湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【W杯GS・第2節_vsコスタリカ(アフメド)】 『反転』×0-1

イヤな予感はしてたんだ。ドイツに勝ったことで、どうにもグループステージ突破確実だぜイエーイみたいな空気が蔓延してるのが、どうにも気持ち悪かった。もちろん現地の選手スタッフは、そんなことは無かったんだろうけども。

大きな自信を得たことと、相手がいるスポーツの結果は別問題というだけのこと。コスタリカは後が無くなっていたんだから、こちらから綻びを見せずに、スコアレスのままペースを握った状態をキープできていればよかったのに…ううむ。

スタメン

総評:☆☆☆☆

【公式】日本vsコスタリカの試合結果・データ(ワールドカップ:2022年11月27日):Jリーグ.jp

日本代表がワールドカップに出場するようになってからというもの、必ずリアルタイムで観戦してきたんだが、この日は『とある用事』で出かけておりましてね。

試合は何とか出先でスマホからちょっとだけ観れたのみで、月曜にやっとフルで観た次第。そんなわけで試合後のコメントやら記事やら、ほとんど追えてないです。

どうにも決めきれない試合になったが、最後まで湘南のエースの出番は無し。『それでも町野なら…町野ならきっと何とかしてくれる…!』と心から信じているのは、どうもベルサポだけらしい。評価を覆す機会をくれ。

試合としては…うーん。シュート本数14対4。好機もそこそこあって、あとはゴールだけだったんだが。仮にドローで終わっても、残念ではあるけど…まぁヨシってなもんだったらしいね。もちろん勝ててりゃサイコーだったけど。

失点の場面なぁ…。ちょっとワールドカップの舞台では観たくなかった『安い失点』になってしまったな。もったいないというか…残念。

1:相手がDF裏に浮き球を蹴り込む。そこに対応したのは伊藤洋輝、ヘッドで目の前の吉田麻也にヘッドで落とす。

2:吉田麻也、打点の高いところからのヘッドで浮き球になったパスを、横目で見えていたであろうゴール正面のスペースにダイレクトにポイッと蹴り出す。

3:スペースに弾むボールを追う守田英正、その先で待つ相手選手より先にボールを回収するべく滑り込むが、逆に相手へのトラップのようになってしまう。

4:そこから小刻みにパスをつながれて、浮き玉のシュート。GK権田修一、指先で何とか触るも弾き出せず、失点を喫する。

まずは伊藤洋輝。ここで大きくクリアできるわけでもないし、あえて言うならサイドに出して逃げることもできたかもしれないが、拾われてピンチが続く可能性もあった。シンプルに目の前の味方に託すプレーは問題ないだろう。

で、マヤちん。経験豊富な守備の要が何故、空いてる(ように見えた)スペースに無造作に蹴り出すようなプレーを選択してしまったのか。そのスペースもゴール正面なのだから、確実につなげられないなら避けるべきだったろう。

相手選手も近かったし、浮き玉のトラップが不安なら、即座に大きく蹴り出せばいい。他の選手に当たってスクランブルになるのが怖かったなら、目の前の三笘に託して外に持ち出してもらってもよかっただろうに…。うーん。

守田は突然追いにくい背後からのボールを出されて、大きく蹴り出すことは難しかったかもしれない。権田は触ったからには弾いてほしかったが、どうしてもゴールが欲しい状況でタイミングを外すことを選択した相手が上だった。

こういう戦犯探しは不毛ではあるが、伊藤洋:マヤ:守田:権田=0:8:1:1 くらいの責任分担になるだろうか。ピッチ内からしかわからない状況もあったのかもしれないが、マヤちんのプレーはちょっと信じられなさすぎた。

日本も必死なら、コスタリカも必死。鍔迫り合って、上回られて負けたのなら仕方がない。こういうのは湘南で山ほど見てきてるので(自傷行為)、ワールドカップ本番でこの失点のみで負けるのは…ちょっと受け入れがたい。

どんなに成長しようとも、世界の"大人"の仲間入りが許されたのだとしても、自分たちが"大人のサッカー大国"になりたいのであれば、簡単にミスから失点してたらイカンのだ。たとえサッカーがミスがつきもののスポーツだとしても。

【コラム】日本代表とコスタリカ…勝負を分けたのはミスではなく“W杯のチャレンジャー”の姿勢 | Goal.com 日本

【W杯】なぜ伊藤洋輝は"バックパスマシン"に? 消極的プレーを生んだ"引き分けOK"の認識 | フットボールゾーン

【公式のハイライト動画待ち】

次の試合は

今週金曜の早朝4時に、スペイン戦ですよ。スペインさんがドイツをボコってくれてたら良かったんだが、ドイツに終盤追いつかれてのドロー。おかげで4チーム全てにGS突破の可能性が残ってしまった。

日本が決勝トーナメントに進むには【詳しく】サッカーワールドカップ | NHK | サッカーW杯 カタール大会

我らがサムライブルーは、なにもかもが反転してしまった。ドイツ戦勝利からの無駄な高揚感も、そこから数日でアホほど高まった期待感も、あっという間に組み合わせが決まった当時まで押し戻された。

さぁ困ったぞ。スペインに勝たなければ、文句なしの自力突破ができなくなってしまった。何このミッション・インポッシブル。ドイツスペインどちらかならまだしも、連勝できるチームがこの世にいくつあるというのか。

せめて、悔いを残さない戦いをしてほしい。コスタリカ戦のターンオーバーも、スペイン戦を睨んでのことのはずだ。選手も、監督スタッフも、少ない日程ではあるが、やり残したことが無いように。

…歌詞を噛み締めながら、『勝利の笑みを 君と』を聴きたい。聴いてほしい。