何やら試合後のゴール裏では少々ブーイングが飛んだらしい。おかしいな、確かに結果的にも内容的にも完敗だったけど、そこまでダメだったようには見えなかった。この試合でブーイングなら、こないだの磐田戦なんて居残りせなアカンとこだぞ。
この日は金曜ということもあってスタジアムに到着するのが何時になるかわからなかったので(結果的には午後半休にしたので早すぎたw)メインスタンドの指定席だったんだけど、観る角度が変わるとそこまでダメに見えるものなのか。
何度か書いてるけど、何度でも書こう。ブーイングなんてダメだなんて言うつもりは無いけれど、負けて腹立ったというだけだったらアカン。"その瞬間の"自分の感情を発散させたいだけのブーイングなんて、何の意味も無いんだよ。
試合前&スタメン
フロンパークが開く前にはもう到着してしまって、手持ち無沙汰。せっかくなので準備中のちゃんこ屋さんの前で待っていたら、一番客ということでギリギリまで盛ってくれて感激。にんにくの効いた塩ちゃんこ、美味しかったなぁ。暑かったけどもw。
【J1リーグ第8節 川崎フロンターレ戦スタメン】
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2019年4月19日
GK:秋元陽太
DF:山根視来 フレイレ 小野田将人
MF:岡本拓也 齊藤未月 松田天馬 杉岡大暉
FW:武富孝介 山﨑凌吾 梅崎司
サブ:松原 秋野 鈴木冬 中川 大橋 山口 指宿 #bellmare pic.twitter.com/WE90d7atvM
ついに岡本が帰ってキタ━━(゚∀゚)━━…と思ったら大野とシュンスケがいない。怪我なのか何なのか、なかなかベストメンバーが揃わないモンだ。この日は武富が負傷交代したけど、長引かなければいいんだがねぇ。
【湘南】曺貴裁監督からの異例の叱責…愛のムチにホープ・杉岡大暉は応えられるか | サッカーダイジェストWeb
左ワイドの杉岡氏は、この日も精彩を欠いた。奮起を促すつもりだったかゲームキャプテンも努めたが、不発。とうとう監督から名指しでコメントを出されてしまう。もちろん本人だけの問題じゃないんだが、打開するきっかけが欲しいねぇ。
試合前には、正式に引退を発表したミキッチへ惜別のダンマクとチャントが。クロアチア語で『さんきゅー!愛してるぜミカ!また会おうぜ!』的な意味っぽい。いやホントに感謝しか無いよ。近いウチに平塚で再会したいものだ!
試合
流石の王者チームなのである。一人がボールを持ったら、瞬時に複数のパスコースが湧いて出てくる不思議なチームが川崎なのである。なのでボール保持率は高いし、パスの出しどころを早めに抑えられないと防戦一方になってしまう。
湘南は90分後のことなど考えないような、怒涛のプレッシャーで川崎を追い詰めようとしていた。その甲斐あってかキックオフから10分くらいは拮抗していたものだが、武富の負傷交代あたりから、徐々に川崎の術中にハマっていく。
湘南も相手のブロックの隙間で受けて、前を向いてゴールに向かうってところまでは出来ていたんだ。楔のパスも入った、サイドの押し上げもあった。あとは決定的なところのラストパスだけだった…ハズなんだ。そこを通させてくれないのが川崎なのだが。
1点目はその軌道を本当に狙っていたのかってくらい完璧なループシュート。2点目はDFラインを完璧にすりぬけてのゴール。湘南は何とかして川崎の余裕を奪いたいのに、それほど堪えていないように見えるのが口惜しい。
後半に入っても、先に1点取ったら流れをひっくり返ずきっかけになると信じていた。チームも後半開始から秋野をDFラインに入れて4バック(という名の2バック)にして前への圧力を上げに行ったけれど、状況は変えられなかった。
それでもピッチの選手からは、十分に気持ちは伝わってきていた。少なくとも俺には。懸命さが最後まで見えていたという点だけは、この完敗の日の大きな収穫だった。
総評:☆☆☆☆☆
次の試合に期待を込めて、☆1つ追加。ただし次のリーグ戦…週末のアウェイ鳥栖戦でのキックオフが川崎戦の『91分目』のような気持ちの入った立ち上がりをしてくれなかったら、鳥栖戦分から☆をマイナスするからね。貸しです、貸し。
選手が自分達に矢印を向けて反省するのは大いに結構。ただね、サポが自分達が支えるクラブに必要以上に矢印を向けるのは、アカン傾向だよ。去年の成績の差から開幕を経て、7試合を間の深化では届かなかった。まずは川崎を讃えなくちゃさ。
そんな相手に(少なくとも俺には)最後まで牙の見える戦いをやり通したからこそ、現時点での力の差は痛いほどにわかったハズだ。まだまだ目指すべきところは遠いということなのだ。
次の対戦は10月頭、約5ヶ月後のホームでの試合までにどれだけその差を縮められるのか。それはイコール、その時期に何位にいるかという話にもなっていく。下を向いている暇なんて、無いぞ。
次の試合は
週の真ん中水曜日(って何度も使ってるけど出典わかる人少ないだろうなぁw)、日産スタジアム…ではなくニッパツ三ツ沢でルヴァン杯マリノス戦ですよ。またしても神奈川ダービーなんだけども、なんか天気悪そうだけど大丈夫かなぁ。
前回のルヴァン杯の対戦では、レレウが輝いた。リーグ戦メンバーが少々停滞してる今がアピールのチャンスとばかりに、今回も牙を研いでいるだろう。ここで結果を更に詰めれば、チャンスは掴めるハズだ。要注目&期待大である。
対するマリノスも、グループステージでは未勝利。リーグ戦でも浦和に3-0で勝ったかと思えば、前節は札幌に0-3フルボッコと波が激しい。やはりここで追い風を呼び込みたいはずで、リベンジという意味を除いても気合は十分であろう。
言うまでもなく、波に乗り切れずにもがくクラブを押し上げるのも、ルヴァン杯グループステージのもう一つの意義だ。リーグ戦での加速につなげられるのは、どちらか。