今回、試合の感想が書けないでいた。実際に現地で観た時の直接の感想と、スカパーオンデマンドで俯瞰で試合を観た後とで、感じるものがかなり違ってしまったからだ。リアルタイムの感想が『誤った憶測』のフィルター越しに観た結果とはいえ、どちらの自分にも嘘はつきたくない。
白状すると、現地での感想は「ミスにミスを重ねた末の自滅」だった。内心イライラしながら試合終了を迎えた。ところが周りの反応は好印象。監督や選手の試合後のコメントもポジティブそのもの。頭の上に？マークを点灯させながら帰宅したものだ。
月曜１日を丸々空けて、火曜日に試合を確認。…うん、良い試合だった。やっぱりそこかしこでミスが散見してチャンスを潰したり、直接相手ＧＫに渡すようなＣＫばかりだったり。また浦和にボールが渡ってからの浦和の超速カウンターの鋭いこと。肝を冷やしっぱなしだった。
それでも。それでも湘南の選手達は自分達の１００％で浦和に向かっていけていた。先制を許しても、臆すること無く最後まで戦った。そこには現地で感じた「自滅」の印象は無かった。
では何で現地でそんな悪印象だったのかと考えると、無意識のうちに浦和より格下のイメージで最初から観ていたのかもしれないなぁ…と思う。ほら止められた～あぁまただ～みたいな目線でしか試合を観ていなかったかもしれない。無自覚のネガティブフィルター越しの目線だ。
どんな相手であっても、ピッチ上で向きあえば対等なのだ。何よりアウェイのゴル裏に行く以上は、ニュートラル以上の心持ちで試合に入らないといけないはずなのに。これが気持ちで負けていたってヤツなんだろう。無自覚とはいえ情けないことだ。猛省である。
そんなわけで(気を取り直して)、この敗戦で年間順位は１０位まで後退。何とかこれくらいの順位の±２位くらいで上下していけたらいいんだが、直下に神戸鳥栖仙台が虎視眈々である。残りの１０試合、最後まで厳しい闘いが続くのだろう。もっとも今までだって十分厳しかったが。
もう明日の次節は、ホームで川崎を迎え撃つ。２ｎｄステージで６位に並ぶ相手との神奈川ダービー。順位だけでなく勝敗も得点も失点も同じという対決だ。もっとも年間順位は川崎は勝ち点４１で５位であり、ちょっと水をあけられている。
夏休みにホームが１試合だけ、その唯一の試合がここまで『出来上がった』対戦カードというのは幸いだ。開幕戦以来のＮＨＫ－ＢＳ生中継、チケットもよく売れているようだし、試合も熱戦になってくれることだろう。楽しみだ！
