失点差で大逆転プレーオフ落ち…なんてことが実際に起きていた。

【J1・第34節_vs名古屋(A)】 『不思議色ハピネス』△2-2 - 湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

その時も当事者だっただけにw、可能性としては低かったとしても不安はあった。そんな状況でも、勝利へのモチベが十二分にあった相手に、最終盤までに培ってきたモノを存分に発揮して、自力残留を勝ち獲ることができた。大したものだ!

試合前

無駄に前日入りしてました(笑)。いや、当日寝過ごした挙げ句に電車が止まって試合開始に間に合わなかったら…とかさ。縁起担ぎと「やってみたかった」が半々w。ホテル泊まって近場の店でラーメン食って。普通の泊まりの遠征ですわ。

前日入りまでしたくせに急いで待機列に並ぶわけでもなく、観戦ツアーのバスよりも遅れて入場待機列へ。日中は陽射しがあると暑かったなー。

初のビジター指定席を買ったら3列目。1~2列目は販売しておらず最前だったという磐田と同じ現象。違ったのは前が封鎖されてなかったので、荷物置き場にできたこと。椅子の下は狭かったので、コレはありがたかった。

日立台のピッチの近さは理解していたつもりだったけど、前に誰もいないと更にその感覚は増すね。アップ中の写真しか撮らなかったのがもったいなかったな。

スタメン

中野加入でポジションを奪われていた畑が、最終戦で8月末以来のスタメン。変わらぬ運動量で左サイドで躍動してくれた。来年以降も成長に期待したいるぞ。

すっかりアンカーに定着した茨田。柏所属時に亡くなった工藤氏と親しかったそうで、試合前の黙祷後には涙を拭っていた。田中の移籍と米本の負傷が無かったら、どんな最終節の構成になっていたんだろう。

この日の前線は、タリク平岡瀬川町野のセット。タリクはこの日もネズミ花火のようにクルクルと動き回り、平岡はブルドーザーのような突進力を発揮していた。タリクは空回りも多かったけど、今年の終盤戦は随分と噛み合ってたなあ。

総評:☆☆☆☆☆☆☆

9戦勝利無しで迎えたホーム最終戦/2人の引退セレモニー/亡くなった工藤壮人氏のために…という強い勝利への欲求があった柏さん。勝利へのモチベーションだけでいったら、柏の方が高かったかもしれないな。

対する湘南は『残留したい』という切実な願いのみ。自力残留へはドロー以上があれば良いだけ。それでも終盤戦の勢いそのままに、押し切ってくれた。前半終了直前と後半開始直後と、ゴールの時間帯が良いもの。そしてどちらもタリク絡み。

ここまで来たら得点王を…と思ったけど、清水のチアゴ サンタナに逃げ切られた。それでも今年の躍進は見事なものだった。代表にも選出されて欲も出てきただろうし、可能ならまだ湘南で成長していってほしいものだ。

瀬川はシーズン中ずっと良い動きをしてくれていたけど、ゴールだけが足りなかった。軽率な退場のフォローを皆にしてもらった借りを、試合を勝たせるゴールで返してもらえることを待っていたが、ようやく最終節で結実した。

【J1・第12節_vs福岡(A)】『勝ち点へのナローロード』△0-0 - 湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

そしてそれは同時に古巣への恩返しのゴールでもあった。けして華麗で派手なゴールではなかったけど、これを来年の起爆剤にしてもらいたいな。ホントに。

前半こそ拮抗していたものの、後半押し込まれる時間帯が長かった。1点返されもしたけど、そこで踏ん張りきれたのはチームの連動守備の成長の賜物だろう。失点39は上位と遜色ない数字。ここをベースに攻撃を強めていきたいね。

【番記者の視点】湘南がミラーゲーム制し連勝締め “情熱タリク”がもたらしたJ1残留 : スポーツ報知

試合後

試合後は柏さんの最終戦セレモニー。染谷・大谷両選手の引退セレモニーが行われることは告知してあったので、湘南ゴール裏からもダンマクでメッセージ。

両選手もコメントで触れてくれたり、柏サポさんも喜んでくれていた様子。こういうのは湘南サポの美徳だね。これからもこういう気質は続いていってほしいな。

引退セレモニーは感動的だったし、サポのコレオも美しかったけど、声出しできない状況だったのは不運だったね。最後はチャントで送り出したかっただろうになぁ。ウチも石原直樹オリベイラの声出しの送り出しに1年かかったけどさ。

残留争い、決着。

【公式】明治安田生命J1リーグ 順位表:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

ラスト10戦の時には15位、そこから残留のために勝ち点15を上乗せして40を目指そうなんて書いていたものだ。終わってみれば、16を積み上げての12位。最終節で下位で順位を上げられたのは湘南だけという結果となった。

ラスト10戦に向けて - 湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

自動降格となったのは磐田&清水。J1からW静岡が消えるのは初だそうな。清水さんは最終節を含む8試合で後半アディショナルタイムに失点、勝ち点12を失ったことになるらしい。ひぃいいいいい。

POに回ったのは京都。ラスト10試合の時点で湘南より勝ち点1上回っていたが、勝ちきれないまま湘南ガンバ福岡の後塵を拝した。POは来週末の熊本戦。なかなかに良い試合をしていたし、油断は禁物だぞ。どうなるか。

今後の予定

今年の回顧録と、ワールドカップの日本の戦いっぷりは、記事にしたいなと。例によって移籍の話は年明けにまとめて書きますんで、それまでは確定事項であっても頑張ってスルーしていきたい所存。すでにいろいろ噂が飛び交っているけどねw。

【J1・第33節_vs鳥栖(H)】 『王手飛車取りプラウドリー』◎3-0

6台で競り合うレース、ファイナルラップ。第一コーナーに先頭で入ったのは湘南、集団を引っ張る。僅差で京都福岡清水ガンバ、わずかに遅れて磐田と続く。抜きどころはあと2ヶ所、その先のヘアピンと、最終シケイン。(※想定は鈴鹿w)

湘南は順調にヘアピンをクリア。京都はインでわずかにミス、福岡に先行を許す。京都の後ろで清水が巻き込まれる間に、ガンバがアウトから一気に前に出る。磐田が京都清水を避けようとしてコースアウト。残り半周、湘南はまだ何も手にしていない。

スタメン

一番の朗報は、大岩さんが戻ってきたこと。かなり時間がかかったが、ホーム最終戦に戻ってきてくれたのは嬉しいね。大野か支えてくれたとはいえ、怪我や新コロでどうなるかわからなかったからね。これでCBセンターは大丈夫、だろう。

GKDFアンカー両ワイドまでは終盤戦のテンプレ。前線はタリクやーまん瀬川町野。選手は少々入れ替われども、目標は遠くなれども、積み重ねてきたチームの成熟を感じられる。スタメン発表からワクワクが止まらなかった。

今年は(も?)週末に雨が多かったけれど、ホーム最終戦は天が微笑んでくれた。風も少々あったけど、試合中は上着をしまいこんで観れたほど。終わりよければ…ではないが、ここで雨とかでなくてホントよかった。

なんかじいちゃんに会うのも久しぶりな気がするんだよねえ。元気そうで何より。ホーム最終戦ということもあってか、久々のチャントにノリノリでござった。

総評:☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「皆さん今日の試合どうでしたか?」「まぁ監督やっててこんな事言うのも何ですが、こんな楽な試合はないです。」ホーム最終戦セレモニーで山口さんが、笑顔でこんなことを言っちゃうくらいには、安心して観られる展開だった。

実際選手達も、まるで残留争いの渦中にいる悲壮感を感じさせない、実に楽しげな雰囲気でプレーしていた。どちらが上位なのかわからないほどだったなぁ。

今年だけじゃない、はるか以前から。湘南に必要なのは得点力であると言われ続けてきた。夏の阿部の加入も大きかったが、何といっても町野の覚醒が中盤以降の追い上げに大きく寄与した。それはこの試合でも、大きなチカラとなってくれた。

開始早々に広教のピンポイントクロスをヘッドで叩き込み、前半半ばにはタリクの献身的な守備からのこぼれ球をブチこんでみせ、圧巻の2ゴール。W杯選手発表前の最後のアピールチャンスに、きっちり結果を残してみせた。本当に頼もしくなったものだ。

そして湘南3年目の谷が、攻撃陣の頑張りに応えるかのようなゴッドセーブをこの日も魅せてくれた。完全に読み切ってのPKストップを含め、3点分くらいは阻止してくれたんじゃなかろうか。攻守の歯車がガッチリ噛み合っての快勝であった。

この日は実に久しぶりにホーム平塚で声出し応援が解禁。試合前にはチャントレスの間に引退した石原直樹に、セレモニー後には去年亡くなったオリベイラに、チャントが送られていた。早く全面的に解禁される日が戻ってきますように。

【番記者の視点】2発の湘南FW町野修斗が日本代表ドイツ遠征で得た自信と風格…“新戦術”もたらしJ1残留ぐいっ : スポーツ報知

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残留争い

【Jリーグ公式】2022シーズン J1残留争い条件まとめ :Jリーグ.jp

冒頭でレースになぞらえてみたが、磐田直接対決で負けて降格確定。清水がコケて、京都がドローで。勝った湘南福岡ガンバが抜け出した。今節の結果をもって、自動降格からは脱出できたのは、ひとまず安心。最終節でドロー以上で、残留が決定する。

ただ条件は楽になったが、まだ何も決まっていない。最終節で湘南が負け、福岡が得失点差も絡むが恐らくドロー以上、ガンバ京都がどちらも勝つようなことがあったら、思い出すのもイヤな緊張感の、"あの"入れ替え戦に回ることになる((((;゚Д゚))))。

しかも、この4チームの最終節が全部アウェイ戦なんだよね。湘南対柏、福岡対浦和、ガンバ対鹿島、京都対磐田。ホーム最終戦で絶対に負けたくない相手に、勝ちに行かなければいけないツラさ。さて、どんなドラマが待っているんだろう。

ついに最終節だ!

来週末の11月5日、アウェイ柏戦ですよ。その柏さん、順位は7位ではあるが直近9試合で5分4敗、実に8月頭以降勝利から見放されている状況。一時は首位を伺おうかという勢いだっただけに、せめて最終節こそと闘志を燃やしているだろう。

湘南は、上でも書いたけどドロー以上で残留確定。自力で決められる状況まで持ってこれたのは嬉しいね。ただね、ちょっと待って欲しい。残留争いから抜け出していった神戸さんと、気がつけば勝ち点2差なんだよ。

つまり、アタリマエだけど湘南が勝って神戸が敗戦なら12位でフィニッシュできるということ(神戸ドローだと得失点差でおそらく届かない)。もちろん残留は大目標だけれど、1つでも上の順位を目指すことと同時に目指せるなら、勝ちたいよね。

残留だけじゃない。二桁勝利も、昇格組(+アノ人が監督)の京都より上の順位も、大正義神戸さんより上の12位フィニッシュも、町野の得点王も。奪えるモノは、最後の最後まで手を伸ばし続けて、胸を張って掴み取ろうじゃないか。

スプーンカーブをスムーズに加速、バックストレートで神戸のスリップストリームに入り、130Rを全開で回って、シケインで神戸のインに飛び込んで、勝負。もちろんクラッシュだけはゴメンだが、アクセルは最後まで踏み続けてもらいたい。