湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・第26節_vs鹿島(H)】『帰還オーディナリー』△2-2

久しぶりのスタジアムは、吹き抜ける風は時折涼しく、秋が近づいてきたのを感じた。スタンドが緑と赤で二分されて、それぞれの感情がぶつかりあう熱い試合となった。試合でここまで高揚することすらも、久しぶりだった。

スタメン

442を匂わせておいて田中を最終ラインに入れてのいつもの352。まぁミンテ不在での特殊なケースだろうけども。とはいえ素直に舘じゃなかったのはよくわからないな。そうまでして田中と奥野を併用したかったのだろうか。

福田くん、観るたびにプレーにキレが増してきている気がする。隙あらば使い続けて経験を積ませれば、スポンジのように吸収して成長してくれそう。

試合

キックオフから延々と自陣に押し込められていた。ボール自体は時折相手陣内まで飛んでいくがマイボールにできないまま攻め続けられ、7分32秒に失点。この状況、相手陣内でFKを獲得する10分過ぎまで続くという悪夢。

そこからも更に鹿島の時間帯が続いたが、流れが変わるのは34分44秒大橋のファーストシュートまで待たなければならなかった。どんだけ押し込まれてたのかと。

左サイドのおスギから、小野瀬の走り込みに反応した早いタイミングでのスルーパス。小野瀬がヒールで落としてDFを置き去りにしたところに走り込んできたのは大橋、勢いのままにゴール左端にブチこんでみせた。お見事!

39分にはカウンターから2対2。大橋からカンペキなパスがゴール前ドフリーの章斗に通り、GKと1対1。ワントラップして、飛び込むGKを躱すチップ気味の浮かせたシュート。これで逆転…と思いきや、ボールはゴールから逸れていった。

何してくれてんの章斗!? うわー最悪やーと頭を抱えたが、即座に流れを強引に引き戻したのも章斗だった。43分、混戦のゴール正面でDFの股をぬくシュートで鹿島のゴールをこじ開けてみせた!

とはいえ鹿島にペースを握られているのは間違いなく、後半も受けに回ることなく隙あらば点差を広げていきたいところだったが…そこまで甘くはなかった。展開こそ一進一退だったが、鹿島の圧に晒される時間は長かった。

そして後半終了間際の87分。左サイドでやーまんが簡単に飛び込んだところをかわされ、クロスを放り込まれる。上田が頭で合わせようと飛び込んだところに、前に入られた岡本が遅れて足を出してしまい、頭を蹴ってしまう。

これにVARが介入して、OFRの末にPK。富居もコースを読んでいたが防げず。AT7分の表示、残り5分。その間に湘南にコーナー4本、鹿島も超決定機1回とコーナー1本。最後まで互いに勝利に手を伸ばし続けたまま、試合は終わった。

総評:☆☆☆☆☆☆

勝てた。勝たなければいけなかった。あの鹿島相手に今季初の逆転勝利、というところまであと一歩だった。あと数分というところでの失点を、今まで何度繰り返してきただろう。そういう意味では本当にガックリきた。

ただ、自らを助けるチャンスはあった。2点目直前の章斗のドフリーもそうだし、85分にも福田のGKとタイマンの場面もあった。福田んとこはコースが少々無かったとはいえ、余裕はあったように見えたがなぁ。もったいなかった。

悪い面も多く出た。キックオフから前に出られない悪癖。終了間際に失点する悪癖。PKの場面も前に入られた時点で負けだし、そもそもクロスを簡単にあげられすぎ。飛び込むんじゃなくて粘って遅らせてほしかったぜ、やーまん…。

あっさり先制されて、ここまでアカンところが出たなら、今季途中のドン底な時期だったら、0-3やら0-4…鹿島がベストメンバーだったならソレ以上の大差で終わっていたかもしれない。淡々と失点していく姿が目に浮かぶ。

だからね。チームがこの時期に『戦える』までに調子を上げてきてくれたことが、ホントに嬉しいんだ。少々遅かったけれども、まだ何も終わってないからね。比喩でもなく、事実として、まだ何か決まったわけじゃないんだから。

次の試合は

ル杯を挟むので次の試合は2週後。9月16日(土)に、アウェイで相性の良いイメージが無い札幌戦ですよ。リーグ戦では9試合勝ててなかったが、前節ではガンバさん相手に4-0勝利と大爆発してたりする。

さて、2週間あれば軽度の怪我人も戻ってこれるだろうし、その時のベストメンバーを組めることだろう。札幌さんは毬さんとル杯を戦うけれど、この日程なら影響は無いだろうね。全力をぶつけあう試合になってほしい。

無抵抗に蹂躙されまくって突きつけられる『結果』なんてノーセンキューだが、それが戦い抜いた『結果』なら、受け入れるだけさ、そりゃもちろん言いたいことは出てくるにしてもね。さぁ残り8試合、最後まで泥臭く足掻こうぜ!!