湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・2nd第05節_vs仙台(A)】 『ストライカー』×0-1

ここ数年の湘南に『エースストライカー』と呼ぶに相応しい選手はいただろうか。2014年のウェリントンが一番近いが、彼の主武器は”バスーカヘッド”。チームを牽引してくれたが、彼は『エース』であったが『ストライカー』とは違う気がする。

ウェリ(外国人)20点/岡田(レンタル)14点/武富(レンタル)9点が、2014年の総ゴール数のトップ3であり、その年の総ゴール数の半分以上を占めた。2015年は高山がチームトップだったが、それでも8得点。誰かに得点が集中しないのも湘南スタイル…なのだけれど。

それでもやっぱり、膠着した状況を強引にでも打開してくれる存在というのは、いたらいたで嬉しいモノで。今年のアウェイG大阪戦を引き合いに出すまでもなく、強烈なシュートでのゴールは、それだけで味方のボルテージを上げてくれるものだしね。

大黒柱に依存してしまうチームというのは崩れる時は脆いモノだけど、その大黒柱のおかげで手に入れられる勝ち点の重みと、依存しないチームの安定性と、いったいどちらが価値があるものだろうか。…なんてことを、仙台戦が終わってから考えている。

前置きが長くなってしまったがw、仙台戦だ。湘南と仙台を分けたモノは、仙台にはウイルソンがいた…というだけだ。いや、角度もコースもほとんど無い所からブチ抜けるシュートが打てる選手がいた、ということか。そーいや神戸戦の先制点もそうだったっけ。

湘南の得点力不足は「シュートコースが空いている瞬間に狙った所にシュートを打てない」という当たり前のところにある。ミドルシュートを決める、ゴール前に人数を集めてこぼれ球を押し込む、DFに競り勝ちクロスに合わせる、だけではきっと足りないんだ。

ただ個人的には、こういうものは練習で身につけるものじゃなくて、センスを磨いていく類のものだと思ってる。これは似て非なるものなのよねぇ…。最近その辺りのセンスを一番感じたのは去年のアリソンなのよねぇ…。残ってくれていたらなぁ…ぐぬぬ

これは今のスタイルの否定じゃなくて、足元で勝負できて強引にでもシュートに持ち込める選手がいたら、また一つ壁を越えられると確信があるからこそ、もどかしいのだ。ウェズレーにはそこを一番補完してほしいところなのだが、とうとう今回サブにも入れてもらえず。

キリノは移籍してしまったけど、夏の移籍期間での補強はウェズレーで打ち止めのようだし、期待の助っ人がこの調子ではいただけない。謎の「コンディション不良」でベンチ外だった高山と共に、リフレッシュして次節から大爆発してもらうことを期待するしかない。

高山ウェズレーだけじゃないぞ。というか誰でもいい、というか皆だw。ここで1試合1発ずつでもいい、眼を見張るようなキャノンシュートを打ってみせろ。とうとう(?)バイーアさんを前線に上げてのパワープレイという禁断技まで使う緊急事態ということを忘れてくれるなよ。

というわけで、次節からは『真夏の夜の悪夢の五番勝負』。第一戦は神奈川ダービー、ホームで川崎戦だ。開幕2戦目の白熱の4-4が未だに脳裏に焼き付いている。川崎はあれから好調を維持して年間順位の首位。得点は湘南の倍以上、失点は湘南の半分強…。大したものである。

ホームで首位川崎相手に存在を示し、浦和/広島/鹿島/G大阪と続く厳しい連戦に向けて勢いをつけたいところだ。後半戦5戦終わって1得点とか、そんなものは過去の話だ。開幕から8戦勝ち無しから始まった苦難の旅だ、上を目指して手を伸ばし続けるだけだ。