湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【天皇杯・2回戦_vsFC琉球】『良薬苦口』○2-1

あまりに不甲斐ない戦いぶりに、誰もが苛立っていた。前半終わって、0-1。ハーフタイムに入った瞬間、2000人に届かない少なさのはずの湘南サポから一斉に滝のようなブーイングが降り注いだ。

去年は序盤から得点を重ねて4-0で勝利した相手。再び巡りあった湘南と琉球。DFラインにマルと三竿を残すだけで、レギュラーメンバーを温存してきた湘南。これは驕りでも何でもなく、控え選手にも実戦経験の機会は必要なのだ。練習試合だけでは試せないこともある。

しかし、湘南首脳陣の予想以上だったであろう闘志で、琉球が襲い掛かる。湘南も何とかスタイルを出そうとするのだが、ミスが多すぎた。トラップが大きくなってボールを奪われる。人が動いてパスを受けられないから、パスを読まれてカットされる。まるで攻撃が形にならない。

結果、前半戦はほぼ試合を支配される展開。湘南スタイルの「し」の字すら見せられない。同じユニを着ていれば、期待されるものは同じ。こんな試合をすればブーイングも仕方ない。

競わせて毎試合調子の良い選手をチョイスしてスタメンを選ぶと公言しているにしては、今年はこれまでほとんどスタメンが変わらない。その理由が明らかになった。パフォーマンスが段違いすぎる。怪我人が増えてきているのに、セカンドチョイスがこのレベルでは今後が不安だ。

後半から前線にウェリントンボランチにシュンスケのレギュラー組が入ると、それだけでチームが機能し始めるのだから面白い。四分六で優位と言えるところまで押し戻し、同点に追いついてなおゴールに迫るも、決めきれなかった。

決勝点は延長前半に拾ったPK。そこから何とか逃げ切ることはできたが、本当に紙一重だった。琉球は本当に良いサッカーをしていたし、結果がどちらに転んでもおかしくなかった。

前半はこちらが最悪だったとはいえ、ボール奪取からショートパスをビッシビシ通された。後半以降も、絶対に食ってやるという闘志は最後まで失われなかった。当たり前だが湘南だけじゃなく、琉球もまた上を目指して進化/深化してきたんだ。良いチームだなぁと素直に思った。

この日スタメンだった湘南のサブ&控え組には悔しい内容だったろうが、良い勉強&良い薬になったはずだ。J2後半戦を戦いぬくには、彼らの成長が不可欠なのだ。また必ず出番はやってくるはず。今日の苦闘と悔しさを忘れずに、これからも精進してもらいたい。

試合後は、120分闘いぬいた選手たちに、勝利のダンスを強要する湘南サポ。まるで罰ゲームのようで、こんなに楽しそうに見えないダンスは初めて見た。ヒヤヒヤさせられたお返し?w

天皇杯の次の相手は、J1大宮。去年の開幕前の練習試合と、リーグ戦最終戦の相手。そして何より、「17位」の大宮は「19位(仮)」の湘南の現在位置を確かめるには最適の相手だ。

大宮がどう出てくるかわからないが、湘南はきっと連戦でもベストメンバーでぶつかっていくだろう。磐田戦のテンションでぶつかっていければ、きっと大きな爪痕を残せるはずだ。平日だろうがそんなの関係ねぇ。NACK5スタジアム大宮に行くしかないでしょ!!

最後は、当日のくじ引きの一等の監督直筆メッセージ入りのボール。ええ外れましたともorz。