去年、来日が遅れて4月に合流。合流直後のアウェイ清水戦でサブに入ると、すぐさま試合終了直前の『やたら遠い距離からの強烈なバズーカヘッド』を決めてチームを救ってくれたウェリ。8月の平塚でも先制ゴールを頭で決めてみせた。
あれから一年、出番を減らしていた2022年の終盤戦の日本平。83分という時間帯で最後の交代枠で投入され、このまま終わってしまうのかというラストプレーで貴重な勝ち点1をもたらした。腐らずに努力を怠らなかった漢が、意地を見せてくれた。
スタメン
明治安田生命J1リーグ第29節
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2022年9月10日
🆚 #清水エスパルス ⏰18:00KO
スタメン発表🔥
GK #谷晃生
DF #岡本拓也 #大野和成 #杉岡大暉
MF #石原広教 #タリク #茨田陽生 #平岡大陽 #中野嘉大
FW #町野修斗 #阿部浩之
SUB 富居 山本 畑 山田 池田 ウェリントン 瀬川#bellmare #ベルマーレ pic.twitter.com/sKtGH3caZC
『立て直すというよりも、反骨心というのを出したいと思いますし、それを出せる選手を選びたいと思います。』というメンバーがコチラ。選ばれなかった選手がソレをできないとは必ずしも思わないが、連戦の中で最後まで戦い抜いてくれた。
試合中に大野が負傷交代で山本さんがCBセンターに入ったけど、CBの人数がもうギリギリだ。複数人がコロナったりしないとも限らないし、流石にそろそろ大岩さんに戻ってきてほしいものだが、どうなることやら。
総評:☆☆☆☆☆☆☆
奪われた先制点は、遠目からの低空ミドルでブチぬいてみせたのだから、これはチアゴ サンタナを褒めるべきだろう。一歩持ち出してくれたら対応できた場面だし、少しでも躊躇があったら谷も触れただろうから。
それでも雰囲気は落ちずに攻め続けた。特に後半はほぼ湘南の時間帯と言ってもいい。先制した清水が(チームがそういう方針で無かったとしてもピッチ上で精神的に)守りに入った、ということもあっただろう。
最終的なシュート数は清水3に対して湘南15、それでもGK権田のスーパーセーブを中心とした清水の壁をなかなか崩せずにいた。こうまで攻め立ててノーゴールだったのは、どうしたものかなぁ…どうしようもないんだがなぁ…。
これで勝ち点ゼロで終わっていたら、かなりの精神的なダメージが残っただろう。全てを救ってくれたウェリの一撃には、感謝しかない。特に今週末は、磐田福岡以外の残留争いの渦中のクラブがドロー決着だったから、尚更に価値がある。
次の試合は
来週末の土曜日に、ホームで浦和戦ですよ。その浦和さん、リーグ戦では8月頭に名古屋に完敗したっきり負けてないほど絶好調。前節は柏さんを4-1で粉砕して、水曜日に桜さんとの試合を挟んで、平塚に乗り込んでくる。
湘南もラスト10試合の最初の4試合で勝ち点5を積んで、勝ち点30まで到達。十分頑張ってくれているが、残り6試合で勝ち点40を目指すなら最低でも2勝しなければならない(2勝4分)のだから、そこそこ高いハードルが残っている。
そろそろ16位との差がチラついてくるが、どうせ最後まで尻に火がついたままなのだから(泣笑)、今は目の前の相手に集中していこう。