湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J2・第20節_vs横浜FC(A)】 『D.H.O.G.』○1-0

2位/3位対決、神奈川ダービー。ホーム京都戦の”熱”が、三ツ沢に凝縮して燃え盛っていた。試合の一週間前には完売していた湘南ゴル裏は、試合前練習からテンションMAXで選手を鼓舞し続けた。得点はオウンゴールのみではあったが、最後まで集中を切らさずに守り抜けた。

この日のスタメンは3バック。最初からしまむーを入れて、高さが必要な場面ではイバと競らせる。ついでに(?)杉岡氏を一列上げて、最近の後半からのオプションをキックオフからやってきた形だ。前線はジネイ/端戸/やーまん。やーまんがこの日も躍動していたな。

キックオフから攻勢に出るのは横浜FC。どうも普段は3バックのところを4バックスタートしていたらしく、慌てた湘南が後手に回っている間に何度かチャンスを作られた。序盤にいきなりペナルティエリア付近のFKも早々に献上してしまったが、それも何とか防いでくれた。

怖いイバはぎりぎり対応できていたが、なかなか攻撃の糸口が掴めないでいた。出鼻をくじかれたことが影響しているのか、シュートになかなか届かない。寄せては返す波にように、互いに最後の一線だけは越えさせない守備を見せる。緊張感のある展開で進む。

試合が膠着し始めたかなーというところで、思わぬ先制点が舞い込む。前半35分。左サイドからのスローインを右サイドに展開すると、ゴール前を固める横浜FC守備陣、前に出てこない。ボールを受けたのは上がってきた山根、ノンプレッシャーで狙いすましたクロス。

ボールは中央に飛び込むジネイと杉岡の頭を越え、ファーに走りこむやーまんの元へ。更に奥には端戸も走っていたが、ボールの落下点に走り込んでいたのは、横浜FCの小宮山だった。

おそらくやーまんの姿は見えていただろう。触らずに流せば大ピンチになっていたはずだ。そこで瞬時に、頭で流してゴールラインに逃げることを選択したのだろう。しかし無情にもその選択は、ベストゴール級の華麗な『ダイビングヘッドオウンゴール』となってしまうのだった。

前半はチャンスすら作れなかったけど、人数をかけてチャレンジはできていた。だからこそ山根にチェックを行かせないほどに横浜FC守備陣を押し込めた。やーまんと端戸が走りこんでいたからこそ、オウンゴールにつながった。これもまた湘南スタイルから生まれたゴールなのだ。

そして後半。押していたのに先にショッキングな失点をして横浜FCが浮足立ったか、このままではイカンと湘南がネジを巻き直したか。後半は一転して湘南ペース。

ゴール左隅をかすめた俊輝のシュート。惜しくもGKに防がれた未月のヘッド。クロスバーに弾かれたやーまんのミドル。ようやくゴールに迫る場面も増えてきたが、なかなか追加点が奪えない。このまま攻めきって試合終了ならばよかったのだけど、最後にもう一波乱あった。

78分にカウンターで5対4の場面で、もたもたしてシュートを打てなかった所から流れを横浜FCに渡してしまった。そこから短くない時間をディフェンスに奔走し、何とか守り切った。追加点を奪って試合を決めてしまいたいところで、もったいないことをしたものだ。

終わってみれば両軍合わせてオウンゴールのみという試合ではあったが、総じて上位同士の試合に相応しい緊張感漂う好ゲームになった。その上でギリギリ競り勝てたのは大きい。試合後の湘南ゴール裏の歓喜の宴の楽しそうなことよ。混ざりたかった!

これにて福岡と共に勝ち点40に到達、3位以下とは若干差が開いた形となった。下を見れば、3位から11位までが勝ち点3以内という大接戦。この混沌の渦に巻き込まれないように、一歩ずつ進んでいければいいんだけれども。

明治安田生命J2リーグ 順位表:Jリーグ.jp https://t.co/rdI5ddOPHr3位から11位までが勝ち点3差以内なんて冗談じゃねぇ! こんな大混戦、言われなくてもスタコラサッサだぜぇ〜! pic.twitter.com/gO286JFnzv— レヴィ (@revys48) 2017年6月25日

次節は前半戦最後の試合、ホームで名古屋戦だ。名古屋の希望を打ち砕いた去年の最終戦は、未だに記憶に新しい。現在5位、直接湘南を食って上位進出の足掛かりにしたいところだろう。だが風間新監督のサッカーは、まだ本領を発揮していないようだ。

湘南はといえば、岡本がカレー食べ過ぎで有給休暇。とはいえ右サイドは奈良輪もいるし、恐らくダメージは少ない、はず。上位を盤石なものにするためにも、連勝を伸ばしたいところだ。