湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・第29節_vs横浜FM(A)】『自分リスタート』×1-3

新たな始まりの日、である。唯一の問題はこの日を含めて残り6試合しかないということだが、ジタバタしたって海外キャンプをする時間が生えてくるわけじゃない以上、今持っている手札だけで勝負するしかないのだ。

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スタメン

浮嶋監督の初陣なわけだが、いつものフォーメーションかと思わせておいて、冬一を左サイドバックに下げて、やーまんを左ワイドに回した4-4-2。これが浮嶋体制の基本になるのか、マリノス対策の奇襲なのか、変幻自在に運用していくのか。

DF中央には坂&大野。金子出停、未月負傷(?)ということで、中盤の底はシュンスケ天馬。右サイドバックに岡本を下げ、右ワイドにはコバショー。最前線にリョーゴと並び立つのは、なんと山口。実に5ヶ月ぶりのスタメンだそうな。

代表帰りの杉岡氏はサブに。サブに甘んじるようになった山根は何を思うか。前線の枚数が減ったので、柴田・梅崎・野田・クリスランらの候補がサブに集まる。山口の大抜擢こそあったものの、選手選抜的には目新しさはソコだけかな。

山口はこういう試合で選ばれるのだから、よっぽど好調なのかと思ったのだが、チーム全体を引っ張るような輝きは見せられなかった。本人が一番無念であろうな。

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試合

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キジェさん時代の4-4-2は、どうしてもゴールが必要な場合に2バックのまま両サイドを押し上げる、2-4-4に近いファイヤーフォーメーションだったが、浮嶋さんの4-4-2はオーソドックスなモノに見えた。

ブロックを作ってスペースを埋めて、守備面は安定した。単純に人数が増えたという事もあったし、流れの中から完全に崩されての失点は無かったしね。ただ、ちょっとでも隙を見せるとこうなっちゃうのがJ1上位相手の試合なんだ。

1失点目は冬一がマークについてたけど、一瞬でコース作られた。2失点目のFKも、やーまんのファウルは軽率だった。FK自体は秋元はノーチャンスだっただろうけど。3失点目のPKは、秋元のミスから始まって、岡本がぶっちぎられた所だしね。

これが中位~下位ならミスってくれたりするんだろうが、上位を争う闘いに挑むチームというのは、一人のミスをチーム全体でカバーしてくるし、チャンスを決めきってくるんだ。そう、去年のルヴァン杯の湘南のように。

前半は攻撃は何度かのチャンスは作れていて、勢いが維持できていたが、後半はトーンダウン。今のところはオーソドックスな4-4-2からでは、選手が後ろから湧き出してくるのが一歩遅く見えた。

本当ならば、その辺りは時間をかけて改善していきたいところなんだが…どう対処していくのか。最初から3-5-2だったら、いくらか違ったんだろうか。

あ、右サイドからは途中から単調なクロスばかりになってたので(味方のフォローが足りなかったところもあるにせよ)、コバショーから個でも打開できる山根へのチェンジというのは観たかった、かな。

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総評:☆☆☆

これが開幕戦だったら、新監督の初戦という意味もこめて、まだギリギリ及第点をつけようかというところなんだけど。

だが、シーズン残り6戦という段階では、やはり物足りない。失点するなとは言わないが、明らかなミスが絡むのはアカン。最後のゴールで意地は見せたが、その意地を3失点する前に見せられれば、試合の流れを変えられたかもしれないんだ。

リスタートの試合でそこまで求めるのは酷だろうか。だが『自分たちのもともとのスタイルを取り戻すということで、1週間やってきた(監督コメント)』ならば、もう少し内容を求めたかった。元々やれていた事なんだから。

ともあれ、清水戦川崎戦から比べたら闘えるレベルまで戻せたのも確かで、これから進む道が見えてきたハズ。あとは道をどこまで伸ばせるか、だ。


DAZNハイライト20191019 横浜F・マリノス戦

次の試合は

2週間後に、残り2試合となったホームでの試合、ガンバ大阪戦ですよ。ガンバさん、気がつけば中段以下グループのトップ9位まで復調してるのは流石の修正力。

湘南は4連敗で、引き分けた鳥栖に抜かれて16位転落。17位の松本山雅とも勝ち点2差に迫られて、一気に自動降格が見えてきた。

この2週間で、あの出来事直前の磐田戦のレベルまでチームを戻して、ガンバ戦に勝つことができれば、残留の目も出てくるだろう。逆に言えば、ここで一定以上の手応えを掴めなかったら、相当厳しくなる。

もちろん全てを諦めるには早すぎる。しかしガンバ戦の先の3試合は桜大阪/FC東京/広島の上位陣。この一年でチームの完成度を高めて上位にいる相手から勝点をもぎとるのは、簡単にはいかないだろう。

だからこそ、ホームで久しぶりの勝利で弾みをつけたい。残り5試合で加速していく起爆剤となりうる内容と結果を求めたい。練習場が自由に使えないという悪条件の中で、どこまでやれるのか。浮嶋さんの手腕に期待するしかないが…。