先制ゴールは完璧だった。相手の同点ゴールも素晴らしかった。決勝ゴールは…してやられた。身長差のある三竿のマークが一部で問題視されていたが、身長差があるからダメなんてことは無くて、相手に上回られたというだけさね。哀しいけれど。
雨中の決戦は見応えのある、内容も伴う、好ゲームとなった。しかし、勝てなかった。またしてもだ。これにて８連敗。内容が勝ち点に反映されないまま連敗を重ね、これにて８連敗。
自分たちのサッカーが出来ずに、どうにもならなかった試合なんて、鳥栖戦と浦和戦くらいか。あと一歩が踏み込めず、あと一本が通せず、あと１点が届かず……が積み重なって、こんなところまで落ちてきた。１４位１５位との勝ち点差、残り試合７試合で８。
やってる事は間違ってはいない…はずだ。それで結果がついてこないなら、どうすればいいのだろう。ここまでやれているのに、出口の扉を蹴破れないなら、どうすればいいのだろう。
サポーターはシンプルだ。信じるしか無いのだから。選手監督はどうすればいい。手応えもあるが、課題もある。余裕はない。残り試合は少ない。しかし、まだチャンスはある。
『没頭するしかない』んだ、きっと。一心不乱に、自分達のサッカーを更に尖らせ、少しでも相手に突き刺せるように、今まで以上に無我夢中に戦っていくしかないんだ。
「湘南の夏」と言われていた真夏の闘いは、日に焼けたかのような真っ黒な★が並んだ。９月になって、天皇杯を挟む。少しでも流れが変わってくれるといいんだが…。
きっとキジェさんはそんなことはしないとは思うんだけれど、天皇杯初戦の山梨学院大学オリオンズ戦には、ベストメンバーで臨んでもらいたい。残り７試合に明るい光を灯す充実した試合内容と、弾みをつける二ヶ月ぶりの勝利が…大勝利が見たい。
