湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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『Shonan BMWスタジアム平塚』から『湘南スタジアム茅ヶ崎(仮称)』への本拠地移転はありえるのか

跡地利用で市民意見を募集中 茅ケ崎ゴルフ倶楽部 http://t.co/QbVszYgN9q @カナロコ・神奈川新聞— 神奈川新聞社ローカルニュース (@KanalocoLocal) 2015, 9月 4

こんなツイートが流れてきた。ところで『茅ケ崎ゴルフ倶楽部』ってどこやねんと場所を確認したら、茅ヶ崎市の海岸線なんていう「チーム名に沿う」場所だった。茅ヶ崎駅からの距離も、現状の平塚駅から『ShonanBMWスタジアム平塚』と大して変わらないようだ。

茅ヶ崎市では現在パブリックコメントを実施しており、そこにこの件の詳細の情報が出ている。『茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針素案(実施中)』を見ると、なかなかに刺激的な言葉が並んでいる。その可能性は無限大だ。

ここからは先は仮定というか妄想の話になる。湘南ベルマーレが本拠地を移転するという前提の上で、この跡地に2万人規模のサッカー専用スタジアムを建設する…としたら、どうなるだろうか。勿論スタジアム建設地は高さ10m制限の特例を認めることが前提になるが…。

現状、平塚市の腰は重い。予算を割いて調査を始めているとはいえ、漏れ伝わってくる雰囲気はあまり好意的には感じない。地域の公的な陸上競技場としても機能しており、新生平塚競技場が球技専用になる可能性は低いだろう。スタジアム規模としても現状以上にはなりそうにない。

ただでさえ不透明な平塚競技場の改修or新築、しかも実施時期が相当先になるところに、茅ヶ崎市から『湘南スタジアム茅ヶ崎(仮称)』の話をもちかけられるとしたら。現状で入場料収入は頭打ち、これから先の発展を考えたら…クラブとしては垂涎の申し出だろう。

懸念点が無いわけではない。例えばチーム発足の地である平塚市との関係悪化の可能性。現状最大の顧客であり、苦しい時期も共に歩んできた平塚市のサポーターを手放したくはないだろう。

しかし、もしも平塚市との良好な関係性を維持したまま『湘南スタジアム茅ヶ崎(仮称)』への移転ができたとしたら。これほど魅力的な話はない。今というタイミングに、これほどの立地にこれだけの更地が生まれる可能性は、それこそ奇跡に近い話なのだ。

もちろん(湘南ベルマーレサポーターにとって)一番良い展開というのは、現状の平塚競技場が早急に改修or新築されることだ。収容人員が大幅に増えて屋根が設置されさえすれば、そこが陸上競技との兼用であっても問題はない。今だってそうなんだからw。

ただし、平塚市がのらりくらりと現状の問題を引き伸ばし続けるつもりならば…それでもこの地にこだわる必要はあるのだろうか。クラブとしての成長がJ1の舞台で証明されつつある今、これまでの20年と今後の未来を考えるならば、大きな転換期であることに間違いはないのだ。

『湘南スタジアム茅ヶ崎(仮称)』は妄想に妄想を重ねた仮定の話だ。現実にどんな話が進んでいるのかもわからないし、あくまで一番良いのは平塚での発展だ。全ての可能性を考慮して、明るい未来への道筋を模索してもらいたい。クラブにとって、本当に大事な時期なのだから。