湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

拝啓、浦和レッズ様

流石の名門チーム、お目が高い。ウチの若大将にオファーを出すとは。若手の将来有望株、是非ともお手元で自分達の色に染めて育ててみたいことでしょう。お気持ちはよーくわかりますよ。我々の至宝ですからね。

 

報道によれば、ルールに則った移籍金もキチンと置いていっていただけるようで。私も巨人ファンですから(笑)、チームを強くするためのルールに則った選手の移籍に何の文句もつけようとは思いません。浦和さんはACLも視野に入れておられますし、戦力の増強は必要ですもんね。

 

私としてもワタルは湘南の器にいつまでも収まっている選手じゃないことは、十分すぎるくらいにわかっております。いつかは湘南から巣立って羽ばたいていくことに、異論はありません。

 

ただね、2015年はダメ。ダメなんですよ。

 

磨き上げてきたスタイルで歴史に残る戦績でJ2を席巻したとしても、2015年にJ1を生き残って初めてソレが未来につながるんです。ここでまた1年で降格したら、栄光の2014年もただの『過去の栄光』です。

 

J1からのレンタル組をできるだけ残し、生え抜きを更に鍛え、足らない部分を少しでも補強して、初めてそれが可能になるんです。遠藤航は、その最重要キーパーソンの一人なんですよ。

 

遠藤航が湘南に残り、2015年のJ1を闘い抜いて、残留を果たす。そこからわずかずつでも右肩上がりの成長曲線を描いていくことで、きっとあなた方からいただく移籍金よりも大きな金銭的メリットがあると信じます。それこそが、我々湘南サポーターが欲する未来です。

 

そして浦和レッズ様、あなた方ほどのチームが、大局的な視点を持てないはずがない。今のJ1で、戦力を維持した湘南がどのように戦うのか、その期待の大きさを感じられないわけがない。

 

それを見て見ぬ振りをして、湘南からキーパーソンを引き抜くことに、どれだけの意味があるのでしょうか。『湘南スタイル』がどのような成長を遂げるのか、それは今後の日本サッカー界にも大きな影響を残すと、私は信じます。新しい可能性の一つだと、信じます。

 

どうしても遠藤航が欲しいというなら、差し上げましょう。ただ、せめて2015年は勘弁していただけないでしょうか。その結果いただける移籍金が減ったとしても、2015年をキッチリと闘いぬいてからにしていただきたいのです。

 

ここまで来るのに、長い月日がかかりました(私は3年しか観ていませんが)。ここから更に成長しなければならないのです。そのための、大事な1年が2015年なのです。

 

心からお願いします。我々から遠藤航を取り上げないでください。

 

敬具