湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【J2・第36節_vs水戸(H)】 『準備完了』○3-0

前節金沢戦の入場者数は6904人、水戸戦が6629人。首位を独走して優勝目前のチームのホームゲームとしては少々寂しい。ただ勝ち点が増えるだけではダメだということなのか。

今期は何とか結果は出してきたが、ガッカリさせられる試合も多かった。金沢戦と今回の水戸戦のような試合が、せめて途中でもう何試合かできていたら…。それほどまでに、この2試合は観ていて楽しいモノだった。こうあって欲しいと思う湘南の姿をようやく観られた。

確かに、キクシュンの復帰が大きかったのは間違いない。でも、それだけじゃない。不在の間に試行錯誤と鍛錬と結果を積み重ねて成長してきたこそ、これほどまでにチームが加速した。観続けていればこそ、成長を感じられるんだけどなぁ…。もったいないなぁ…。

この日のスタメンは、ジネイさんメンテ中(?)につき代わりに未月。サブには、この日のキーマンとなった高橋諒(レンタル)と野田(元所属)の元名古屋コンビが控えていた。

キックオフから、前節の良い流れのままに攻め立てる湘南。またもや開始1分いないでゴールかというチャンスを皮切りに、15分あたりまでは確実に前節の延長だった。しかし、あまりに攻撃が回りすぎて空回りし始めたか、それ以降は一進一退の展開になってしまう。

徹底的に裏狙いでFW勝負の水戸、裏返して全体攻撃で崩しに行く湘南。水戸の攻撃自体は力強く速かったが、狙いがハッキリしている分だけ対応できているように見えた。とは言えこちらもシュートまでは行けても枠に飛ばず、もったいないチャンス止まりの前半だった。

前半で早くもガス欠気味だったらしい未月に代わって、後半開始から野田ちゃん投入。まだ時々守備で後手に回ったりもするけれど、出てくるだけでスタジアムの雰囲気が変わる選手なのだ。

そして先制点は後半10分に生まれる。俊輝のボール奪取から右サイドを星矢がワンツーで抜け出してPAを深くえぐってからのこぼれ球を、野田が左足一閃。ホーム初ゴールが貴重な先制点へとつながった。”ノダ! ノダ! リュウ、ノスケ!!”

監督起用に応える #野田隆之介 の先制弾!!後半から出場の野田がこぼれ球に反応してシュートを放ち、湘南が先制に成功する。明治安田J2第36節 湘南×水戸は https://t.co/u4BaoHt81Q でLIVE中。#テレビでDAZN@bellmare_staff pic.twitter.com/5Aqf0sKSv9— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年10月7日

早い時間での追加点で試合を決めてしまいたかったが、押し込みながらも追加点が奪えずにいた後半30分、星矢に代わって高橋諒投入。名古屋からのレンタル加入即怪我で戦列を離れていたが前節ようやくサブ登録、今回やっと湘南でのリーグ戦デビューとなった。

解き放たれた勝負に飢えた狼は、研ぎ澄まされた嗅覚で左ワイドからチャンスを伺っていた。右サイドからの浅いクロスを水戸DFが…恐らく胸トラップでGKにパスしようとしたんだと思うが、それが中途半端になったところに突進。マークを振り切ってボールを奪いゴール!

移籍後デビュー戦でゴール!ゴール前、こぼれ球に反応した #高橋諒 がDFと競り合いながらも胸トラップから右足で シュートを放つ。明治安田J2第36節 湘南×水戸は https://t.co/u4BaoHt81Q でLIVE中#テレビでDAZN@bellmare_staff pic.twitter.com/nRd0G3cdcm— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年10月7日

ピッチに入ってからわずか3分後のファーストプレー。自らへのクロスが短いと見るや、何かが起こると信じてボールを目指した事が、歓喜につながった。ポジションも役割も違うが、ずっと試合に絡み続けてなおリーグ戦でノーゴールの表原と端戸は何を思うか。

この2ゴールで大勢は決した。試合終了直前には右から岡本があげたクロスが相手DFに当ってコースが変わって、オウンゴールにつながって、今季初の3点差勝利。ロスタイムに失点モノの大ピンチがあったけど、あえて見ないふりをしたいw。

ジネイが戻ってこられるかはわからないが、それ以外のリーグ戦ラストスパートへの準備はカンペキに整った。野田(元所属)、高橋諒(レンタル)のゴールで、これ以上ない形で次節のアウェイ名古屋に弾みがついた。もっとも高橋は契約で名古屋戦は出られないけども。

という訳で、日曜日は久しぶりの瑞穂陸。どうにも雨は避けられそうに無いが、この一戦の熱さの前には10月の雨など何てことはないハズだ。名古屋は逆転での自動昇格のために、湘南は…ここまでの『成長の証』を再び示すために。どちらも絶対に負けられない試合なのだ。

どうしても去年の最終戦の光景が頭をよぎる。絶対に勝たねばならなかった名古屋の眼前で、足枷の無くなった湘南が華麗なラストダンスを決めてみせた。あの日のリベンジになるのか、あの日の再現になるのか。現地で見届けてきますともさ。

最後に、この記事を紹介しておきたい。

📝コラム📝湘南で輝く山田直輝、サッカー観を変えた曺監督との幸運な出会いhttps://t.co/MaNH2yIC39🗣️編集部より「中川文如さん(@nakagawafumi)による #湘南ベルマーレ MF #山田直輝 のコラムです」🔻詳細は画像をタップ🔻— サッカーキング⚽️ (@SoccerKingJP) 2017年10月9日

この記事の中で、やーまんはこんな事を言っているのだ。

「方向性ですよね。例えるならバルセロナをめざすか、ドルトムントアトレチコ・マドリードをめざすか。曺さんは後者を選ぶ。感動を与えられるのは後者だと僕も思う。どちらが正しいか、ではなくて。僕も昔は前者の方が楽しいと思っていたけど、気づきました。後者はね、勝った時のやりきった気持ちがすごい」

これが湘南への完全移籍宣言でなくて何だというのか!w