湘#48 れび＠湘南サポBLOG Ver.2

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【W杯GS・第3節_vsスペイン(ハリファ)】 『紙一重』◎2-1

サッカーW杯2022カタール

過去に行って、開幕前の日本の…いや世界中のサッカーファンに「日本はドイツとスペインに勝って、グループ首位で決勝トーナメント進出だぞ。」と言ったら、どれだけ信じてもらえただろうか。

少なくとも俺は信じないと思う。今まで本番の舞台で優勝経験国に勝ったこともなく、ベスト１６の景色までしか観たことが無いのだから、仕方がない。だからこそ『コスタリカに勝たなければ始まらない』という思考になるのだが。

優勝経験のあるドイツ＆スペイン撃破、しかも先制されてからの逆転勝利である。９８年フランスから２４年という月日は、日本サッカーを大人にして、こんなにも逞しく成長させてくれた。偶然ではできない。夢でも、ない！

スタメン

試合

ドイツ戦で流れを変えた３バック…もとい５バックで臨んだ日本。何せ相手はスペイン代表、好きにパスを回させたらあっという間に崩される。狭いブロックと前からのプレスでスペインを止めにかかる日本。

失点は思いのほか早く前半１１分。割とあっさりとマークをズラされて、ドフリーで頭で合わされた。あまりに完璧に決められてしまい、あまりに長い残り時間どうなってしまうんだろうと、頭を抱えたものだ。

ブロックが少々後ろに重たかったのと、プレスの意思統一がズレていたように見えた。相手のパスを引っ掛けることはできていたけれど、攻撃に転じた時に手数が足りなかったりで、前半はゴールに結びつくイメージが湧かなかった。

三笘と堂安を投入した後半開始直後、前へ積極的に出ていくようになったなー日本…なんて思う間もなく、怒涛の大逆転劇が始まった。

ＧＫを前田が襲い、左サイドに逃げたボールを三笘と蒲田が追う。たまらずＧＫに戻されるパスに前田が食いつくと、たまらず今度は右サイドにボールを回す。弾むボールに中盤からマークを外して伊東が強襲、競り勝ってみせた。

そのこぼれ球を回収した堂安、相手ＤＦを一枚かわして、強烈すぎるミドルシュート。ＧＫは余裕をもって対応できるように見えたが、その腕を弾き飛ばしてネットにブッ刺してみせた。ドイツ戦に続いて、殊勲の同点ゴール！

右サイドから攻め込む日本。堂安がシュートするもゴール前を通過、ゴールラインを割る…かに思われた。そこに滑り込む前田は間に合わなかったが、ギリギリ間に合った三笘が折り返し、田中が押し込む！

後半キックオフからここまでが５分１４秒。ギリギリすぎて長い長い、３分３４秒もの本当に長いVARチェックの末に、ようやくゴールが認められた。

余裕で逃げ切りですわフフーンという感じだったスペイン代表のメンバーの顔付きが、明らかに変わった。前半の良い流れの残像が残っているのか、積極的になった日本の守備を抜けられずに困惑しているよう。

逆に日本は正面からスペインを圧を跳ね返し、追加点を目指して躍動。ドイツ戦と同じく、前半がウソのように互角にスペインと渡り合う日本。…ホント、どこまで想定してチームを作ったんだろうポイチさん。

選手交代を含めて試合時間を進めていく日本。思うようにボールを回せなくなったスペインの攻撃に前半の怖さが無くなっていた。相変わらずボールは持たれるものの、極大のピンチを作られないまま、時間は過ぎていく。

日本は最後の〆にワタルを投入。全体練習にも参加できていなかったとされるワタルだが、プレーできるところまでは戻せてきていたらしい。

負傷で欠場危惧もラスト10分で試合をクローズ！ 遠藤航「1点リードをくれれば、あとは俺が締める」 | サッカーキング

追加点こそ奪えなかったが、アディショナルタイム含めて４５分１２秒もの長い時間を耐え抜いた。高らかに響く主審のホイッスルは、死のグループをサバイブしただけでなく、１位通過してみせた日本へのファンファーレとなった。

総評：☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【公式】日本vsスペインのマッチレポート・動画（ワールドカップ：2022年12月2日）：Ｊリーグ.jp

２０２２年カタールW杯、日本対スペインの祝勝会、でなくレビュー - pal-9999のサッカーレポート

あらためて、とんでもないことをやってのけてくれたものだ。ドイツ戦と共に満点をつけるしかない。それだけにコスタリカ戦がなぁ…せめてスコアレスドローだったならと思わずにはいられない。

マヤちんは突破の喜びと共に、大戦犯の烙印を避けられたことで胸をなでおろしていることだろう。某ベ▽ジョンの会社もかもしれんけどｗ。

決勝点となったゴールで、三笘がゴールライン上にギリギリ残せたのは『1.88mm』という僅かなモノだったそうな。１円玉２枚に満たない"紙一重"の判定をしてみせたのは、多数のカメラと最新のテクノロジーだった。

德国队距离晋级仅差1.88mm_日本_西班牙_足球

【Ｗ杯】日本勝たせた進化したVAR、ボール内蔵チップで１ミリ以下まで驚異の計測 開発者証言 - カタール2022 : 日刊スポーツ

その1.88mmを残すために、日本代表に関わる全ての人達の研鑽があったのだろう。歩んできた道程と、積み上げた高さが、これまでの成功と失敗の全てが、２０２２年の日本代表の道を切り拓いた。素晴らしい！

最後に。コスタリカがドイツを一時逆転したことで、『スペインとドイツのダブル敗退』の可能性が結構長い時間あったのが変に興奮したなぁ…ｗ。

次の試合は（次があるのはなんて幸せなんだ！）

決勝トーナメント最初の相手は、何かと対戦している気がする、前回準優勝のクロアチアさんですよ。グループＦを２位通過しているが、圧倒的な強さを示して勝ち上がってきたわけではない模様。

カナダにこそ４－１と大勝してみせたが、ベルギーとモロッコにはスコアレスドロー。１失点は大したモノとは思うが、ベルギーが（ルカクが）万全だったなら、日本は４年前と同じ舞台でリベンジできたかもしれない。

初の２大会連続の決勝トーナメント進出で、４年前のラスト１４秒の先を目指すスタートラインに立つ日本。ドイツ＆スペインを倒したとはいえ、クロアチアは同じようにはいかないかもしれない。けれども。

ドイツとスペインを倒せたのだから、どこが相手でも「絶対に勝てない」なんて、誰にも言わせない。そういう意味では「日本がワールドカップの頂点に立てない」なんてことも、誰にも言えないハズだ。

久保建が体調不良で練習欠席なんて報道もあり、富安も脚を痛めているっぽい（？）けど、イエロー累積で出られないのは板倉のみ。クロアチアも同じだろうが、リカバリを全力でやるにしても疲労は抜けきらないだろうな。

相手が疲れ切っているところに、相手に情報が無い"秘密兵器"町野が入って無双する姿が見えるようだ。そろそろベールを脱がさせてくれ！

１６強で日本と対戦のクロアチア、地元紙「彼らは誰も恐れていない」「欧州的なセンスを持つチーム」と警戒 : スポーツ報知

【スポーツ】日本よ、クロアチアに借りを返し、悲願のＷ杯ベスト８入りを果たせ！/デイリースポーツ

ミキッチ氏 日本VSクロアチアのカギを握るのは中盤選手「将棋のような頭脳戦になる」― Sponichi Annex

日本戦を「宝くじに当たった」と喜ぶクロアチア。Ｊリーグでプレーしたミキッチ、ニーノ・ブーレは森保Ｊの分析に大忙し｜web Sportiva

試合前／後

試合が１日（木）の２８時…２日（金）朝４時キックオフ。平日の朝である。いっそ２日を休みにしたかったんだけど、諸事情でソレもできなくて。

木曜日に仕事を定時に退社、帰宅したのが１９時。夕食を胃に投げ込み、発送が遅れていた町野ユニを無事に受領して、諸々こなして寝る準備が整ったのが２１時。

布団をかぶってそこそこ早く寝られたのはいいが、２７時に目覚ましをセットしたのに２５時には目が覚めてしまった。少々ウトウトしつつも流石に昂ぶってしまい、２６時に寝るのを諦めた＼(^o^)／。

結局２日は眠くてフラフラになりつつ４時間睡眠で社会の義務（笑）をこなし、帰宅しても試合映像をもう一度観るやらハイライト番組を確認することもできずに、倒れるように眠ったのでした、とさ。

リンク集

【記者の目】スペイン撃破を呼んだ“采配の妙” 我慢の前半→勝負の後半→逃げ切り策まで : スポーツ報知

スペイン紙は「歴史上最もバカげたパフォーマンスのひとつ」と日本相手の敗戦に厳しい指摘 : スポーツ報知

【総括】アジア、アフリカ勢がかき回した１次リーグ…もう欧州と南米に「格下相手」と侮る余裕はなし : スポーツ報知

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