湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・1st第10節_vs鳥栖(A)】 『我慢比べ』○1-0

とにかく風が強かった。ちぎれんばかりに旗はなびき、少しでも高く蹴ろうとすれば、容赦なく持って行かれる。そこには風上風下による有利不利も無かった。思うようにボールを動かせないなら、できることをやるしかない。足を動かすこと、守備の約束事を徹底すること。

…と書きだしたものの、風以前に双方とも互いのプレスに手を焼いて攻撃がなかなか形にならない。その上で裏抜けのロングボールを出そうとしても、風に翻弄される。湘南もショートパスから何度もチャレンジするも、ミスが多発してなかなかシュートまで行けないでいた。

すると、どちらかが失点につながるミスをするまでの我慢比べになる。湘南は攻撃が途切れた瞬間に、選手が一斉に戻りブロックを構築。リーグ戦初勝利で吹っ切れたかのように、前線からの徹底チェイス&シームレスアクションが徹底できていた。

鳥栖は、2014年の湘南の前線を支えて鳥栖に戻った『プリン』岡田翔平が、嗅覚を研ぎ澄ませて何度もDF裏に抜け出そうと試みていた。しかしツボさんが、負けない運動量できっちりマンマークで仕事をさせなかった。まったく、頼りになるお人である。

岡田はこの日、途中交代にも関わらずスプリント回数で(いつも)トップの高山の32回に次いで30回で2位だったそうな。3位は22回なので、二人の回数が飛び抜けて多い。両チームの最前線が何度となくチャレンジを繰り返した証であり、岡田が”湘南の子”である証でもある。

ゴールマウスを脅かす場面は鳥栖の方が多かったけれど、この日も村山がキレッキレで立ちふさがった。今日のパフォーマンスで、もうサポからの信頼は完全に勝ち得たことだろう。

試合が動いたのは、71分のこと。その直前、67分に入った大槻がキーマンとなる。今季ここまで無得点、この男も得点という結果に飢えていた。チームが初勝利したこの機に乗り遅れまいと、思うところはあっただろう。その渇望が、ゴール前で頭一つ大槻を押し出した。

コーナーのこぼれ球を、ダイスケがふわりとゴール前に放り込む。向かい風の中、GKが飛び出せない絶妙な位置に飛んで行くボールに飛び出す影二つ。大槻と、しまむーw。二人して競り合うように飛び込み、しまむーが相手DFの壁になったことが幸いしての、大槻のヘッド。

これにて、初勝利からの2連勝。2試合連続のウノゼロ、イコール2試合連続無失点。これまで失点過多で星を落とし続けてきたチームにとって、この結果は自信を取り戻すものだろう。そして順位は暫定ながら16位まで上昇。一気に下位戦線は予断を許さなくなってきた。

次節はホームでFC東京戦。ここまで3勝5敗1分、勝ち点10と波に乗れずにいる。つまり勝ち点8の湘南にしてみれば、直接対決で食ってしまえば暫定順位の入れ替わる相手なのだ。相手はここ4戦未勝利な上に、ベトナムの地でアウェイ戦を戦った直後でもある。

監督は甲府で何度も煮え湯を飲まされた城福氏、そしてGKには『あの』秋元のヤロウがいる。「優勝を目指すとはっきり言えるクラブにやっと来れた」発言は、未だに腹の中で煮えくり返っている。湘南も未だホーム未勝利、連勝の勢いをそのままに迎え撃ち、勝利したいところだ。

あ、トップの画像は、ネカフェの中ですw。ちゃんとタオマフ持参で行って入場時にはタオルを掲げたりしてました。オンデマンドはスマホでも観られるけど、画面ちっちゃいからね。