湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【J1・第21節_vs磐田(H)】 『勝ち点1の勝利』△1-1

どのタイミングからだったろう。大竹が入ってからか、梶川が入ってからか。ゴル裏のチャントに合わせて、スタジアム全体のベルサポから手拍子が自然発生した。J2の昇格争い時でも無かった現象だった。

出なくていいタイミングでペナルティエリア外に飛び出し、DF島村と交錯しつつルーズボールをクリア。

そこまでしたのにクリアしきれずに、相手の目の前に落ちてしまい即枠内シュートを打たれる。

その場で思わず飛びついて手で弾いてしまい、ヘディングだと可愛くw主張するもハンドで一発レッド。

箇条書きにするだけで頭を抱えたくなるボーンヘッド。大きくクリアできていれば、何の問題にもならなかった場面だ。『魔法乃盾』というキャッチフレーズがついたサンターナだが、残念ながら魔法の効力はペナルティエリア内限定だ。その後、至近距離からの直接FKを叩きこまれて先制を許してしまった。

どうしても負けられない試合で出た、大きなミス。ただでさえ攻撃力が課題なところで、人数が10人になってしまった湘南。どれだけ盛り上げたくても、ゴール裏もなかなか声が出ない。しばらくの間は攻めこまれ続け、湘南ゴル裏の雰囲気も一時的に暗くなってしまう。

しかし、やがて気がつく。磐田の攻撃を体を張って必死に弾き返し、一度ボールをキープできれば、フレッシュな大竹・梶川を軸に一気呵成に攻撃に転じる。人数差を運動量でカバーするかのように、選手達は加速し続けている。

「これイケるよね、イケるぞ!」このまま終わってなるものか。選手達の奮闘は再びゴル裏に火をつけ、その熱がスタジアム全体に伝播していく。同点ゴールが生まれたのは、自然発生的な手拍子が始まってすぐのことだった。

大竹がセンターサークル付近で一人を引きつけたところで梶川へパス。梶川が単独でペナルティエリアの左サイドまでドリブルで侵攻、半端なクリアになったセンタリングをウェリントンが流しこむ。交代選手がキッチリ仕事をして、新規加入FWが待望の得点。これで盛り上がらないわけがない。

スタジアム全体が選手を後押しして、ラスト10分は完全に湘南ペース。6分という長いロスタイムも、失点の不安よりも逆転勝利への期待で、試合終了までスタジアムは燃え上がり続けた。試合が終わった後も、ブーイングに包まれる磐田ゴル裏を尻目に、まるで勝ったかのような雰囲気だった。

思えば今季2試合、手も足も出なかった磐田を前半シュート0で抑えこんで折り返した時点で、プラン通りだったはずなんだ。勝負の後半いきなりのサンターナの大ポカが無かったら、どんな展開になっていただろうか。スタッツ的にも上回っていたこの試合、正直勝てた。もったいないことをした。

ただ惜しい気持ちはあれど、チーム・サポーター全体で"勝ち取った引き分け"という結果については、十分に合格点だと思ってる。前回の記事で課したノルマ勝ち点4は磐田戦△甲府戦○を想定したものだったしね。後ろに詰め寄らせなかったというのは大きいよ。

今回の勝ち点1を活かすも殺すも、次節甲府戦の結果にかかっている。湘南に絶対に負けられない戦いがあるならば、この試合だ。ここで勝って再び降格圏を脱出して初めて、扉が開く。残留争いのスタートラインに立てる。

前回アウェイでの対戦は、何とか勝てたとはいえ試合内容的には完敗だった。磐田戦での大きな流れを必ず甲府戦につなげて、必ず勝とう。乗るしかない、このビッグウェーブに!w

↓最後は平塚のパノラマをバックスタンド中央から。