湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・1st第16節_vs磐田(H)】 『チャンスは一度』○1-0

試合のペースは総じて磐田のモノだった。怪我人多発で連携に不安アリなんて記事さえあった相手に、こちらの守備はハマらずに翻弄され続けた。それでも、勝ったのは湘南だった。ワンチャンスをモノにしてゴールを奪い、攻めこまれてもギリギリのところで守り切った。

時間にして前半17分。なかなか相手に牙が通らずに、シュートさえ打てないまま迎えたコーナーキック。磐田ディフェンスが簡単にゴールラインに逃げてくれて得られた、最初のチャンス。蹴るのは右足でゴールに向かうボールの星矢か、左足の北斗か。

星矢のフェイクに続いて北斗から蹴りだされたボールは、瞬時の動きでマークを外した端戸へ。ダイレクトにシュートするには身体の向きが悪いと見るや、トラップで魔法のように足元でピタリと止める。その瞬間でニアにシュートコースを見つけ、冷静に豪快に叩き込んだ。

最初のチャンスの最初のシュートで先制できたのは、苦しい立ち上がりの中で大きかった。マリノス時代に中村俊輔をして天才と言わしめた端戸仁の、センスと嗅覚で奪った3試合連続となるビューティフルゴール。『やべっちFC』でも”さぶいぼ”のコーナーでも取り上げられたw。

…しかし、そこから先は湘南の攻撃が続かない。散発でゴールには迫れているものの、シュートに届かない。攻守の切り替えなどで見せ場は時折作ってはいたが、終わってみれば公式スタッツでのシュート本数は4本という有り様であった。

ベストメンバーではない磐田の方が…いや逆にそれ故なのか、シンプルにうまくボールを前線につないでくる。特にアダイウトンには、前半から何度か冷や汗をかかされた。磐田の攻撃パターンがそれほど多くなかったのが救いか。それが「連携の不足」ということかもしれないが。

こういう試合で勝ち点3を得たという結果は、もちろん大事。それでも、この日ダイスケも戻った現状のベストメンバーで、シュート4本に終わってしまったことを危惧してしまう。磐田はベストな布陣で無かったことを思えば、もう少し攻撃を形にしてほしかった。

我慢の勝利で、直近3戦を2勝1分で16位。…まぁ順位は今はどうでもいいがw、勝ち点5差の10位までは十分射程距離内。まだまだリーグをかき回していけるさ。逆襲の2ndステージへのプレリュードを柏相手にも奏でてくれると信じて、日立台に乗り込むよ。

そして寂しいお知らせ。パウリーニョ、千葉へレンタルバック(即松本山雅へ)。一年間の予定を繰り上げての返却は、クラブにとっても選手にとっても明らかな不幸だ。残念なことだ。個人的にはタオマフの背番号を5にしたくらいには期待していたんだけどなぁ…。

最近試合に出場してどんどこ経験値を蓄えている神谷くんに比べて、能力が劣っているとは思わない。聞いていたプレースタイルは、湘南にフィットする可能性は十分あったはずだ。試合に出ても何度か輝くプレーは見せてくれていたが、それでも結果としてこうなってしまった。

やはりターニングポイントはアウェイのマリノス戦か。途中出場で偶発的ハンド献上→即交代から、チームとの(曺監督との?)歯車が噛み合わなくなっていったとしか思えない。それともあれは最後のタガが外れただけで、ずっと問題は抱えていたのだろうか。

チームが調子を上げてきたところで現状で居場所がないのなら、この先湘南に残っていても天皇杯まで出番は無いだろう。それならばこの結末が明るい未来につながると信じるしか無い。松本山雅でも頑張れ、パウリーニョ。ユニ姿の良い画像が無くてゴメンな(涙)。