この日の勝利で、湘南ベルマーレはJ1通算で100勝目だったそうな。ということは、前回の勝利(5/11 FC東京戦@平塚)が99勝目だったわけで、中断期間を差し引いても実に1ヶ月…4試合足踏みしたことになりますな。
そしてアウェイでの初勝利でもある。もちろんホームでも勝利は嬉しいんだけど、アウェイでの誇らしさ混じりの『勝利のダンス』は、何度味わっても良いものだ。格別ってヤツですな。幸せな瞬間でしたわ。
今年の3勝の内訳は、ホーム大分戦、ホームFC東京戦、アウェイ甲府戦。同じ昇格組相手に、引き分けに終わらずにしっかり勝ってきているのは大きい。これは胸を張っていい。
しかし、今回の試合の内容がいただけない。仙台戦・柏戦で見せていた守備の安定性は何とか維持できていたけれど、攻撃がいつも以上にアカンかった。ペナルティエリア周辺に差し掛かると、とにかくパスが通らない。シュートの形にならない。
しかも、なんと得点になった77分の岩上のシュートがファーストシュートだったんだそうな。あとから知って驚いたことに、シュートは2本、コーナーキックに至ってはゼロだった。そこに到達するまでの過程がそれほど悪くなかっただけに、そんな印象は全く無かったんだけど。
『勝ちに不思議の勝ちあり』とはよく言ったものだ。これで負けていたら目も当てられない惨状だったはずだけど、凌ぎ切ったことで全てが丸く収まってしまった。
甲府の攻撃を最後まで耐え切れたのは、ようやく帰ってきた『若大将』遠藤航と、韓国A代表常連になりつつある『湘南乃心臓』ハン・グギョンの存在が大きい。特にワタルの帰還は、2012年の湘南スタイルを支えた最後のピースが戻ってきたことで、チームにもサポーターにも力を与えるものだったはずだ。
この日、怪我が長引いていたキリノも途中出場で戦線復帰を果たした。ワタルとキリノの合流で、2013年版湘南スタイルは更なる進化を見せてくれるはずだ。個の力で戦局を打開できるキリノの存在は、攻撃に更なる厚みをもたらしてくれるだろう。
12位:名古屋グランパス 18点 5勝3分8敗
13位:アルビレックス新潟 17点 5勝2分9敗
14位:ヴァンフォーレ甲府 14点 3勝5分8敗
15位:サガン鳥栖 14点 3勝5分8敗
16位:湘南ベルマーレ 13点 3勝4分9敗
現時点での現実的な目標は、12位名古屋あたりまでか。さっそく次節水曜日、13位新潟とホームで直接対決が待っている。降格圏を脱出するためにも、中断明けからの悪くない流れを止めないためにも、100から先の歴史を切り開くためにも、結果が求められる。
ベストメンバーがようやく揃った湘南なら、不可能ではないはずだ。
↓そして最後はスタジアムのパノラマ。やっぱり看板の多さが目を引くね。