約2週間のインターバルがあった湘南に対して、連戦続きの中で前々日に無敵艦隊川崎に粉砕された直後の神戸。これで蹂躙されるようなら今年はもう何も期待できなかったところだけど、ようやく立ち直りのきっかけを掴めたようだ。…一安心である。
速攻と遅攻の両方を目指しているなかで、どちらかというと遅攻寄りになってきている部分が多かったと思う。狙えるところはもっとカウンターで仕留めなければいけない。それはチームみんなで意識して練習しているので、両方出せればと思います
何が一安心て、大野がこんなこと言ってたんで心配してたのよ。「どっちかというと遅攻寄り」 って何だよ、あえて封印してましたってくらい速攻出せてなかったじゃん。意識して練習してて今までずっとアレだったのに、2週間で何が変わるのよってね。
スタメン
【J1リーグ第14節 神戸戦スタメン】
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2020年9月5日
GK: #谷晃生
DF: #大岩一貴 #坂圭祐 #大野和成
MF: #岡本拓也 #齊藤未月 #金子大毅 #松田天馬 #石原広教
FW: #岩崎悠人 #石原直樹
サブ:富居 茨田 三幸 田中 平松 古林 根本#bellmare pic.twitter.com/mQdJXBewGy
神戸が連戦でベストメンバー組めないっつっても、準備万端なハズの湘南も怪我人続出のようで見慣れたメンバーが何人も不在。サブには高校三年田中、大学四年平松、大学三年根本の姿が。全員出場して全員存在感出せてたのは驚いたけども。
この2週間で誰が出てもかんたんに粗が見えない程度には煮詰めてきてくれたってことなので、そこはきちんと評価してあげたい。まぁベスメン揃ってたら勝ててかもしれないくらいの展開だったんだけどもね。
試合
試合開始直後から、変化は感じられた。ずっと後に重かったけど、前輪(?)にも荷重がかかっていた。フロントウイングを改良してきたらしいw。
4つのタイヤ(?)でしっかり地面を掴んで、攻守にトルクがしっかりかかっていた。ベクトルがしっかり相手ゴールに向いて前のめりになっていたから、遅攻にも期待が持てたし、速攻でも人数をかけてチャンスを作れていた。
前半からオフサイドのゴール未遂やらコーナーから得点機があったりもして、これは後半に期待が持てるぞなんて思っていたら、後半5分に早くもその時はやってきた。
中央をドリブルで侵攻する大岩、石原にボールを託して自らはゴール前へ。石原は左の天馬にパス、更に左を追い越していく広教に金子を経由してスルーパスが通り、クロスを大岩が頭で叩き込んだ!
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) 2020年9月5日
🏆 明治安田生命J1リーグ 第14節
🆚 湘南vs神戸
🔢 1-0
⌚️ 50分
⚽️ 大岩 一貴(湘南)#Jリーグ#湘南ベルマーレvsヴィッセル神戸
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/UKHmitOJcU
人数をかけて攻め上がり、サイドを追い越した選手のクロスからのゴールは、確かに「あの時のベルマーレ」という感じでシビれた。ずっとこの時を待っていた!
総評:☆☆☆☆☆☆
いやー、これで3分後にあっさり同点に追いつかれなかったらサイコーだったんだけどなぁ…w。まぁでもアレですよ。2週間を無駄にせずにきちんと改善してくれたのは確信した。あとはコレを続けていけば、光が見えてくるハズだ。
「これでいいのだ!」という手応えを、チームもサポーターも感じ取れた一戦になっただろうし、それは勝てた鹿島戦でも得られなかったモノ。勝ち点3には届かなかったけれど、この試合の勝ち点1の価値はソレに勝るとも劣らない。
【湘南ベルマーレ vs ヴィッセル神戸|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第14節 | 2020シーズン|Jリーグ
次の試合は
台風一過(予定)の平日アウェイ大分でのリーグ戦。4試合勝利が無く直近2試合を連敗しているとはいえ、その前にはマリノスに勝利していたりする。
湘南はといえば、神戸戦の内容をアウェイの地でも発揮するだけだ。守備を安定させた上で攻撃面では進化させていくことがミッションになる。あと、あえて苦言を呈するならば、円陣ダッシュをもうちょい綺麗にやれるようになってほしい…かなw。