正直なところ、とても戸惑っている。試合を観て感じたことと、試合後の選手監督のコメントがここまで食い違うことが初めてで、戸惑っている。ブログを始めてから初めての現象だ。
監督のコメントも選手のコメントも、試合内容について一定の手応えがあって、１ｓｔでやってきたことを継続できたし前向きでいこう、みたいな内容だ。…本当にそうだったのだろうか。
俺の感想なんて、監督選手スタッフの想いに比べたら無価値なものであるけれど。それでも、今回の試合が１ｓｔから積み上げてきたものを存分に発揮できていたようには、どうしても思えなかった。スタンドから見て、スカパー映像で見返しても、感想は変わらなかった。
今年の基軸となるアクションは、相手のブロックの中でボールを受けて打開するものだと勝手に思っていたのだが、前半は全くと言っていいほど見られなかった。チャレンジの姿勢すらキックオフから見られなくて、拍子抜けというか…頭の中が「？？？」となってしまった。
代わりにキックオフから、中盤を飛ばして前線のＤＦ裏にぽんぽこ蹴りこむ湘南。例えばこれが監督が授けた対マリノスの秘策なのだとしたら、まだわかる。しかし監督コメントによれば、どうも選手の判断らしい。１ｓｔで、こんなサッカーあんまりやってなかったやんけ君ら。
それでチャンスが作れていたらまだしも、流れの中からシュートまで行けた場面はどれだけあっただろう。後半になってからようやく見慣れたスタイルも出てきて、最終的なシュート本数は相手より多かったけど、枠内に飛んだシュートは少なくて。結果的には惨敗の部類だ。
最初の失点の場面、裏にスルーパス出されて抜けだされたのは仕方ないとして、だ。追いかけてきた石川が遅れてるなら、バイーアさんが正面で対応してプレーを遅らせてなきゃいかんとこなんじゃないの。三竿は簡単にマーク外されてフリーで触られてるし。
チャレンジの姿勢の見えない攻撃に、切り替えの遅い守備からの失点。あぁ確かに１ｓｔでも見られたかもねＨＡＨＡＨＡ～じゃないのよ。どうしてこれで、判で捺したように似たような前向きコメントしか出てこないのさ。
F・マリノスさんにアウェイで勝ったことで、ようやく自分たちの戦い方とか、自分たちがやんなきゃいけないことを再確認できて、それからの9試合は14ポイント取れたと。
そこで、今日の試合に臨むにあたって、2ndステージ全体で我々のチームとしての結論というか、映画でいうと最後のクライマックスがどうなってくのかを示してかなきゃいけないと。
そういう意味では、我々が積み上げてきたものの中で勝ちを目指すべきだし、もちろん相手によって対策することも大事なんですけども、それを選手と一緒にやっていくと言ってやりました。
本当に選手はよくがんばったと思います。
少なくとも「縦への美学」はあまり感じられなかったけど、本当にこんなコメントが出てくるようなサッカーができていたかな…。繰り返すけれど、０－３で負けたことに戸惑っているのではなくて、見て感じた事象との乖離に対して戸惑っているのですよ。
自分の節穴の目が、ますます信用できなくなってきた。だから目を休めるために…というわけでもなく、何故か土曜日に健康診断が割り込んできて回避不可能になったため、アウェイ新潟戦はお休みで。代わりに初の神戸は張り切っちゃう予定。
