ほぼ湘南のショータイムだった前半もアディショナルタイム。この調子で行ければ後半にはゴールが生まれるだろう(ΦωΦ)フフフ…と思い始めた頃。福岡の攻撃を跳ね返した先のルーズボールに足裏から飛び込んだ湘南の選手が、福岡の選手と交錯。
いきなりレッドが出たように見えて「そこまで悪質か!?」と思ったら、キックオフ直後にイエローもらってた瀬川が2枚目だった。ちょっと集中力を欠いたというか、既に1枚もらってることを思えば、軽率だったと言われても仕方がなかろうなぁ…。
スタメン
明治安田生命J1リーグ第12節
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2022年5月7日
🆚 #アビスパ福岡 ⏰17:00KO
スタメン発表🔥
GK #谷晃生
DF #大岩一貴 #舘幸希 #杉岡大暉
MF #石原広教 #茨田陽生 #米本拓司 #タリク #畑大雅
FW #瀬川祐輔 #ウェリントン
SUB 富居 大野 山田 池田 永木 大橋 町野#bellmare #ベルマーレ pic.twitter.com/o26OOOI5c8
GKに谷が復帰。CBセンターが舘。アンカー米本。田中は脳震盪の影響かサブにも入らず。前線は茨田タリク瀬川ウェリ。でも注目はサブにようやく帰ってきた、ながきくんだろう。後半から出場で、きっちり存在感を示してくれた。
この日は瀬川の退場を受けて、後半から4バック2ボランチに変更していた。DFのセンターが舘大岩、右に畑、左に杉岡。中盤の底に永木投入して米本と並べて。もちろん対戦相手との兼ね合いもあるだろうけど、4バックスタートもアリかもね。
【公式】福岡vs湘南の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2022年5月7日):Jリーグ.jp
アビスパさんのサッカーに対して後ろを(前半と同じ)3バックからの5枚でいくと、なかなか攻めにいけない、押し込まれるなと思ったので、なるべく相手のボールホルダーに対して行ける距離を取りたい中での(4バックへの)変化でした。それでもシンプルに(ロングボールを)入れてこられてピンチはありましたが、思った高さでの守備はできていたと思いますし、そういう狙いを持って後半に入っていたので、選手がよく理解しながら、やったことのない形でしたが、よく表現してくれたと思います。
総評:☆☆☆☆☆☆
前節の無念をぶつけるように、キックオフからピッチを支配する湘南。守備は福岡に流れの中からシュートすら許さないほどに完封できていた。攻撃では福岡がボールを持たせてくれることもあって、何度となく好機を作った。
瀬川がやらかした時は、正直同じく数的不利に陥った開幕戦の悪夢が蘇ってきた。でもこの日は、数的不利にも狼狽えることなく、最後まで集中して闘いきった。少ないながらも決定機も作れたしね。ウェリのヘッドは惜しかった…。
それだけに数的不利なく後半を戦わせてあげたかった。前半同様に圧倒したまま戦えるのか、どうゴールをこじあけるのか。この日のテンションで、どこまで行けたのかを観たかった。それでスコアレスドローだったら、それはそれで困るけどもw。
瀬川はもう、ね。ピッチの無念はピッチで晴らすしか無いからね。今日助けてもらった恩を、ここから先の試合で思う存分返してくれたらいいさ。
しっかし…ホントもったいなかったなぁ開幕戦。なんとか踏ん張ってドローで終えられていたら、今の状況にはなっていなかったと思うんだよねぇ…。
再会
この日、ある意味一番注目された出来事は、主審が"あの"山本雄大氏だったこと。すでに"あの"誤審から3年、ようやく呪縛を解き放つ時が来たかと感慨深い。
流石に直後は頭にきてたけどもね。主審から見えないコースの跳ね返りで、稀有な現象に惑わされた副審の判断を採用するしかなかった、ある意味「不幸な事故」だったということも理解できたしね。責任審判だから代表してブン殴られてただけで。
なので、そろそろ湘南戦を担当してほしいなぁとは思ってたんだ。担当審判が発表された時の反応を見ると、3年という月日で他の湘南サポも軟化して、歓迎してる人が多数だった気がする。機は熟したという感じなのだろう。
現地のゴール裏が何かしてくれんかなぁとは思いつつも、当日発表じゃ流石に無理かなと思ったら、きっちりダンマク出してくれたらしい。試合後には本人がゴール裏に来てコミュニケーションがあったとか。
ひとまずコレにて一段落、かな。湘南を担当した直近数年はこの日も含めて負け無し継続中らしいのでw、これからも頑張って欲しい。あ、でもこの日はちょっと遅延行為に敏感すぎたぞ。ついでに永木へのイエローは意味わからんぞ!?w
あの誤審騒動から3年…湘南ベルマーレサポーターが山本雄大主審に横断幕でエール贈る 「山本さん また会えてよかった!」 : ドメサカブログ
湘南サポの皆さんが山本主審へ温かいメッセージを掲げられ、山本主審は試合後に湘南サポの元へ向かいこれまでの思いを伝えられたそうです。3年前、湘南はすごく苦しみ、同時に山本さんもすごく苦しんでおられました。ミスを憎んで人を憎まず。湘南サポの皆さん、最高です!めちゃくちゃ感動しました。
— 家本政明 (@referee_iemoto) 2022年5月7日
主審人生はこれで終わった……レフェリー山本雄大にはその後何が起きていたのか : J論プレミアム
「Jリーグ大誤審」苦悩の1年、消えぬ後悔と決めた復帰 信頼できる判定で恩返し|京都新聞
次の試合は
リーグ戦は一週間空けて、土曜日にホームでマリノス戦ですよ。湘南より1試合少ないのに、6勝3分2敗で勝ち点21の3位、直近の5試合でも3勝1分1敗。お隣さんは文句なしの絶好調と言ってもいいだろう。
リスタートのGWとなるはずだったが、1分2敗で終えた湘南。勝てそうな試合を逃したとはいえ、数的不利にも臨機応変に対応して勝ち点1を掴んだ福岡戦の良いイメージを、つないでいきたい。
このタイミングでマリノス戦が組まれたのは、ある意味幸運だ。何度目かはわからないが、仕切り直して再スタートするには、神奈川ダービーはうってつけだろう。あとは自分のチカラで掴み取るたけだ。