今は内容よりも結果、なぁんてね。そんなアタリマエのことをヘイトまじりに声高に叫んだところで、何も変わりはしない。それだけの逆境の中に、クラブはいる。
そんなもの、いつだって内容より結果なんだよ。良い内容の10敗よりも、クソ試合でも10勝のほうがいいに決まってんだ。
でもさ、今だけ、今だけ未勝利ってことを忘れて名古屋戦を思い返してみようよ。新コロで一時的に失われた戦力の中で、チーム全体でよく戦っていなかったかね。語るに値しないような試合だったかね。どうですかね。
スタメン
明治安田生命J1リーグ第7節
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2022年4月6日
🆚 #名古屋グランパス ⏰19:30KO
スタメン発表🔥
GK #谷晃生
DF #福島隼斗 #大岩一貴 #大野和成
MF #古林将太 #茨田陽生 #山田直輝 #石原広教
FW #タリク #大橋祐紀 #瀬川祐輔
SUB 富居 山本 蓑田 鈴木淳 ウェリントン 若月 鈴木章#bellmare #ベルマーレ pic.twitter.com/jkmFKZBW1M
少しずつではあるが、選手が戻ってきている。それでもまだまだ層は薄い。開幕直後、ルヴァン組でもこんな強度のスタメンが組めるんだとワクワクしたメンバーには、ほど遠いと言わざるをえない。だが、これが現実。切れるカードの全て。
『天は自ら助くる者を助く』とはいえ、それにだって限界はある。米本はレンタル元とは試合できず、田中は代表戦で負傷。どうすんのかと思ったら、ボランチやーまんという苦肉の策。これが非常事態と言わず何であろうか。
総評:☆☆☆☆
前半は本当に素晴らしい内容で何度もゴールにも迫って先制もできて。後半前には出られなくなったけれど粘り強く守っていて。福島のオウンゴールはQBKだったし、不運だ仕方ないって考えることもできた。
そのままドローで終わっていたら☆6つけちゃうくらいには、よく戦えていたと思うんだ。でもねぇ…流石に試合終了間際に一発レッドで献上したPKが決勝点だと、減点せざるをえないわけですよ。なぁ広教や。
PA内で前に身体を入れてきてるし、後ろから手をかけたようになっちゃった時点で、どんな意図があったにせよ無かったにせよアウトでしょ。ダイレクトボレーにいける感じでもなかっただけに、一度触らせてもよかったかもね。もったいねぇ。
何より痛いのが、次の試合に出場不可ってことよ。岡本も手術だってさ。誰も帰ってこられなかったら、ワイドを主戦場にしてる選手がもうコバショーしかいない。左ワイドには誰を回すか…。やーまん…いやもったいないだろー…どうすんのかな。
次の試合は
日曜に平塚で磐田戦ですよ。磐田もまた残り6クラブとなった1勝以下グループの仲間である。もちろん、そんな状況で弱ってる相手に手心をくわえる余裕なんてありはしないだろう。浮上のための踏み台くらいにしか見ていないかもしれんね。
湘南は、磐田戦で勝てないと2016年のクラブワースト未勝利記録に並ぶそうな。そうだ、あの年はGWまで未勝利で、マリノス相手にアウェイで勝ったんだよなぁ…。試合後に奈良輪がピッチに突っ伏して号泣してたりしてたなぁ…(トオイメ。
さて、現実逃避はここまでだ。クラブの持てるチカラ全てで戦った結果じゃないとはいえ、勝利に届いていないのは確か。そして、規定で療養期間は決まっているし、キセキのように怪我が治ったりもしないのだ。
選手達の意地に期待したい。それが勝利につながれば一番いい。喜ぶ選手達の姿を早く観たい。でも、それでも。やっぱり「結果にとらわれすぎるな」と伝えたい。
まずは顔を上げて、対戦相手を見据えて、大地を踏みしめて立ち上がり、ファイティングポーズをとること。そして試合終了の笛が鳴るまで、集中を切らさないでチームとしてのタスクを遂行し続けること。戦う姿勢だけは失ってくれるなよ。