湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【天皇杯・準々決勝_vs大宮】『クリスマスだからじゃない』×2-4

スタメンを見て、目を疑った。ジネイがいねい(何)。ダイスケもベンチ。大竹はベンチ外。他はともかくジネイはどうしたのか。公式戦の存在の可能性がある日程まで契約を結んでいなかったのだとしたら失策どころの騒ぎではない。これについては公式に発表があるべきだ。

試合が始まると。キックオフ直後こそ攻勢に出られたものの、攻撃が形作れずシュートにすら行けない。特に右サイドは相手に蹂躙され続けた。致命傷に近い大ピンチを3回しのいで、さぁカウンターや!…というところでボール取られてクロスカウンターで失点。

そして仕切り直して反撃…という後半開始直後のタイミングで奈良輪が退場。試合のペースを掴めぬままで数的不利、このまま崩れたらリーグ戦の二の舞だと、その時は頭を抱えたものだ。

しかし、シーズン終盤に調子と自信を取り戻したチームは強かった。大宮がペースを落とすのとは対照的に、フィールドプレーヤー10人が1.1倍走り、このまま終わってなるものかと鬼気迫るプレーで大宮の攻撃を跳ね返し続けた。耐えて、耐え続けた先に、福音が待っていた。

時間にして後半25分。GKの半端なクリアを拾ったのはシュンスケ。縦パスを長谷川に出して前方に走る。長谷川から石川につながったところで、シュンスケが追い越す。石川のパスを受けたシュンスケ、GKのニアをぶち抜くシュートでゴール!

ボールを運べるアーリアと石川が守備を中央に引きつけたことで、シュンスケがフリーでシュートを打つことが出来た。これがこの試合のファーストシュートというのだから、どれだけ相手にペースを握られ続けたのかということなのだが…。

劣勢の中での同点ゴールはチームを奮い立たせ、目の前のゴールでベルマーレサポーターは更に意気上がった。追いつかれて火がついた大宮の攻撃を跳ね返し続けて、後半終了、延長へ。

2016年12月24日 天皇杯準々決勝 大宮戦 延長戦開始前の🎶俺たちの湘南🎶 https://t.co/0oqtk3qVNZ こん時は「ぜってー負けねー」って感情が軽く爆発してて、半泣きになりながら声出してたw #bellmare— レヴィ (@revys48) 2016年12月25日

俺達の湘南 今日も戦おう こんな俺らがついてるのだから

 どんな時でも何も恐れるな 自分を信じ勝利を掴め オオオー

延長戦の前の湘南のサポーターのこのチャントとキジェさんの煽りがすごく良い#bellmare pic.twitter.com/9WBJ6EedDn— ちぇるある (@avanti_ardija99) 2016年12月26日

ここまで耐えられたのだから、ワンチャンスを掴んで先に得点できさえすれば勝てると信じられた。絶対に勝つ。負けてなるものか。90分を越えてもゴール裏の士気は衰えなかった。

そして試合開始から93分。バイーアさんのフリーキックがゴール前にふわりと上がる。そこに走り込むのは、後半ロスタイムに交代で入っていた藤田祥。正面からのボールは相手GKの判断を迷わせ、DFとかぶってまで競り合うことを選択させた。

先に触ったのは、藤田祥。無人のゴールに、ボールがコロコロと吸い込まれていった。10人の湘南が逆転。これはクリスマスの奇跡なんかじゃない。サンタのプレゼントなんかじゃない。蜘蛛の糸のような可能性をたぐりよせ、血まみれで掴み取った勝利の権利。

しかし、そこまでだった。延長後半に追いつかれると、もう余力は残されていなかった。あと3分耐えればPK戦…とは言うまい。まだリードしていた延長後半で得たコーナーキックで、更なる追加点を奪いに行くことができなかった時点で、湘南は限界だった。

これにて2016年の湘南ベルマーレの公式戦は終了。ジネイがいなかった事だけは疑問符だけれど、限界まで戦ったチームに文句があるわけもなし。最後に熱くなれる試合を見せてくれたことには、感謝しか無い。素晴らしいチームだった。

『J2に落ちたけど、おまえらは最高のチームだ。このチームで絶対に決勝まで行こう。』 RT @tateshonan 天皇杯準々決勝、大宮戦をレポートで振り返っています。【大宮vs湘南】レポート:彼らが示した貴い和https://t.co/IONCZc06us #bellmare— レヴィ (@revys48) 2016年12月25日

おかげさんで当日は風邪こそひかなかったものの、真冬に始発から出掛けた上に120分もの奮闘で体力が思った以上に削られていたらしく、年の瀬に風邪をひいてしまいましたよ。今も完全に治ったわけじゃないんですけどもw。今年中に書き上げられてよかった。

あ、選手の移籍/加入に関しては、この記事のコメントには書かないでくださいね。年明けのネタが無くなってしまうので、書きたいことがあっても歯を食いしばって耐えてください。

それでは、良いお年を!