ポンチョやレインウェアの中が蒸れるのが大層キライなので、雨具を着る時は中を薄着にするクセがあるんですよ。鳥栖の時もそうしたし、今回も同じように。具体的には薄い長袖の上から半袖ユニを着ただけの状態で、キックオフを迎えていた。
実際あまり寒くなかったんだけど、キックオフしてから急激に風が冷たく感じられて、本能で「これはヤバい」と察知。前半10分くらいでコンコースまで戻って、着られるモノ全てを装備して、その上からポンチョを着て席に戻りましたとさ。
おかげで以降は、手首から先以外は凍えずに済んだ。その代償として、この日唯一の湘南がこじ開けた町野のゴールを見逃すという大失態をしていたのでした…orz。
試合前
有給とって万全で迎えた当日。何度天気予報を見ても、やほーでは雨マークが消えてもウェザニューでは消えてくれなかった。去年の開幕戦は雨で欠席したというのに、まさかの2戦連続雨中観戦とはね…。
グッズ販売開始時間の前に到着。まずは選手タオマフのために、既に長蛇の列のグッズ売り場に並ぶ。今年は悩んだ末に、No.88 小野瀬康介と決めていた。活躍してくれるとは思っていたが、開幕戦から攻撃の軸となってゴールまで決めてくれるとはね。
そんな選手のタオマフがレジに登録されてなくて、後ろからの視線に耐えながら結構待たされたw。この日はスタグルでもポイント加算できなくて、システムトラブル多発の日であった。新システム導入の初日だからねぇ…。
今年最初の平塚スタグルはド定番、「BULL'S」さんの『BEEF100%武骨ハンバーグ(ライス付き)+チェダーチーズ』。これにて当日価格1150円と安くはないんだけど、それに値する満足感はある。こういうのでいいんだよ、こういうので。
花道にも参加。声出して選手を迎えられる喜び。そして生で観る新しい選手バス。先代こんなに大きかったっけというくらい大きく見える。真っ黒なボディは、見る者に与える心理的影響すら考慮されているかのような威圧感。カッコええ!
スタメン
明治安田生命J1リーグ第2節
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2023年2月24日
🆚 #横浜FC ⏰19:00KO
スタメン発表🔥
GK #ソンボムグン
DF #舘幸希 #大岩一貴 #杉岡大暉
MF #石原広教 #小野瀬康介 #永木亮太 #平岡大陽 #畑大雅
FW #大橋祐紀 #町野修斗
SUB 富居 岡本 大野 阿部 山田 山下 タリク#bellmare #ベルマーレ pic.twitter.com/BNgqKvmjev
ほぼいじってこなかった。サブで淳之介→大野の変更があったのみ。まぁ開幕戦で大勝したのだから当然である。上手く行っている時にはチームをいじる必要なはい。
ただ、実際のところあまりに上手くいきすぎて、その輝きに目がくらんで修正点がぼやけてしまった…のかもしれない。同じメンバーで臨んで鳥栖戦と同じようなポジティブ/ネガティブが見えたことで、修正点がより明確に炙り出されたのではないか。
欧州キャンプで練習試合漬けになれていたら、この辺りも事前に把握できていたのかもしれないけどね。来年のキャンプはまた海外行ってもらいたいなぁ…。
試合
横浜FC、開幕戦はホームで名古屋を迎撃するも、キックオフ直後の失点を返せずウノゼロ敗戦。終盤かなり押し込んでいたらしいので、湘南は鳥栖戦の前半のような脆さを見せたらつけこまれるぞ。引き締めてもらいたいところ。
なぁんて前回書いたら、見事にキックオフ直後に攻め落とされた。選手層的には去年からそこまで変わっていないハズなのに、どうにも今年は守備が脆い。斬り込まれたら、そのままズブズブ深々と刺される印象。
そして見てない間の(涙)町野の同点弾。失点が早すぎて切り替えできたのか、早い段階で追いつけたのは良かったね。しかも直後に『あまりに芸術的なオウンゴール』で運良く勝ち越せてしまった。これで前半の流れは湘南のモノになった。
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攻め立てる湘南、決定機も数多く作ったが、3点目を奪えない。すると後半になると相手に盛り返され、終盤に先制点と同じくエース小川航基に同点ゴールを献上。最後は互いにオープンな殴り合いになったが、決着つかずに試合終了となった。
総評:☆☆☆☆☆
いきなりの失点で3つ、前半のうちに3点目を奪えなかったことで2つ、選手交代で後手を踏んで流れを変えられなかったことで1つ、星をマイナス。攻撃の良い形は最後まで作り続けられたことで星1つプラス。
DAZN集計では前半だけでシュート14本(枠内6本)。相手の精神的ダメージが癒えない前半のうちに…遅くとも後半の早い時間に、3点目を奪っておきたかった。
ただ開幕から2試合連続でシュート本数は20本に到達しており、攻撃は本当に今年はよく回っている。小野瀬の加入で、攻撃がかなり"カラフルになった"印象。チャンスを多く創出するという点においては十分に合格点。あとは決めきるだけ。
一方でやはり守備が課題か。去年終盤を思えば、まだまだ改善の余地はある。相手にもDAZN集計では22本(枠内15本)のシュートを撃たれているのだから、2失点で済んでラッキーだった。…まぁそれは相手にも言えるのだけどね。
キックオフ直後に、ああも簡単に雪崩込まれて失点とか、気を抜いていたと言われても仕方がないぞ。二度と無いように。
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次の試合は
土曜日にアウェイの川崎戦ですよっと。今んとこ晴れマークっぽくて一安心(泣笑)。その川崎さん、前節はアノ鹿島相手に数的不利の状況から試合の最終盤で大逆転勝利。開幕マリノス戦での敗戦を早くも払拭した模様。蛮族復活なるか。
湘南は開幕2試合で勝ち点4。去年を思えば立ち上がりとしては悪くないどころではく、上々と言っていい。あとは開幕2戦で炙り出された守備の課題を、どれだけ早い段階で潰せるか。川崎戦の内容と結果が、一つの試金石になるだろう。
去年はダブルかましてやった相手。苦手意識は無いとは思うが、それはもう過去。優勝候補の一角であることに違いはない。敵情分析と戦術落とし込みと課題克服の準備期間が相手より1日長いことで、どれだけ優位性を発揮できるか。
吐く息も白い氷雨の中の激闘後の選手達の表情は、悔しさがあらわになっていた。猛省すべきところは猛省して、顔を上げて次節に臨むべし!!