ＧＷの連戦を連勝できた。平塚で一ヶ月ぶりに勝てた。…それだけの試合。互いに攻撃でミスるけど守備は頑張るという、観ていて何とも緊張感に乏しい内容だった。そんな内容でも勝ち点３に化けるのだから、セットプレーというのはホントに大事なのだと痛感する。
この日のスタメンは奈良輪が石原に変わったくらいで、珍しく(？)前節とほとんど変わらず。バイーアさんの連休は、次節と中３日になるからか。秋野神谷の”もったいないコンビ”はこの日も揃ってベンチ。久しぶりに野田がベンチ入りも、この日は出番無し。
そして試合開始となるわけだが。何やらキックオフからなーんかプレーがユルい。パスがグラウンダーでなくてポンポコと跳ねるようなパスが多くて、パススピードも遅ければ足元に収めてから次に移行するにも時間がかかる。相手に時間を与えてしまうから、パスが通らない。
それでも何とかゴール手前まで来れてもシュートまで行けないので、当然ヒヤヒヤもしない。それが湘南だけではなく山口も似たような内容だったので、ぽやーんとしたまま時間だけが過ぎていく。流れを変える出来事が欲しいなと思ったら、それは唐突に訪れた。
バイーアさんの代わりにＤＦラインに入っていた岡崎が、前半終了間際の４２分に負傷退場。代わりに秋野が入ってボランチに、俊輝がＤＦラインに。ここで試合の空気がグラついた。
２分後の前半４４分、コーナーキックを相手ＧＫが弾いたところに何故かそこにいる男、キャプテン代理シュンスケ。豪快にゴールに蹴り込んで先制。チャンスが転がり込んでくることもスゴいけど、きっちり決めてくれる頼もしさよね。もはやかつての永木氏ばりの存在感だ。
そのまま前半は終わって、グラついた空気も落ち着いて始まった後半は…多少改善されたもののやっぱり”ゆるふわ”なままで。なかなか積極的に前に出られず、追加点を奪いに行けない。
途中未月がＧＫとのタイマンを制してダメ押しー…というシュートがゴールポストに当たって何故かゴールの外に弾かれる、ミリ単位の不運もあったりはしたけれど。ついでにこれがＪ１相手だったらキャノンシュート食らってそうなピンチもあったけれど。結局そのまま試合終了。
これでスコアレスドローだったり負けたりしてたら泣き言のオンパレードになっていたところだけど、どんな形でも勝てたという事実の前には霧散してしまう。当然チームでは引き締めてくれるとは思うけど、手応えの無い勝利とはいえ連勝できたことをステップにしなければ。
そんな次節はアウェイで町田。連戦の近距離アウェイはありがたい。連休したバイーアさんには無双してもらわなきゃいけないし、岡山で体現できていたスタイルを取り戻してもらわなければいけない。というか、アレが最低ラインと言えるようになってもらいたいんだけどな。
アウェイ町田と言えば、２０１２年最終節以来。湘南の逆転自動昇格決定と町田の自動降格決定の明暗が、これ以上無くクッキリと別れた場所。町田も目の色を変えて復讐の牙を研いでいるハズ。正面から受け止めて、跳ね返せるような、強さを見せて欲しいものだ。
