試合前に松本が勝利しており、その時点で今節での優勝は無くなっていた。しかし選手達は高いモチベーションで試合に臨み、愛媛へのリベンジを果たした。心残りをまた一つ回収して、チームは歩んでいく。
試合はキックオフ前からいきなりサプライズ。コイントスで愛媛がコートチェンジを選択、いきなり自軍サポに向かって攻めることになった。それに呼応してか、湘南ゴル裏も後半からが常の定番チャント『ラピュタ』を試合開始前から使用。最初から場内のテンションは最高潮に。
元々リベンジに燃えていただろう選手達もこれに応えた。バックライン以外の7人のフィールドプレーヤーがハーフラインに並んで、キックオフと同時に相手陣内に雪崩れ込んだ。そして開始2分、武富の強烈なブレ球ミドルが決まって先制。
愛媛もアウェイでのドン引きカウンターだけではなく、中盤から積極的にボールを奪いに来ていた。人数をかけた厚みのあるカウンターで何度かゴールに迫られて肝を冷やしたけど、前からのプレスから始まって全体的には集中して守れていた。
前半終了間際に永木のFK、後半には丸山からのロングフィードを岡田が右足で引っ掛けてゴールに流し込んで、3-0勝利。ホーム&アウェイでアウェイゴール2倍にしたとしても勝てる得点差を期待していたので、リベンジは成功と判定されました(私基準)。
これにて全チームから勝利。これって、J2で過去に勝ち点100以上を記録した仙台・川崎・C大阪・広島でもできなかったことらしい。そう言われると、何とも誇らしい気分になるね。
さて、愛媛戦終了時点で、勝ち点その他は以下の通り。
○首位湘南、勝ち点88。得失点差+55。残り7試合全勝で勝ち点109。
○2位松本、勝ち点67。得失点差+24。残り7試合全勝で勝ち点88。
それにしても、ホームで勝利しての歓喜の胴上げができなかったのは痛恨だ。松本は自らが全勝した上で湘南が全敗、しかも得失点差31をひっくり返して初めて逆転優勝となる。つまり、現時点でほぼ優勝は間違いないと言えるところまで来れていたのだ。届かなかった、勝ち点1。
アウェイ愛媛で引き分けていれば、またはドローの7試合をどこかで勝てていれば…と思わないでもないが、それは今季ここまで結果を残してきているチームには酷というものだろう。
ホームに戻ってこれないわけではないが、次節の敗戦が前提。更に松本にも連勝してもらわなければならない。湘南は残り7試合全勝でなければJ2最多勝ち点106を越えられず、両立できない希望なのだ。ならば、自力で掴める目標に向かっていくほうが健全というものだろう。
その次節は、アウェイのヴェルディ戦。場所は味スタ。そう、忘れようとしても忘れられない、昨年の降格決定試合の場所だ。その場所で優勝決定となったなら、それはそれで運命と言えるだろう。ちなみに個人的に一番好きなスタジアムでもあるしね(平塚は別格よ☆)。
松本のホーム大分戦が13時キックオフ、湘南戦は16時キックオフ。前述の通り、先に松本が引き分け以下なら、その時点で優勝が決まってしまう。ここは何としても勝ってもらわねば。
その上で、自分達の試合後に優勝という結果がついてくるのなら。もうそこはドローでもいいんじゃないかと。いや、もちろん勝って勝利&優勝のダンスを踊れたら一番いいんだけども。先に結果が出ちゃってる状況で試合を迎えるよりは100倍マシというものですよ。
という訳で、頑張れ松本山雅FC! ホームで負けたりせんよな!?
つか湘南のホーム優勝を蹴っておいて、今度は負けるとか許さんぞ!!(本音)