柏戦から6戦負け無しの間は、パスを狙い通りにつなげられていた。パスを貰う前の動き出しだったり、位置取りのお約束だったりでオートマチックに連動できていたからこそ、少ないタッチでパスが回せていたんだ。多分。
それはほんのわずかなプレッシャーのかけ方かもしれないし、ポジション取りの研究かもしれない。出す側、貰う側、パスをつなげられるだけの余裕が、この日の湘南からは少々失われていた。特に後半は、ちょっと慌てているようにさえ見えていた。
「通すパス」が「通ってくれと祈るパス」になっては、今まで通りにはいかないよね。
スタメン
【J1リーグ第28節 名古屋戦(A)スタメン】
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2020年11月21日
GK: #谷晃生
DF: #舘幸希 #坂圭祐 #石原広教
MF: #岡本拓也 #茨田陽生 #齊藤未月 #松田天馬 #畑大雅
FW: #指宿洋史 #中川寛斗
サブ:後藤 大岩 大野 柴田 オリベイラ 古林 岩崎#bellmare pic.twitter.com/c9pyIFvwtv
DFセンターが坂に。正直これだけでも安心する。3試合無失点で3連勝でも、その中で対応ミスで失点モノのピンチを招いていたからね。そして金子が疲労で休養、代役で未月が入ってセンターラインが入れ替わったことが、どれだけ影響したか。
そしてサブには大野と大岩が帰還。この日の結果に関わらず、この二人がスタメンに戻れるのかは注目。危なっかしくも何とか結果を出してきた選手、結果が出ない間を支えてきた選手、どう融合していくのか。
総評:☆☆☆☆☆
試合内容で☆4、先制されても前半のうちに追いついてみせたことで1個プラス。
相手のチャンスを潰してショートパスからのカウンター、というところで縦パスを受けた中川が相手2人に挟まれて出したパス…が中途半端でマテウスに回収される。ここで即座にアタックに行ければよかったがシュートを打てる間を与えてしまった。
正直ガックリきたが、コーナーから坂が完全復活の打点の高いヘッドでゴールにつなげてみせたことで、後半もやれるやれると思ったものだが…。
後半開始直後に、斜めにゴール前へのパスが通って大ピンチ。広教、そのポジションはGKの邪魔にしかなってないよ。コースをどっちか切るなら外側ちゃうんか。結局外側を通されて谷が届かず2失点目。
3失点目は左サイドで広教から未月へのパスを完全に読まれて掻っ攫われて。そこからのショートカウンターはお見事と褒めるしか無い。未月もダイレクトに展開しようとして空振りしてコケたくらいには警戒していなかった。
ここ数試合は相手のプレスも身体を入れてキープなり展開なりできていたんだけど、その辺の余裕も奪われてしまったな。相手に上回られたのなら仕方がない。切り替えていこう。強かったぜ、ズッ友…b。
【名古屋グランパス×湘南ベルマーレ|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第28節 | 2020シーズン|Jリーグ
次の試合は
水曜日にホームで広島戦ですよ。6戦負け無しで好調を維持して平塚にやってくる広島さん、週末は桜さんとも試合してアウェイの連戦になるのね。
つか、もう週末のホームが1試合しかないの哀しい。ホーム最終戦も水曜だし。変則日程だから仕方ないんだけど、こうも続かれると行きにくいんだよなぁ。
さて、スクランブルな布陣で奇跡的に(?)内容も結果もついてきていた湘南。スタメンのところでも書いたけど、名古屋戦での敗戦のタイミングで怪我人が戻ってきたことで、スタメンをどういじってくるのかが注目。浮嶋さんの判断は如何に。