湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J2・第12節_vs町田(A)】 『秘密兵器vs少悪天使』△0-0

『少悪天使』。「ちょいわるエンジェル」と読みます。これテストに出まーす。かつて湘南に在籍していて群馬→町田と渡り歩いた吉濱遼平の、湘南時代(2013年)のキャッチフレーズ。前節活躍して勝利しており、古巣戦に向けて闘志を燃やしていた。

湘南の『秘密兵器』シキーニョ。期待された新外国人は、特に負傷という話も無いまま、ここまでずっとベンチ入りすら出来ずにいた。ここにきて不意打ちの登録に、試合前の湘南サポーターには”未知の助っ人”に対する期待感が急激に高まっていた。

スタメンはキムチ休暇からバイーアさんが復帰、ボランチに秋野シュンスケで俊輝がサブに。右ワイドに奈良輪、左ワイドに石原。前線は神谷/端戸/ジネイ。連戦にも関わらずジネイがスタメンを続けているのは、ありがたいこと。よほど体調が良いのだろうか。

試合開始から激しくチェックにくる町田。最初こそ対抗できていたが、だんだんと前に出る力が失われていく湘南。思い出すのは去年のホームでのFC東京戦。あの時ほど組織だってのものでは無かったが、町田はセカンドボールの競り合いに全てを賭けてきたかのようだった。

前を向こうとしたところをモグラ叩きのように潰されるのを繰り返すばかりで、シュートに行けないどころではなく攻撃に出られなくなった湘南は、前半はほとんどシュートが打てなかった。しかも試合開始直後にイエローもらってテンパってた神谷が懲罰交代という異常事態。

もっとも町田も攻撃の精度を欠いてくれていたので、圧されっぱなしという感じでもなかったのだが。何とかして攻撃に出たい湘南と、前への圧力をゴールに結び付けたい町田。後半のベンチワークが試されることになった。

後半疲労からか町田からの圧力が減ってきて、ようやく湘南が前に出られるようになってきた。未月や杉岡氏のドリブル突破が効いてきており、”彼”の登場の機運は高まる。町田も押し返そうと立て続けに選手交代。その中に『少悪天使』の姿もあったが、この試合では大仕事ならず。

そして77分。ついに『秘密兵器』が目を覚ます。ファーストタッチコーナーキック。そこから左サイドにボールが回るたびに、明らかに町田が対応に苦労していた。その辺りから試合終了までは左サイドを蹂躙したが、結局ゴールには届かず。

湘南スタイルは自分本位のサッカーだからこそ、球際の争いで後手に回ってしまうと今回のような試合になってしまう。相手が積極的に奪いに来た時に腰が引けてしまうのは論外だ。神谷の試合開始直後のイエローという不可抗力はあったとはいえ、気を付けないとね。

神谷の懲罰交代が無かったら、表原や野田あたりを前線に入れたら面白いことになったかもしれない。そういう意味でもあの交代はもったいなかった。余計な交代は勝利を遠ざける。

シキにゃんの流れを変えられるプレーは、今後大いに期待できるものだった。停滞した前線をかきまわすジョーカーになれる存在だ。できるだけ早いうちにゴールという結果で勢いに乗せてあげたい。出遅れた分をこれから取り戻してもらいたいな。

これにてGWの連戦を2勝1分。内容的には大満足とはいかない試合もあったが、足を止めずに乗り切れたのは良かった。この節は首位争いの他のチームも足踏みしてくれたのはありがたい。次々と出てくる希望と課題をステップに、もう一回加速していきたいものだ。

次節はアウェイで熊本。3バックの左を常に努め、既に攻守に替えの効かない存在となっている杉岡氏が代表招集で抜ける数試合を、どう選手をやりくりして切り抜けるのか。再び始まる三連戦の初戦としても大事な試合になる。そろそろ”虎”の出番もあるかもしれない。

GW三連敗で順位的にも波に乗れていない熊本、上位に勝って仕切り直したいところだろうし、町田並のテンションで球際を攻めてくると思ったほうがいい。受け身にならずに、キックオフから相手を飲み込むような勢いを見せてもらいたい。

GW明けのアウェイ九州だし、きっとゴール裏少ないだろうなぁ…。という訳で、今回は今年始めてゴール裏行きます! やべぇ、チャントまともに覚えてない! 初めての熊本、楽しんできたい。日曜は熊本観光…じゃなくて、北九州の新しいスタジアムに行ってきます!!