湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【YNC・第6節_vs清水(A)】 『躍動』○1-0

画面の向こうには、いっつも湘南の選手の方が数多く映っている気がする。それくらいコンパクトに守り、攻撃に移れば連動して皆で攻め上がる姿勢が貫かれていた。

実は、FC東京戦が自分達のサッカーを貫いての劇的な勝利だったとはいえ、同じ意識を本当にチーム全員で共有できているかどうか少々不安だった。リーグ戦でスタメン起用されている選手とそうでない選手では、感じ方や想いが違っても当然なのだから。

しかし、そんな考えは杞憂だった。実に9人を入れ替えて臨んだこの試合で、レギュラーメンバーと同じく、時としてそれ以上に湘南スタイルを体言できていた。

それができたのも、前半の早いうちに先制点が取れたからだろう。しかも得点シーンが、FC東京戦と同じ前へのプレスでミスを誘ってボールを奪ってからのショートカウンター。自分達のサッカーへの自信が、この時確信に変わった気がする。前半は「圧倒した」と胸を張れる展開だった。

それを象徴するかのような、ハーフタイムの両チームの監督コメントが印象的。不満爆発で奮起を促す清水のゴトビ監督に対し、修正する点が見当たらずに「何もない。自分たちで考えてやれ。」と言うだけのウチの曹監督。こんな両極端なコメント、初めて見た。

後半、バレーを投入してきた清水に決定機を何度も作られはしたけど、気圧されることなく湘南も返す刀でゴール前に斬り込んだ。選手交代でリズムが変わって安定感を失うのが怖かったけど、交代選手も同じ意識を持てているからこそ、最後まで躍動し続けることができた。

この1-0での勝利は、得点差以上の意味を持つ。願わくば前半のうちに追加点が欲しかったけれど、それでもチーム全体で意識を共有していることを、内容と結果で示せた価値は計り知れない。

J1での公式戦初勝利は、YNCの甲府戦(A)だった。あれから一ヵ月半かけて、惨敗からの大ブーイングを経て、チームは本当の意味での自信を取り戻した…と思う。その次の試合がプレシーズンマッチで惨敗した大宮で、同じくアウェイというのは、なんという巡り会わせだろうか。

これ以上反撃を開始するのに相応しい相手は無い。あの時とは違うということを、リーグ戦首位をひた走る大宮に見せ付けてやろう。それが勝利という形になったら最高だけれど、反攻を宣言できるだけの爪痕を残してやろうじゃないか。

今の湘南なら、できるはずだ!

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