湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・第2節_vs川崎(A)】 『極寒ドッグファイト』△1-1

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日中はホントに暖かくて、着ていた上着も早々に脱いだ川崎フロンパーク。平日とはいえホーム開幕戦、そして神奈川ダービー。かなりの人手で賑わっていた。

(後から15000部も配布と聞いた&実際しばらくしたら並ばなくても受け取れた&正直無料だけあって並んでまで確保する中身でもなかった&スタジアムの中でも「ご自由にお取りください」になってた)『等々力FRIDAY』に長時間並んだり。

正直あまり食べたいモノもないwフロンパークだけど、開幕戦限定で出ていた「開戦フライ」は美味しかったな。その場で揚げてるから回転は悪かったけど、その分アツアツを食べられた。この400円はアリだった。

その代わりといっては何だけどSKYシリーズ限定メニュー『湘南の潮風唐揚げ』は少々ツラかったな。同じ値段で作り置きで冷めきってんだもの。冷めててもそれなりに美味しかったけど、気候が寒かったからね…w。

スタジアム/メインスタンド

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川崎ではメインスタンドは初めて。発売日に買ったら何と最前列。コーナーの真横で、こちらサイドのコーナーキックはホント観やすかったな。おかげさんでペガサス天馬の同点ゴールも真横から観られて満足( ^ω^ )ニコニコ。まだ出来たばかりでトイレも綺麗。

最前列だから湘南の選手の入退場はもちろんだけど、会場のスタッフの動きなんかも観られたりして。試合準備をしているスタッフに、キングベルじいちゃんが激励の握手したりしてましたわ。全員に握手しておじぎして。立派な営業マンでしたw。

ただ見易さと引き換えに(?)風の通りが良すぎましてね。日が暮れてから一気に気温が下がった上に風が強まって、座ってるだけだと、とんでもなく寒かった。日中の暖かさに薄い上着しか無かったので、最後はガタガタ震えながら試合を観てましたわ。

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前半

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スタメンは前節からあまり変わらず。ステバノさんがベンチ外で、代わりに俊輝がボランチに入ったのみ。この日の形がこれからのスタンダードになるのかもしれない。サブにはミキッチとしまむーが初登録。新井光くんが外れた。

出足は上々、テンポよくゴールに迫れて、これはピッチに慣れてきたら面白くなるぞ…なんて思ってた立ち上がり。しかし徐々にペースは川崎に傾いていく。

攻勢に晒されると、改めてJ1で戦っているんだとヒシヒシと感じる。こちらが頑張ってパスコースを2つ3つ作ってるのに、川崎は瞬時に5つくらいズババッと道が拓けるイメージ。そしてイヤなところにパスをスパッと通してくる。

湘南も前線から縦横無尽に追い回して、守備は中央固く簡単には崩されず、好き勝手にやらせているわけではない。ただ、わずかな隙でもそこを縫うように攻撃を形作ってくるので、全く気が抜けない。これがJ1、この完成度がJ1王者なのだ。

前半はスコアレスで終了。湘南も守備一辺倒ではなかった。ファーストパスから通らなかったりと思うようにはいかなくとも、そこそこ攻めることはできていた。何とか踏ん張れていた守備と共に、やりきる攻撃ができれば…と感じられた前半だった。

後半

スコアレスドローなんてありえないという確信もありつつもw、しばらくは緊張感のある時間帯が続くのかなぁとも思っていたけれど、後半11分に早くも試合が動いた。

左サイドから攻め込まれる中、小林悠が大野のマークを外して一歩先んじてニアに走り込むと、ピンポイントに早いクロスが入る。秋元が前に出るも先に頭で合わされてゴールを許してしまった。

ドンピシャで合わせてきた相手を褒めなければいけないが、身体が反応してしまったのだろうが、秋元はあそこで飛び出すなら先に触らなければいけないし、触れないなら飛び出すべきでは無かった。秋元の反応なら、構えていれば弾き出せていただろう。

先制点を許してしまったが、それで流れが悪くなることはなかった。失点直後に岡本に代わってミキッチを投入。一度ボールを持てば、やはりJ1を生きてきた存在は違うと感じさせてくれた。やはりスタメンで観たい存在だ。

そして時間にして失点からおよそ10分後。山根のブレ球ミドルを相手GKが弾き出して得たCK。秋野のボールにゴール正面でバイーアさんが先に触ってヘッドで叩き落とすと、そこにいたのはペガサス天馬。左足でビタリと止めると、即反転して右足一閃、ゴール右隅に豪快に蹴り込んでの同点ゴール。

この場面、前述のように自分の真正面で起こった同点劇。こちら側からのキックだったら尚良かったけどw、それでも素晴らしいゴールを観られたのは幸運だった。

そこから20分は、前半の押し込まれ方がウソのように一進一退。同点直後に川崎が大久保を入れれば、湘南は疲れの見えてきた天馬に代わって表原。川崎がラスト10分で中村憲剛を下げれば、湘南はジョンヒョプに代えてのだりゅー。

大久保も何度かのシュートチャンスを外してくれれば、90分になろうとする時間帯で、のだりゅーがボール奪取から左サイドを単独ドリブルで突進。シュートを狙うもGKに阻まれるという惜しいシーンもあった。

この時、ゴール前に2人走り込んでいて、川崎の追いかけてくる選手含めて3対3だったのよね。例えGKに弾かれたとしても、それがゴール正面に転がってくれれば味方が詰めてくれるという判断で、GKの左手側にちゃんとシュートを打ってる。

残念ながら足で反応したGKが弾いたボールはゴールライン側に転がってしまったけれど、のだりゅーはやれることはキチンとやってたと思うので、個人的には不問としたいところw。もちろん直接決めてくれてたら万々歳だったけどもさ。

総評:☆☆☆☆☆☆☆☆

 去年のJ1優勝チームを相手に、アウェイで先制を許しながらも、追いついてのドローですよ。それも守ってカウンターという消極策でなく、前線のアクティブディフェンスからの攻守の連動で、圧されながらも跳ね返してみせての価値あるドローだ。

前回も書いたけど、やはり去年培ってきたことがチームに息づいていることが大きいと感じるし、確実に"高度"を上げられたのだと内容と結果で納得できた。

訳も分からず何となく拾った勝ち点じゃなく、積み重ねた土台の上に立って掴み取った勝ち点1には胸を張りたい。今はまだ"地表"との距離は気にしなくていい。この"高さ"で飛べたという自信は、何物にも代え難いものだ。

長崎に勝っても「所詮昇格組同士の対戦だし」という視線も、磐田に3-0勝利した昨年優勝チームとのドローなら、これから変わってくるだろう。ここから始まるワールドカップまでの怒涛の連戦で、どこまで突き進めるだろうか。


DAZNハイライト 20180302 川崎フロンターレ戦

www.asahi.com

川崎に「負ける気はしなかった」 “湘南旋風”再現へ、J1王者から得た勝ち点1の意味 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ

次戦

次回の試合は水曜日、ルヴァンカップのグループステージ第一節、鳥栖戦だ。ありがたいことに連戦の最初でホーム平塚で試合ができる。これは本当に大きい。

鳥栖はリーグ戦第二節では、開幕戦で湘南が勝った長崎相手に、2点のリードを許しながらも追いついての2戦連続ドロー。勢いに乗る光明を見出した、というところか。

湘南は恐らくガラリとメンバーを入れ替えてくるだろう。キジェさん以前はターンオーバー否定派だったけど、今年の過密日程では計画的に休ませていくしかない。GK秋元以外は全とっかえでも不思議ではない…という気はしている。

気になるのはキャプテン高山だ。色濃く湘南のスタイルを体現できる存在だったはずの彼が、2戦連続ベンチスタート。相性の良かったハズの川崎戦なのに、とうとう出番無しという結果に。本人かなりショックを受けているのではなかろうか。

恐らく鳥栖戦ではスタメン出場濃厚だろうが(というか出してやってくれ…)、ここで最前線に復活する足がかりが掴めるかどうか。そのためには内容も結果も求められるだろうし、そのモチベーションは必ず試合に生きてくる。

杉岡氏やペガサス天馬でなく、高山にしか出来ないことでチームを勝利に導いて欲しい。怪我から復活してきたのは、ベンチを温めるためじゃあないハズだ!!