湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【YNC・第2節_vs大宮(H)】 『攻撃の精度』×1-3

(株)トライテラス代表取締役の坂本氏の挨拶があって、御前試合ともなったこの試合ではありますが。

いつも通り、試合の入りは良かった。一度ミスからちょっとしたピンチがあったものの、前半29分までは相手にほとんどシュートも打たせない完全に湘南のペース。今日はイケるかもしれんと内心拳を握ったものだ。

試合が動いたのはその29分。中盤からぽーんと3バックの真裏に出されたボールを、抜けだした大宮FW富山が受ける。後ろから固まって追いかけることしかできないDF3人。最後はループでGKの頭を越されて失点。ボールも飛び出すタイミングも絶妙…とはいえアッサリと決められすぎた。

ハーフタイムに大宮のベルデニック監督は、シンプルにボールを動かすことと、裏のスペースを狙っての攻撃を指示したそうだ。つまり、大宮は正面から湘南とぶつかるのを…付き合うことをやめたのだ。

その通りに、大宮の攻撃が中盤を省略したものが増えていく。鳥栖戦・清水戦の前半戦同様に押し込まれる状況が続いていく。後ろで回されて、食いついたところでロングボール。徐々に開いていくFWとDFの間隔。大宮FWが前からのプレスが強まり、湘南の持ち味が薄れていく。

ここで戦い方を変えられるのは、長くJ1で戦ってるからこそ。一つのスタイルを先鋭化させるしかない湘南は、戦い方を変えるなんて器用なことはできない。これはもう明確なウイークポイントなので、ある程度は仕方がないと腹をくくるしかない…のだが。

湘南も流れを引き戻すべ、メンバーチェンジを先に動く。しかし、ポジションが整わない間に追加点を許してしまう。ロングボールを頭でクリアしようとしたが短くて、相手に拾われてからは何も出来ずに失点。

しかし直後に、高山が入ったことでワンチャンスがあった。サイドをかけあがった高山からのセンタリングのこぼれ球を、コバショーが蹴りこんで1点を返す。互いのマークがズレている間に一発ずつ殴りあって。ロスタイムに前がかりになったところをトドメを刺されて…試合終了。1-3。

三点目はしゃーない。エアポケットに落ちたかのような最初の失点だけは、どうにかしてほしかった。常に狙われることを意識していてほしかった。裏へのボールの対策は、今の湘南が一番気をつけなければいけないところ。

しかも普段狙われてるサイドハーフの裏じゃなくて、何故かセンターに固まってた3バックの真裏だからねぇ。前半あんだけ形を作っておいて無得点の湘南、ワンチャンスをモノに出来る高い精度のプレーができる大宮。この差が出てしまった。

「つまんねぇ試合だ!」試合後のゴル裏では、挨拶に来たチームに少々のブーイングが出てしまった。つまらないのは当たり前だ、相手はこっちのストロングを潰しにきているんだから。自由にやれたJ2とは違う。付き合ってくれていた前半に得点できるようにならなきゃ、楽しい殴り合いになるわけがない。

ゴールに向かうまでの展開力は十分イケる確信は掴めたはず。クロスやセンタリング、シュート…得点に向かう最後のプレー。縦ポンへの対応と共に、攻撃の精度を上げていこう。まだまだ、やれるはずだ。

試合時間は薄ら寒かったんだけど、当日の午前中から昼過ぎまでは小春日和でポカポカ暖かく、良い花見日和でした。平塚総合公園は桜が満開、美しかった~。