82分、湘南のコーナーキック。ゴール前のこぼれ球をシュートしたものの跳ね返され、そこから一気にカウンター。3点リードでも追加点を狙って攻め上がっていた湘南、対応できたのは一人残っていた若月大和だけ。
全速力で並走、切り替えされて足がもつれても諦めず、わずかにボールが離れたタイミングで足から飛び込み、ボールを蹴り出してみせた。直後に盛大に足をつってコレがラストプレーとなったが、この日一番印象に残ったプレーとなった。
スタメン
JリーグYBCルヴァンカップグループステージ3節
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2023年4月5日
🆚 #清水エスパルス ⏰19:00KO
スタメン発表🔥
GK #馬渡洋樹
DF #山本脩斗 #大野和成 #松村晟怜
MF #岡本拓也 #山田直輝 #奥野耕平 #平岡大陽 #中野嘉大
FW #鈴木章斗 #若月大和 pic.twitter.com/LbPubaSJpk
前回ソンくんか富居かって書いたら、GKはどっちでもなかったでござるよ。ソンくんをあくまでリーグ戦に合わせて調整させているのか、それとも余計な負傷を抱えたか。何にしてもスタメンは馬渡。この日も試合途中で足をつっていたw。
DFが山本/大野/松村。アンカー奥村、右に岡本、左に中野。前線は平岡やーまん鈴木若月。ワイド不足で中野こそ連戦だけど、他はスタメン総入れ替え。鈴木章若月のコンビは期待感抜群。今後も注視していきたい。
サブにも新しい顔が。吉田、鈴木淳、そして石井久継。全員試合に出て経験値を獲得。というか山下…まだスタメンで出て来れないのか…。
総評:☆☆☆☆☆☆☆☆
直前に監督交代となった清水。秋葉新監督は、1年でのJ1復帰を目指しての再出発に際して、こんなことを語っていたそうな。
【清水】秋葉忠宏新監督「『超攻撃的、超アグレッシブ』に戦う」、選手起用の基準も示す | サカノワ
『攻撃的、アグレッシブ』ではないよ、『超攻撃的、超アグレッシブ』に戦うんだと。(中略)一定のクオリティ、一定のインテンシティ、一定の走力は落とさず、やれた人しか出さない。ハッキリした競争が始まっています。明確な僕の基準を下回っている選手を試合に出すことはありません。その基準をクリアしたうえで、ストロングだったり、チームの狙いを体現してくれる選手を、しっかり使っていきたいです
走力だのインテンシティだのは、湘南の軸でもある部分。そこの部分を押し出して、再スタートの勝利をと意気込んで乗り込んできた相手を、サブ組主体で真っ向から受け止め、その上で跳ね返した。
前半に鈴木章斗の初ゴール、そしてもうベテランの域なのに一番の新人みたいなwやーまんが健在っぷりをアピールするゴール。後半マンツーで徹底抗戦してきた相手に苦労しながらも、やーまんが技アリの追加点を奪い、無失点で逃げ切り。
ベテランと若手が調和してチームとして戦えていたし、何の心配もなく、何の不満もない、今季初の文字通りの『快勝』と言っていい。
もちろん要求は無いでもない。連携や連動が足らないのは仕方のないところだからね。その部分は徐々に擦り合わせていってくれればいい。リーグ戦組にも良い影響をもたらすであろう、公式戦連勝。良きかなよきかな。
そうそう、最初に書いた場面は3分ほどの短いハイライト動画にもしっかり拾われていた。それだけ胸を打つプレーだったということ。1分59秒あたりから。
次の試合は
日野から一番近いアウェイ、味の素スタジアムでFC東京戦ですよ。東京さん、ここまでのリーグ戦、2勝2敗2分で湘南と全く同じ。得点も失点も湘南の半分くらいで、得失点差で湘南が順位が上の8位と9位の対戦となる。
湘南は、ガンバ戦、清水戦と、良い流れが出来つつある。順位的に直接対決ではあるけれど、まずはこの流れを止めずに戦っていきたい。ここから加速して、開幕戦の流れの延長線上に早く戻りたいものだ。