湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【YNC・第1節_vs名古屋(A)】 『開花』○1-0

直前の浦和戦とは逆に、相手の攻撃をほぼ完封して、初の無失点試合。流れの中での得点こそ無かったけれど、湘南は自分達のやりたいことを、ほぼやりきったように思えた。良い内容で掴んだ、公式戦初勝利。この1勝で掴んだ自信と共に、全ての流れを変えていこう。

スタメン発表で、ちょっとした事件が。レギュラー格のバイーアさんとシュンスケが、サブにもいない。最終ラインはツボさんと癒し系シマさんが入り、ボランチには石川という布陣。

後日、シュンスケは前十字靭帯損傷で全治8ヶ月と発表があった。筋力や試合感を思えば、天皇杯決勝まで行っても今シーズンの復帰は絶望的。焦らず来年開幕を目指して、じっくり治してほしい。ついでに動かせる部分を鍛えまくって、重戦車として帰ってきてくれ。待ってるぞ!

さて、試合だ。相手には電柱シモビッチに合わせてくる。そこへ古林氏のクロスが加わるんだから怖いなんてモンじゃない。キャンプ中の練習試合で勝ってるとはいえ、こちらの手の内を先に晒しているとも言えるわけで、当然対応策は練ってきているはず。

いざ試合が始まってみると、湘南のプレスに名古屋は右往左往してるのが見て取れた。名古屋も連度を上げてきているのだろうが、こちらも川崎広島浦和と試合をこなしてきて、チーム全体でのプレスの連動が上がっているのだろう。名古屋に攻撃の形をほとんど作らせない。

何と言っても前後半合わせても、名古屋のシュートは2本。前半はロスタイムにコーナーから頭に合わされた1本、後半は66分に一度カウンターからのシュートを許しただけだった。そこから連続のコーナーでピンチが続いたけど、そこでもシュートまで行かせなかった。

85分を過ぎたところで『湘南キラー』川又を投入してきたが、時間帯が早かったらどうなっていたか。最後まで集中は途切れず、古林氏にも決定的な仕事もさせなかった。

研究もしてきたであろう相手をここまで封じ込めての勝利は、自分達のやってきた/やっていくサッカーについての明確な自信を掴ませてくれたに違いない。サポーターの疑心暗鬼もこれで解消…するには、まだ足らないかな!(笑) 今回の展開なら流れの中から1点は取ってほしい。

事実、シュートは10本に届き、相手のゴールキックも13本まで伸びた。それでコーナーからの1点だけで勝利というのは、あまり諸手を上げてバンザイだけでは済ませてほしくない。後半途中から、スピードと嗅覚のキリノ投入というのはアリかと思ったけどなぁ。

そして…なんといっても『湘南乃虎』島村毅である。この男の”勝負師属性”は何なのだろう。大舞台で、ここで決めて欲しいというところで、必ずゴールを決めてみせる。メイン級の力を秘めつつも”代打の切り札”として牙を常に研ぎ続けることが、どれだけ大変なことか。

コーナーからの三竿のピンポイントのボールが、何故かその瞬間ドフリーになったシマムーの頭に弾かれて、華麗な軌道を描いてゴールに吸い込まれていった。元FWに自由にシュートを打たせたら、そら決められるよね。ただでさえ常にゴールを狙っているDFなんだからw。

何度かあった好機での精度を鑑みれば、開花状況は三分咲きといったくらいかもしれないが、それでも渇望した『開花』だ。ゴル裏の歓喜は、言葉では表現できない爆発であった。

この勝利を逆襲のきっかけにしなければならない…というタイミングで、クラブも動いていた。シュンスケ離脱の発表の”翌日”に、なんと長谷川アーリアジャスールの獲得を発表。

いやいやいや、何それ早すぎる。サポーターが反応に戸惑うくらいの異例の早さ。クラブの勢いを止めぬ朗報を差し込んできた。シュンスケ離脱に下を向いている暇は無いぞという、サポへのメッセージのようだ。試合は続く。戦いは続く。追いつき、追い越していかなければ。

週末はリーグ戦に戻って、ホーム平塚で神戸を迎え撃つ。直前のナビ杯で鹿島相手に4点取って勝ってきており、こちらも勢いに乗っている。そんな相手にスタイルを前面に出した試合ができれば…いやさ、ここは公式戦連勝という結果をもって、更に勢いに乗って行きたい。

試合はナイトゲーム。まだ夜桜見物にはちょいと早く、降水確率も少々高め。肌寒い中になりそうだ。肌寒さを吹き飛ばす、大熱戦に期待したい。湘南スタイル満開まで、あと少しだ!!