湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

2020年回顧録

湘南ベルマーレは、2020年のJ1リーグを最終節での逆転最下位という結果で終えた。正式に降格が無くなってからは、だからこそ順位にはこだわりたいなとは思っていた。コロナに救われた~なんて事実を残したくなかったからね。

だから、最下位で終わった事についてはもちろん残念だったし、名誉なことであるわけがないというのもわかっている。でも、その責任を誰も取らないのか~なんて怒り狂うほどのモンでもないじゃろ、とも思っている。

開幕~コロナ中断~無観客試合再開~有観客試合再開

公式戦のホーム初戦、ル杯大分戦を他のイベントに参加していて見逃してw。リーグ戦初戦のホーム浦和戦の敗戦を見届けて、中断。4ヶ月後の7月頭にホーム仙台戦で無観客での再開、その2試合後にはホーム札幌戦で有観客での再開。

どうにかシーズンは完走できたけども、有観客試合が再開してからもスタジアムで観戦すること自体の不安感はどうしても残った。何せ自分がどれだけ気をつけていても、周りの誰かが一人でも注意を怠っていたらオシマイなのだから。

俺自身は、仕事で東京の僻地から神奈川の山奥まで2時間かけて日々通勤している身なので、移動自体はもう仕方がないと割り切っていた。でも、大人数収容の箱に集まるというのは別問題なのよね。同じとこでじっとしてるわけだしさ。

プロ野球をも含めた全ての会場で、大規模クラスターは発生しなかった(よな?)。これは対策がカンペキだったからなのか、それとも奇跡の連続だったのか。来年も終わりの見えない闘いは続くのだろう。プロスポーツ興行の火を消してはならない。

第22節まで

チーム練習自体ができない期間もあって、リーグ戦が再開したらしたで過密日程で、調整くらいしかできないまま連戦が続いていった。

そんな状況下で、初めて開幕からトップチームの指揮をとる監督が、自分の戦術を浸透させていかなければならなかった。浮嶋さん自体も大いに悩んだだろうし、その悩みを反映したかのように、チーム状況は一向に上向いていかなかった。

遅攻というか、パスをつないで相手を崩していこうという意図自体は見えていた。しかし選手同士の距離感や位置取りが合わないのか、当てずっぽうにパスを出してるようにしか見えない場面がいっぱいあった。

守備でも選手が連動できなくて、お家芸のアクティブプレスが成立しない。結果、攻撃も守備も丸っきり形にならない日々。外から見れば暗中模索五里霧中の状況が、リーグ戦を再開して3ヶ月以上が過ぎた10月半ばまで続いていた。

この時、実は

数年後には湘南サポをやめているかもしれないなぁ…なんてことまで考えていた。育成に関わってきた浮嶋さんが、こうまで苦労している。例えば今の状況が来年まで続いていたとしたら、降格で浮嶋さんも交代していただろう。

新しい監督が新しい路線を引けない、新しい魅力のある湘南スタイルを確立できないならば、サポを続けていく理由は無くなってしまう。以前も書いたけども、地元民でない人がサポを続けていくのは、理由が必要なんだ。

第23節以降

一度は逆転された試合を、今まで複数失点したらゲームオーバーだったチームが再逆転して勝利した、第23節のホーム柏戦。ここがターニングポイントになった。

何が要因だったのかは全くわからない。それこそイヤーBlu-rayで語られてくれなければ困ってしまうw。とにかく、空回りしていたチームが、急にカッチリと全ての歯車が噛み合った。そしてこの試合を含めた6試合で勝ち点+14という大戦果。

その後のラスト7試合未勝利と尻すぼみに終わったことで、結果的には最下位という結果に終わったけれども、それは22節までの負の遺産のせいでもある。

前からの連動プレスも、ボールを奪ってからのカウンターも、遅攻からの組み立ても、そこそこ出来るようになった。スクラップ&ビルドに時間をかけすぎたことは否めないが、このラスト13戦での内容を観て、個人的には大きな手応えを得た。

数字遊び

各クラブのラスト13試合の勝ち点を比べてみるとこうなる。もちろん試合の消化日程が均一でないし、対戦相手も平等ではないので、本当にただの数字遊びでしかないのだが、全体でド真ん中あたりの順位になる。※同じ勝ち点なら最終順位通りの順番にしてます

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この比較に意味などありはしないかもしれない。でも、早期に柏戦以降のレベルに達することができたなら、2021年シーズンは一方的に蹂躙されるだけじゃない、そう悪くはない闘いができるのではないか…なんてくらいは、思ってもいいのではないか。

選手の入れ替わりの激しいクラブにおいて、土台…歴史や伝統と言ってもいい…となるのは『成功体験の積み重ね』しかない。「こうすればいいんだ」というモノを、残る選手の共通認識としても、映像資料としても残せたことは大きいハズ…だから。

ベストゲーム&ベストゴール

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ベストゲームは、第27節アウェイ神戸戦。ターニングポイントの柏戦も考えたけど、無失点で抑えて2得点どちらも素晴らしかった、こちらを選出。

ベストゴールは、この試合の1点目。GKから長短のパスをつないでつないでのロングカウンター。浮嶋湘南スタイルの一つの理想形がここにある、気がする。2点目の未月のウルトラロングシュートは、Jリーグの年間ベストゴールに選ばれる快挙!

そして、2021年へ

もう既に色々と移籍市場を賑わせているわけですがw、また新たな出会いと寂しい別れの季節ですなぁ…。そんな中で、来年最初のイベントが発表されましたな。去年は馬入でやったヤツを、スタジアムでやるらしい。まぁ管理はしやすい、かな。

ん? と思ったが、どうやらネーミングライツは1月末まで生きているようで、このイベントではまだ『Shonan BMWスタジアム平塚』であるらしい。もう1週間遅らせて『レモンガススタジアム平塚』最初のイベントに…あぁキャンプとかあるもんなぁw。

1月4日のル杯決勝観戦もキャンセルしちゃったので、来年1月の記事は新体制発表ネタとコレだけになりそうです。来年もよろしくお願いします。