本当なら勝利の余韻に浸りつつキーを叩きまくってなきゃいけない試合なんだけども、例のアレに思い切り冷水ブッかけられちゃったなぁ…。
スタメン
【J1リーグ第22節 ジュビロ磐田戦スタメン】
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2019年8月11日
GK:秋元陽太
DF:山根視来 坂圭祐 大野和成
MF:古林将太 齊藤未月 金子大毅 杉岡大暉
FW:松田天馬 山﨑凌吾 野田隆之介
サブ:松原 フレイレ 岡本 山田 クリスラン 山口 指宿 #bellmare pic.twitter.com/LvTAN5YxD8
鹿島戦からの変更は、冬一がサブからも外れてスタメンにはコバショー、のみ。サブにフレイレが戻ってきて、ウメさんがサブからも漏れて。山口がサブ入り、と。
やっぱり武富が戻ってこない。長引くのかねぇ。冬一は水曜のアトレティコ戦に出たけど前半で代わってるし、負傷さえ無ければサブには入ってくるかなと思ったんだけど、同じ条件の岡本とのコンディションの天秤かしら。負傷じゃないといいけど。
試合
立ち上がりからペースを握ったのは湘南だった。得点にこそならなかったものの、立て続けに磐田ゴールを脅かした。磐田の攻撃は未然に防げていたが、前半終了間際にコーナーからゴールにつながってしまう。ハンドくさかったがｗ。
早めに１点取れば流れは変えられると思っていたが、予想以上に早くその時は訪れた。実に後半開始１分、左大外を駆け上がっていた金子からのクロスを、ワントラップで左に流してDFの股を抜く豪快なシュートを決めてみせたのは、山﨑！
他クラブからの獲得リストアップ報道もあった山﨑、ゴール直後に湘南のエンブレムを誇示してみせてくれていた。そして後日、残留の報道が流れてくれた。ﾖｶｯﾀﾖｶｯﾀ
【公式】ゴール動画：山﨑 凌吾（湘南）46分 ジュビロ磐田vs湘南ベルマーレ 明治安田生命Ｊ１リーグ 第22節 2019/8/11
しかしこれで最下位脱出に執念を燃やす磐田に火をつけてしまう。ここから長らくペースを握られたが、秋元神のビッグセーブなどで耐えに耐えまくる。
すると８０分、追加点が先に入ったのは湘南だった。右サイド山根からのふわりとした裏へのパスに抜け出したのは、交代で入っていたやーまん。ゴールラインギリギリで追いついたと思ったら、自分の右側にあるボールを強引にねじ伏せてシュート！
角度の無いところからのノートラップでのドライブシュートは、磐田ＧＫカミンスキーの頭上を越えてゴール左サイドネットに突き刺さった。湘南復帰戦での今節ベストゴールは、あえて背番号１０を背負った覚悟を感じさせるものだった！
さらにゴールは続いた。直後の８２分、右サイドからのＦＫ、杉岡氏の蹴ったボールは壁に当たって跳ね返り再び杉岡氏のもとへ。そのまま杉岡氏が左足を振り抜くと、弾丸のような強烈なシュートが磐田ゴールに突き刺さった！
【公式】ゴール動画：山田 直輝（湘南）80分 ジュビロ磐田vs湘南ベルマーレ 明治安田生命Ｊ１リーグ 第22節 2019/8/11
【公式】ゴール動画：杉岡 大暉（湘南）82分 ジュビロ磐田vs湘南ベルマーレ 明治安田生命Ｊ１リーグ 第22節 2019/8/11
だが試合はまだ決しない。磐田も猛然と湘南ゴールに迫る。ロスタイムに１点を返し、残り時間で何としても勝点を奪わんとする磐田と、逃げ切りたい湘南の鍔迫り合いは最後の最後まで続いた。
タイムアップの瞬間、勝った湘南の選手たちの大半がピッチに崩れ落ちた。それほどに激しく壮絶で、濃密な終盤だった。
総評：☆☆☆☆☆☆☆☆
後半ロスタイムの失点で星を減らすか迷ったんだけども、あの押し込まれた終盤では仕方がないところだったろうから不問に。イヤな時間帯にイヤな形で先制されでも、凹まずに逆転してみせ、磐田の執念を跳ね返しての勝利は☆８に相応しいものだろう。
ゴールも流れからの山﨑、縦一本からのミラクルゴールのやーまん、ＦＫからの弾丸杉岡氏とバリエーション豊か。終盤の『身体張りまくりましょうタイム』含めて、見応えのある試合でありました。
次の試合は
平塚で降格圏からの脱出を目指す鳥栖を迎え撃つ。リーグ連勝の勢いでぶつかりたかったところだけれど、正直クラブは今それどころじゃないだろう。肉体的にはともかく精神的に動揺しないわけがない。しばらくは試練が続くだろうねぇ。
Ｊリーグの調査結果がどうあれ、こういう流れになってしまえば、キジェさんがその決断をしてしまう可能性は十分にあるだろう。キジェさんは、きっとそういう人だ。何としてもクラブは慰留しなければならない。きっと疑義は晴れるハズだから。
だから今は、貴方の鍛え上げたチームはこんなにも強くなりました、胸を張って帰ってきてください、という結果を積み重ねていくしかない。選手の心身の、チーム全体の強さに期待するしかないんだが…。難しいかなぁ…。
