試合を全編オンデマンドで振り返る時間無いので、偏るのも何なのでエルゴラも封印して、現地で試合を観た印象と公式の選手監督コメントだけで短めに。
福岡の攻撃はシンプルだった。シンプルが故に迷いがない。かつての湘南もそうだった。正確には過去形ではないのだが、一斉にギヤを上げて攻めこむ勢いは残念ながら今年の湘南からは見出しにくい。時間をかけずにボールを動かせた時は良いんだけど、詰まることが多いのよね。
この日はスタッツ的には相手より多い１２本のシュートだったらしいけど、正直なところ「そんなにあったっけ？」という印象。ＧＫに冷や汗をかかせられるような攻撃は少なかったし、セカンドボールは相手に拾われ放題だったし、総じて福岡のペースだったように思う。
攻撃の展開的には光るものもあったが、肝心なところでシュートに行けなかった場面の印象が強く残る。キリノのスルーパスのスルー、ダイスケのゴール前での避けのドリブル優先…。
もっと綺麗にパスを通さなきゃ／受けなきゃとか、もっと良い形でシュートを打たなきゃって意識が強くなりすぎている気がするんだ。ペナルティエリア周辺での、ゴール前での強引さや思い切りの良さがまだまだ物足りない。この日の福岡との差は、そこら辺だけだと思うからさ。
最後は押し込まれて失点こそしたけれど、守備は及第点だったのではないか。特に久しぶりに表舞台に出てきたパウリーニョは鬼神の如き活躍で、ピッチを縦横無尽に駆け回っていた。ここ数試合何があったのかはわからないけど、この日の動きができるならもう大丈夫だろう。
福岡を侮っていたわけではないが…絶対勝って帰るつもりでいたから、ほんとツラい。まだ上との差は絶望するほど開いてはいないけれど、必死にアクセル踏んでも、周りも同じ速さで走っているから、差が詰まらないし広げられないもどかしさ。
周りに付いて行けている間に、何某かのブレイクスルーを期待したいが…。それを待ってはくれないキビシイ現実。すでに今日だが菓子杯アウェイ鹿島戦が待っている。闘いの中できっかけを掴んでくれることを祈るしか無い。今日はスマホでオンデマ観戦かなぁ…。
