湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J2・第29節_vs熊本(H)】 『静かな炎』△0-0

試合終了後の秋元の姿が、全てを物語っていた。整列する時から憮然とした表情、戻ってきてDAZNのインタビューに答える時もやたら声が低い。それは後半ロスタイムのスーパーセーブで昂っていたから…というだけではなかった。そこにあったのは、静かな怒りの炎だ。

前節の監督の言葉を借りるなら、『正解』へ至る道はいくつも示されていたにも関わらず、そこにたどり着くことができなかった。後は手を(足を)動かすだけだったというのに。

この日のスタメンは、連戦でお疲れかジネイがサブへ。代わりにムルジャが待望のスタメン。ジネイとは役割が違う中で、端戸やーまん表原とどの程度連携が取れるのか期待して観ていた。

キックオフから攻勢に出る湘南。攻撃はほぼやりたいことはやらせてもらえていた。相手のプレスもそれほどキツくなく、セカンドも拾えていた。千葉戦の苛烈なプレス地獄の後だけに、久しぶりに前を向いて思う存分プレーするところを見た気がする。

熊本の守備網を突破して、何度となく好機を演出できていた。ゴールは遠くないだろうと思ったし、こんだけやらせてもらえてるんだから、ゴールは決めておかなきゃいけなかった。

支配率6割弱、シュート9本、枠内4本。平均ポジでもこんだけ押し込んでる。後はゴールだけ、じゃなく、ゴールが足らない。 #bellmare pic.twitter.com/VlLipZ3JDz— レヴィ (@revys48) 2017年8月20日

ただ、前半の調子で行ければ後半も…と期待はしていたのも事実。しかし、熊本もハーフタイムで修正してきていた。湘南止めるにゃ刃物はいらぬ、ちょいとプレスをかけりゃ良い。

熊本が前半よりプレスの強度をちょっぴり強めてきただけで、湘南の攻撃から迫力が失われてしまった。攻撃の全てを絡め取られてしまうようなモノではなかったし、最終的にシュートの本数も15本まで伸びているのだから、攻撃の形自体は総崩れになったわけではないのだ。

どんな形でもいいから前半のうちに1点でも積んでおけば、何てことのない試合になっていたように思う。真夏の連戦を無敗で乗り越えたのだから、本当なら諸手を挙げて誉めたいのだが…。選手達の胸の静かな炎を、これからの試合への火種にしてもらうしかない。

弱り目に祟り目というか、後半開始直後には途中でムルジャが負傷で交代してしまうアクシデントがあった。重症でないことを祈りたいが、肉離れとなると長期化は避けられないだろう。勝利を呼び込むゴールの直後だけに本人も悔しいだろうが、きっちり治して戻ってきて欲しい。

とりあえず首位堅持で、勝ち点60一番乗り。福岡が当たり外人引いた名古屋に直接対決で敗れて勝ち点差3に詰め寄られ、さらに2差離れて徳島。じわりじわりと上位の差も縮まってきた。ここで足を止めずに、加速していきたい。

次の対戦相手は、アウェイで群馬。クラブ本体がなかなかに面倒くさいことになっているらしいが、チームは首位を食って最下位に沈む現状を打破しようと、必死に食らいついてくるだろう。それを跳ね返し、熊本戦の反省を活かして大勝利…と行けますかどうか。

今回、夏休み最後の週末だったというのに体調崩して、平塚に行けずにDAZN観戦でした。群馬には万全の体調で行きたいなぁ…初めてなのよね、醤油スタ。