長かった…本当に長かった。宙ぶらりんのままで試合をこなす選手たちの哀しい姿を、もう観なくて済むというだけでも朗報だ。
と言うわけで、いつもの試合の感想の体裁のタイトルですが、触る程度で。週末まで書かなかったのは、連日帰宅が遅かったこともあったけれど、キジェさんの件についてのJリーグの発表を待っていたからでして。
総評:☆
同じような形でやられたということを差し引いても、最初の2失点は相手の上手さにしてやられたと思ったし、ここで踏ん張れば道は拓けるとも思ったんだけどね。その時点で前半終了間際だったのに、そこから更に2失点とは…。
1点ずつでも返したい後半開始早々に、ミスから安い失点してくれちゃって、そのままズルズル。同じことの繰り返し。状態を修正ができないどころか、徐々に悪化してるように見える。チームはバラバラでもないけど、束ねて強くもなれていない。
何がツラいって、湘南のチカラはこんなモンじゃないって知ってるんだもの。突然こんな状況に叩き落された選手やコーチには頑張ってほしいけど、正直明るい未来が見えてこない。残り7試合、現状のままではJ1残留は正直厳しい。
【【審判の日】】
長い時間をかけての調査の末、キジェさんの行為がパワハラと認定され、リーグからの制裁も決まった。『調査報告書(要約・公表版)』を読むと、パワハラと認定されるに値する行為に対して、Jリーグはキチンと判断してくれたと感じている。
制裁はかなり情状酌量してもらったと思っている。報告書の内容はドン引きするくらいの内容(正直なとこ他人事なら「最悪だなこのカントク」で終わり)であり、もっと重い処罰でも何も言えないところだった。
チェアマンも会見の中で「深く反省をしつつ、前を向いてほしい」と発言しているし、調査報告書の最後も、同じような言葉で〆られている。本当にありがたいことだ。湘南ベルマーレとしても、キジェさん個人としても、前を向いて進んで行かなければ。
今回の湘南の事案を契機に、各クラブでも内部調査が行われるだろう。湘南ベルマーレを反面教師に、Jリーグからパワハラに値する行為が無くなっていってほしい。それが被害者の方に対する償いにもつながっていくだろう。
パワーハラスメント問題における「湘南ベルマーレコンプライアンス調査委員会」による調査結果と再発防止策について « 湘南ベルマーレ公式サイト
湘南ベルマーレは4日、曺貴裁監督のパワーハラスメント問題に関する記者会見を実施。
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当初予定になかった監督本人の出席のもと、まず真壁潔会長が代表して陳謝しました。
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湘南ベルマーレの曺貴裁監督が、自身のパワーハラスメント問題について、自らの言葉で謝罪しました。
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自身のパワーハラスメント問題を記者会見で謝罪した湘南ベルマーレ・曺貴裁監督。
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また現場に戻って指揮をとるかどうか、今の心境は…
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パワーハラスメント問題を記者会見で謝罪した湘南ベルマーレ・曺貴裁監督。
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自身の哲学や信念が、結果的に問題と捉えられたことについて…
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湘南ベルマーレ・曺貴裁監督のパワーハラスメント問題について、クラブの会見に先立って行われたJリーグの会見で村井満チェアマンは再起を促すコメントを発していました。
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その言葉を受けて、曺監督は…
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キジェさんの声を聞いて「どこで間違えてしまったのだろう」という想いが強い。実直で生真面目で選手思いで、およそパワハラとは縁遠い人という印象は、こうして調査結果が出た今でも変わらない。
どこで読んだか忘れてしまったが、選手の叱り方に対しても俯瞰で眺められる人だったハズなんだ。言葉の伝え方にも神経を使っているようだったし、そうでなければユースの指導者からここまで来られなかっただろうから。
しばらくは周囲から厳しい目を向けられるだろうけれど、正面から受け止めて、これからの行動で反省を示していくしかない。そしてキジェさんの指導者としての復権を支えるのは、湘南であってほしい。何より…こんな形で別れるのは絶対にイヤだ。
一部報道について | RIZAP GROUP[ライザップグループ]
湘南ベルマーレに関して | 三栄建築設計|メルディアグループ|MELDIA GROUP
幸いなことに、親会社/メインスポンサーさんからは好意的な反応が得られた。あとはクラブが、選手達が、コーチ陣が、再びキジェさんの元でひとつになれるかだけだ。
次の試合は
明後日の日曜日に、川崎と神奈川ダービーですよ。こんな状況下でホームで出来ることは幸運だ。調子の上がらないチームを、せめてホームのチカラで支えたい。
日曜19時開催は、この試合のみ。しかもいつものDAZNだけじゃなく、再びハイエナのように(被害妄想)NHK BS1が中継に入る。
上の方で『残り7試合、現状のままではJ1残留は正直厳しい。』なんて弱音を吐いてしまっているけれど、現状を打破できる恐らく最後の機会がやってきた。このタイミングで今度こそ、これぞ培ってきた湘南スタイルという内容を全国放送で示そう。
あえて結果とは書かない。勝負はこの一戦だけにあらず。それよりも、その先のラストスパートのための手応えを掴むことが重要。仮に鳥栖に勝ち点で並ばれても、得失点で上回ってさえいれば気にしない…ってくらいの気持ちでいたい。