湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【天皇杯・2回戦_vsYGUオリオンズ】『及第点未満』○6-0

両チーム、選手入場! #bellmare #山梨学院大学オリオンズ pic.twitter.com/vRmQ5KagdR— レヴィ (@revys48) 2016年9月3日

キックオフから1分で先制。8分、12分で追加点。鬱憤を晴らすかのように、大学生のゴールに襲いかかる湘南。しかし、やりすぎた。あまりに強烈すぎる先制パンチで、下克上を目論んでいたはずの山梨学院大学オリオンズの面々の心は、ポッキリ折れてしまったようだった。

相手の攻撃は湘南の守備陣にほぼ刈り取られ、イチかバチかのディフェンスラインの裏への抜け出し狙いしか打つ手が無いようだった。守備も湘南のスピードに対処できていなかった。

序盤のうちに試合を完全に支配できてしまって、そこから先は試合形式の練習のようだった。どこまでもやりたい放題で、このまま8-0くらいまでは行くかと思ったくらいだ。ところが4点目が入るのは、なんと72分まで待たされることになる。

前半の25分過ぎからどっちに攻めているのか、何をしたいのか分からないようなところがありました。観客の皆さんからため息が漏れるシーンというのは本当に的を射ていたと思います。

監督コメントでもこんなことを言われてしまっている。一番印象に残っているのは、この日は中盤で起用された三竿が、誰が見てもサイド前方にパスを出せるタイミングでバックパスをやらかして、1395人しかいないスタンドから明確な落胆の声が上がった場面。

こんな状況だからこそ試せることも示さなきゃいけないこともあったはずなのに、どうしてこうなってしまうのか。湘南スタイルはシンプルなサッカーのはずなのに、まるで好き放題に攻撃することを躊躇っているんじゃないかと思うくらいの時間帯があった。

相手が疲れた終盤にセットプレーから再び追加点祭りが始まって、最終的に2014年のアウェイ千葉戦以来の6-0という大勝となったが、及第点には遠く及ばない内容となった。

スタイル全開で相手の守備を崩してのゴールは、最後まで生まれなかった。ジネイとウェズレーの公式戦初ゴール揃い踏みと言っても、この日の展開ではそのゴールの内容を求めたかったところだ。もちろんようやくの初ゴールはメデタイ出来事に違いないんだけど。

約二ヶ月ぶりの公式戦大勝利という結果で、いくらかチームもサポーターの心もわずかではあるが重荷が取れた…はずだ。皆の心に差しこむ光が、状況を良い方向に導くと信じる。

リーグ戦が再開して、ラスト7マッチの初戦はアウェイでFC東京戦。もう残り全勝を狙っていかなければならない状況であり、今年『あの』秋元に一泡吹かせてやれる現状最後のチャンスでもある。永木にもコバショーにもお礼参りは済ませた。後は、FC東京だけだ。

去年のアウェイFC東京戦は、残留決定試合であり、あの時点での湘南スタイルの一つの到達点となったのは未だに鮮明に思い出せる。選手も悪い印象はないはずだ。結果を残してくれると信じて、家から一番近いスタジアム(笑)に乗り込むよ。