湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【天皇杯・3回戦_vs磐田】 『J1基準』×1-4

この時期の天皇杯は、リーグ戦の日程の谷間の平日だ。これがリーグ戦を休んででも一週間のインターバルがあるのなら別だが(そして本来ならばそうすべきなのだが)、リーグ戦への影響を最小限にするために、メンバーを大きく入れ替えることがほとんどだ。

この日の湘南も磐田も、大幅にメンバーを入れ替えてきた。主力からメンバーを入れ替えると当然試合のクオリティは若干落ちざるを得ない。その上で、湘南は自分達のスタイルを貫くことを目指し、磐田は…湘南のストロングを徹底的に抑え込むことを選んだ。

キックオフから、湘南サイドがボールを持つと磐田の選手が一斉に距離を詰めてくる。鬼プレスというほど苛烈なものではないが、パスコースを塞ぎ、かつ簡単にはドリブル突破できない程度に、複数人で的確に前方のスペースを埋めてくる。あぁ、J1との対戦だなと実感する。

パスを無理なコースに通そうとして狩られ、突破しようとすれば狩られ。それでも縦に仕掛けていかなければならないのだが、そこは場数を踏んだ主力ならともかく控え組、次第にプレーのベクトルが後ろに向いていく。

ズルズルとラインが下がり、磐田にスペースを与えてしまい防戦一方。気持ちが後ろ向きなせいか競り合いでも体格差を補えず、セカンドボールも拾われ放題。攻撃も守備も形にならない。

先制点はスーパーなミドルシュート。相手に余裕を与えてミドルを叩き込まれるのは悪癖、それがJ1相手なら尚更出てくる。せめて1失点で前半を終えてくれればという願いも空しく、前半終了間際に”湘南キラー”川又のドリブル突破を許して2失点目。

流石にハーフタイムで監督に突き放され、2点を追いかけなければならないのにメンバー交代も無しで後半へ。しかし、叱咤を受けてようやくエンジンがかかってくるも、先にゴールを決めたのは磐田だった。ふわっとしたミドル、GK後藤に触ってほしかったが…。

3失点してから、ようやくのメンバー交代でやーまん/秋野を投入。これでやっとボールが回り始めて、前に出てこなくなった磐田相手に攻勢に出られるようになる。先に4失点目を失うが、返す刀で表原の移籍後の公式戦初ゴールで一矢を報いたものの、そのまま試合終了。

監督に背中を叩かれなければ本来の動きができないというのは、正直大問題。J2だから出来ていることがJ1相手にできるようにならなかったら、今の切磋琢磨が無意味になってしまう。そろそろJ2を勝ち抜くだけでなく”J1基準”を意識していきたいものだ。

今回やられた”湘南封じ”は、今後他のJ2チームが真似してくる可能性がある。その時に右往左往せずに、シーズン終了後には正面突破できるようになっていたいものだ。早すぎる天皇杯敗退と引き換えに得た教訓を、成長につなげていってほしい。

次節は日曜日、平塚で東京∨戦。雨の駒沢での激闘は記憶に新しい。あの日ピッチにいたキクシュンはノーアナウンスのまま欠場を続け、代わりに当時ピッチに立てなかった秋野が存在感を放つ。三ヶ月ぶりの再戦は、どんな試合になるだろう。楽しみだ!

※題名のとこのスコアを修正しそこねてた…恥ずかしい…