湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・2nd第16節_vs新潟(A)】 『鬼門突破_PART2』○2-0

これまで辛酸を嘗めてきた場所と対戦相手への勝利は、今期何度もやってきた。思えば十何年ぶりの勝利なんてニュースばっかりの一年w、ついに極めつけの苦手意識の新潟相手にビッグスワンで勝利できてしまった。相手がベストメンバーからは程遠かったとしても嬉しいものだ。

試合は前半から湘南がペースを握る形に。ただ攻撃は普段の姿でなく、時折簡単にロングボールを入れて走らせる形が多く観られた。ボールを回すことが出来ずに逃げに回っているのかなぁと現地では思ったものだが、試合後の監督コメントを読むと、どーも戦術的意図だったらしい。

確かにロングボールでDFラインが押し下げられたように見えたし、それが起因かボールを余裕を持って回せていたように見えた。もっともそれはこれまで湘南がやられていた手段なのだ。

先制点は前半30分。右サイドで星矢、DFとスピード勝負。ドリブル突破で振り切ってのセンタリングを大槻が頭で捉えきれずにボールが逸れたところに三竿。三竿のシュートは右に逸れたが、大槻が倒れたままボールを避けたw先にいたのは高山。そのままゴールに押し込んで先制。

ホームでも先制できたけど、後半グダグダで1-3負けしただけに、あまり安心はしていなかった。しかし今日に関しては最後までペースを保持し続けることができた。前半の先制点も人数をかけた湘南らしい得点だったけど、そんな中で生まれた追加点もまた湘南らしかった。

中盤右でボールを奪うと一気に逆サイドのダイスケにパスしてカウンター。周りも一斉に走りだして5対4の形。単独でゴール前に切れ込むダイスケのマークが、追い越す三竿の動きに惑わされてバランスを崩して、ぽっかり空いたシュートコースに豪快に蹴りこんでのもの。

互いにチャンスは同じようにあったが(シュート本数も同数)、新潟の攻撃で本当に怖かった場面はそれほど多く無かった。得点につながらないゴールに迫る回数では湘南が上回っていた印象。

ビッグスワンでは初勝利(今まで1分11敗だったらしい)、しかもこれで17年ぶりのJ1での三連勝(FC東京/鹿島/新潟)だそうな。年間順位の一桁と、年間の勝ち越しが確定。全く気にしてなかったけど、最終節が全て上手く転んだら2ndの順位で三位に入れてしまう。

そんな最終節の相手は…なんと広島なんですなぁ。2ndの優勝をほぼ手中に収め、年間順位でも現在1位、勝てば年間優勝を勝ち取れるポジション。しかも広島も川崎/甲府/ガンバという相手に三連勝という絶好調さだ。まさしく現在のJ最強クラブの一角だろう。

優勝が決定するかもしれない試合ということで、新潟戦直後に完売の発表があったほどにチケットが売れていた。おかげでチケット難民になりかけていたんだけど、両クラブ間で話し合いがあったらしく、数量未定でビジター分のチケット追加販売があって助かったという。

このままだとビジターエリアを侵食する勢いだったんで、一度販売を停止したんだろうね。ひとまず湘南サポに好きなだけチケットを買わせて、ビジターエリアを確定させたいんだろう。その上できっと広島サポ分も追加販売があるんじゃないかな。何にしても、超満員は確実だろう。

年間優勝を勝ち取るべく全力で襲いかかる相手を返り討ちにして、ホーム最終戦でのハッピーエンドを阻止できたとしたら。それはまさしく今の湘南ベルマーレというクラブがJ1で生き残る価値のあることの『証明』になるだろう。

いや、負けたところでその価値が無いなんていう自虐はしないけどねw。何にしても、今年広島とはナビ杯とリーグ戦ホームで対戦して、どちらもドロー。しかも内容に一定の手応えを感じてのものだっただけに、この最高の状況で決着戦を迎えられるのは本当に素晴らしいことだ。

当日は三連休の中日。前日から広島入りして、三連休をフルに使って二年前に回れなかった広島の観光を満喫してきますよ。年間勝ち点を50に乗せて帰ってこれたらサイコーだね!

なお記事タイトルは、『鬼門突破』が去年の水戸戦以来の二度目という意味ですw。