湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・2nd第03節_vs鳥栖(H)】 『角砂糖』×0-2

キックオフから数分で異常を感じる。何やらピッチ上の選手にまとまりを感じない。守備がほとんど形にならないまま、先制点を取られた前半15分までに、他の致命的なピンチが2回もあった。あっという間に0-3になってしまわなかったのは、ただの幸運でしかなかった。

それでも前半を最小失点で食い止められていたのは、先制した鳥栖が無理しなかった事と、ツボさんと村山の奮闘があってこそ。特にツボさんは、空回りするスタメンのフィールドプレーヤーの中で、唯一輝いていた。大ベテランはパフォーマンスが安定しているのが素晴らしい。

先制を許してから4バックにしてようやく最終ラインの守備が落ち着いたかと思えば、今度は攻撃がどうにもならない。競り合いで負け、ビルドアップの精度で負け、侵攻スピードで負けた。中盤から前は、誰が悪いという話ではなくどこからもストロングを感じなかった。

いざボールを奪って「さぁここからだ!」ってところで簡単にボールロスト。サイドチェンジできたのにそこからの攻撃が遅い。あまりにゴールに迫るイメージがわく展開が少なすぎた。結局シュートは鳥栖の半分以下で枠内ゼロという有り様では、どうにもならない。

監督の言葉を借りるなら『前半の入り方、あんなに悪い入り方するのは、今シーズンも昨シーズンも合わせて初めてかもしれない』。前節からの流れが見事に断ち切られてしまった。しかも相手にしてやられたのではなく、ほぼ自滅なのだから情けないことだ。

ただ、光明が無かったわけでもない。後半になって投入された長谷川アーリアジャスールは、やはりギアチェンジ役にはうってつけで、この日も違いを見せられる存在感を示した。ウェズレーも持ち味が出せるようになってきた。ひとつのゴールで勢いに乗れる可能性はある。

一つの負けで下を向いてはいられないのだ。幸いにも、周りもコケてくれて年間順位は14位をキープできた。11位神戸/13位仙台と、直上の相手とのアウェイの連戦が続くのだから。

『湘南スタイル』は自分達本位のワガママなサッカーだ。こちらのアクションに相手をハメるためには、こちらが一定の以上の圧力を出せなければならない。この日みたいな「角砂糖にお湯をかけたかのような」甘くて脆い姿は、この日で最後にしたもらいたいところだ。

ちょっと時間の関係で、今回はここまで。週末の神戸戦は、初のノエスタ参戦で日曜夜開催ということもあり、2泊3日の今年最大規模(そして宿泊込みは今年最後の?)の遠征日程です。若干天気が心配ですが、試合も観光も楽しんできますよ。お土産は神戸牛と勝ち点3!