湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・1st第08節_vs大宮(H)】 『成長角度』×0-1

はーい、今回は少々ネガネガしますからねー。流石にここまで勝てないと、いつまでもポジポジでいられるほどノーテンキでもないので。…っと、いらん前置きをしておいて。

前回の記事で想定していたが、バイーアさんはスタメン落ち。ツボさん中心に大宮の攻撃には対応できていた。高さのある前線にも簡単にやらせなかったことで、バイーアさんの調子が戻らない間のDFラインの目処はついた。あとの懸念は連戦時のツボさんのスタミナか。

もはや恒例となっておりますが(泣笑)、内容的にはそれほど下を向く内容ではなかった。大宮の攻撃は前線任せで圧力は感じなかったし、事実やられてもいなかった。守備の寄せもキツくはなかったから、こちらの攻撃はもう少し展開を早められればなぁとは思ったけども。

内容的には大宮の想定内だったろうし、そこをこじ開けるための方法論が『湘南スタイル』なのだから、いつまでも「あとはゴールだけ」なんて言ってはいられないのだ。この日も惜しいところまでは行けていた。久しぶりにキリノが輝いていたし、何とかしてもらいたかったが…。

一進一退の攻防の決着は、三竿のPA内ハンドからのPK。角度のないところからのヘッドの折り返しに手を出す時点で冷静さを欠いているが、そもそもヘッドした選手のマークを誰かが放棄してゴール前でフリーにさせたから、他のマークについてた三竿の対応が遅れてしまったのだ。

どうしても勝ちたい試合で、80分になろうとするところで、またしても出てしまった守備の綻び。身体的/精神的なスタミナが先に切れてしまったら、勝てるものも勝てないよ。これも何度目かわからないけど、自分達の流れの時にゴールを決めておかないと辛くなる一方よね。

人数集めて(そうしたくないのに集まってしまうのかはわからないけど)ショートパスでサイドを突破していく攻撃パターンが増えたけど、そこで時間がかかってしまうが故に中央を固められてしまったり、突破に人数をかける分だけ中央に詰める選手が足らなかったり。川崎広島に引き分けた「殴り合い上等マシン」だった頃は、ここまで攻撃が滞るとは夢にも思わなかった。

ここまで未勝利でも、成長をしている実感あるからこそ選手は(少なくとも表向きは)下を向かないし、監督からもあくまで前向きな言葉しか出てこない。けしてそこにはウソは無いだろう。

だが、オフの主力4人流出からの再構築を目指した今年、去年の湘南の攻守を永木氏と共に支えたキクシュンの存在は大きかったはずだ。高山やダイスケの存在も勿論大きいだろうが、前から後ろまでこなせる彼は、替えの効かない度合いで言えば一番大きかったのではないか。

基本的な成長角度が45度だとしたら、キクシュンの離脱でどこまでその角度が浅くなったのだろうか。監督に聞いてみたいのだ。「ここまでの今年の湘南スタイルの成長度合いは、想定からどれくらい低いですか? ここからの成長を当初の目標まで高める算段はありますか?」と。

聞けたとしても、その答えに意味は無いのだ。でも、今の状況で「チームは進歩している」と言われ続けても、出せる空元気にも限界があるのですよ。本当に今進んでいる道は正しいのか、結果という形で示せる日が、一刻も早く来て欲しい。切実に。

次節は神奈川ダービー、アウェイマリノス戦。去年はホームでは引き分けているが、アウェイでは俺的ワーストな内容。歴史は繰り返すのか、巻き返しの1勝を掴み取るのか。まだまだ空元気には余剰があるからねw、ゴール裏から必死に声を枯らすよ。

大宮という近距離の相手でアウェイの動員がそれなりにあっても、観客数は9000人ちょい。ここらが観客を引き戻す分水嶺だ。経営を助けるためにも、勝利で空気を浄化しよう!