湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【YNC・第7節_vsFC東京(H)】 『果実』△0-0

試合は静かに推移して、静かに終わった。盛り上がる場面が無かったわけではないが、明らかに勝ちに来ていないFC東京を慌てさせることができなかった。湘南19シーズンぶりの決勝進出は幻となった。

普段のスタメンとはいかないが、湘南もFC東京もベストメンバーに近い陣容で試合に臨んでいた。ほぼ勝利が必要な湘南はキックオフから普段通りのスタイルを出せてはいたが、FC東京からは無理してまでゴールに迫ろうという雰囲気は最後まで感じられなかった。

ドローで勝ち抜けなのだから、FC東京の思惑は当然といえば当然だ。ここで無理して大量失点の敗戦でまさかの予選敗退なんてことになったら、それこそ無能の極み。守備を固めたら湘南の攻撃はそれほど怖くないというのは、リーグ戦直接対決でバレてしまっているしねw。

片や湘南は、大竹山田の同系統テクニシャンをシャドーに並べて、ディフェンスラインは三竿/ツボさん/ワタルという一度見てみたかった布陣で、個人的に試合前から垂涎だった。結果的にゴールこそ生まれなかったものの、期待に違わぬとてもワクワクするサッカーを見せてくれた。

特に大竹は、古巣対決ということもあってか大いに気を吐いていた。1点でも多く上積みして勝利したい湘南の中で、攻撃の中心になっていたのは間違いなく大竹だった。これまでナビ杯で存在感を示していた山田とのコンビは、可能性を感じた。リーグ戦でも観てみたい。

バイアさんが負傷などで戦線離脱した時の3バックのセンターをどうするかという意味でも、ツボさんの働きに注目していた。ナビ杯で守備の中心となっていたツボさんは、この日も安心して見ていられる仕事人っぷりを発揮していた。信頼感は増すばかり。頼りになりますな。

そうだ、FC東京の丸山選手=去年の湘南DFの要だったマルについても触れておかねば。この日、久しぶりに相手チームとしてではあるが元気にプレーする姿を観られて嬉しかったな。堅実な守備と、去年湘南を幾度と無く助けたロングフィードも健在だった。頑張れよ、マル!

幾度となくゴールに迫ったが、重心を後ろに傾けた相手を切り崩すことはできなかった。しかしチーム全体の底上げという確かな果実を実らせて、湘南のナビ杯は4位で終了した。

2位新潟との勝ち点差は2。直接対決での敗戦が直結したのは残念だ。追いつかれてのドローとなった広島戦を逃げ切れていたとしても、得失点差で新潟には及ばなかった。守備が安定してきた今、やはり課題は得点力。『来年のナビ杯』までに、課題は克服できているだろうか。

これにて天皇杯が始まるまで、しばらくはリーグ戦に集中だ。日曜日はSKYシリーズ第二戦、アウェイで川崎戦。二年前は、あのアレックス・サンターナ衝撃デビューの日。今年は6位川崎と7位湘南での直接対決ガチンコ勝負。勝てば川崎を上回り、二年前の勝利数に並ぶ。

しかしそんな重要な試合で、攻守のダイナモであるキャプテン永木が、イエロー累積で出場停止で不在。ボランチの代役は複数いるが、個人的にはワタルをボランチに上げてほしい。前後の推進力で永木の代わりになれるのは、ワタルなんじゃないかと思うんだけどな。

等々力は、数少ない平塚より近くて行きやすいスタジアム。立川で南武線乗り換えで1時間半くらいかな。二年前は工事中だったメインスタンドが完成しているそうで、眺めが楽しみ。イベントも充実してるし、今回は時間に余裕をもって出かけよう。二年前は慌ただしかったからね。