湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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富士登山だよ/前編(2009年8月27~28日)

唐突に思い出したので、9年前のmixi日記からの転載。体力が残っているうちにもう1回くらい登りたいが、今はなかなか…。初心者が何も考えずに、徹夜アタックで御来光までに山頂を目指す無謀企画、皆様に何かの参考になれば幸いです(ニッコリ。

ちょっと富士山行ってくる/2009年08月27日13:18

意味なんてないさ!w 一言日記に書いたら止まらなくなっただけ!

前回登ったのは20歳ん時。大学の講義の一環で河口湖キャンプ&富士登山があった時以来。あれから体力も落ちたろうし、重量ハンデwもついた。どうなるものやら見当もつかない。

明確に覚えているのは、雲を抜けた瞬間の星空の美しさと、御来光までの寒さw。前回はカメラなんて持っていけなかったが、今回はデジカメという近代兵器がある。いろいろ残してこれるだろう。

とりあえずサクッと行き方を調べて、必要そうなモノを昨日のガンダムのついでに買い揃えてきた。あとは身体を動かすだけさ!

20時に富士スバルライン五合目からアタックの予定。前回は友人とダベりながら登ってたら御来光までに山頂にたどり着けなかったのでw、今回はただ黙々と登ってこよう。

それじゃ、行ってきます!!(`・ω・´)シャキーン

ガンダム:お台場に立ってた初代ガンダム立像のことw。

富士山登山だよ・準備編/2009年09月01日20:36

 かくも勢いというのは恐ろしい。一言を日記に書いてから、行かなきゃいけないような気になってしまった。

もっとも9月の頭でいいかと思ってた、最初は。そしたら何となく富士山関連のニュース記事を見てたら、山小屋の類は8月末で締まっちゃうらしいということで、急遽いろいろ調べて準備したりして。

≪買ったもの≫※細々としたものは除く
1:リュックサック
2:防寒兼用の雨具(notレインコート)
3:トレッキング用ズボン
4:トレッキング用ソックス
5:ヘッドランプ(でこの辺りに固定するライト)
6:酸素缶(10リットル)

【1】愛用していたリュックサックが数年前に壊れてから新調してなかったので。25リットルの至極普通のもので、富士山用には少し小さいかったかなというくらい。実際かなりギリギリだった。

【2】とにかく荷物を減らしたいというのがあったので、防寒着としても使えるデザインと機能の上下セパレートのレインウェア。【1】【2】は鈴鹿に行く時にも使うことを前提として選定。

【3】ジーンズでいいかと思ってたけど、雨に濡れたら重いわ寒いわで大変という話があったので、ストレッチ性と撥水性のあるものを新調。…これは使いまわすのが難しいなぁ。普段着にするにはデザインがw。

【4】何せ基本は歩き続けることなわけで、普通のものでは簡単に穴があくことが予想された。左右の足専用の形状に縫ってある、厚手の丈夫な専用ソックスを新調。これは厚手なので冬場には普通に使えそう。

【5】両手を空けたかったので、1000円もしないバカ安のものがあったので購入。…今は何でもLEDだと思い込んでいた俺がバカだったw。無いよりはマシだったけど、輝度が低すぎて話にならなかった。二度と使うまい。

【6】山小屋でも売ってるけど、逆に言えば山小屋に行かないと買えないので。これは買っておいて良かった。どこまで効果があったかどうかはわからないけど、最後は精神的にコレにすがってた。

トレッキングシューズは長年愛用しているものがあるので助かった。これまで新調することになってたら、靴擦れで大変なことになっていたはず。今回も皆無じゃなかったけど、歩き続けることはできたからね。

≪ウェアの構成≫
頭部:毛糸の帽子
首部:ネックウォーマー・マフラータオル
上半身:長袖シャツ・厚手のトレーナー・レインウェア(上)
下半身:トレッキング用ズボン・レインウェア(下)

これでも寒いかなと思ってて、薄手のダウンジャケットを持参するか迷ったんだけど、結局リュックサックの大きさがギリギリで断念。最終的にはレインウェア(下)以外は全て着込むことになった。それでもやっぱり寒かった。

≪持参食料≫
水(いろはす/520mlペット)・2本
ウィダーインゼリー・1個
シリアルチョコバー・2本
スティックサラミ・1本
アミノ酸補給アメ・1袋

少ないと思うでしょ。でも実際そんなに腹も減らなかった(それどころじゃなくなってたというのもあるけどw)。普通の水、しかも飲みきったら潰して荷物を減らせる『いろはす』は助かった。スティックサラミの肉っけが嬉しかったな。

途中の山小屋で、持参したコンビニ弁当とかサバ缶とかメンマ缶とか食いまくってる大学生とか見かけたけど、ゴミ出るしかさばるしで逆に大変だったろうなアレ。もちろん美味そうだったけどさw。

≪最終準備≫
電車ルートを調べて片道3時間もかかるのにゲンナリしたり。元気だったら寄ろうと河口湖周辺の温泉を調べてみたり。当日の朝になってJRの割引切符の存在を発見したりw。

 富士山登山だよ・順調編/2009年09月01日20:40

普段遠出をする時にはノートパソやら雑誌やらを持参するんだけど、流石に今回は自重。すなわち3時間以上の行程が暇で暇で。携帯もバッテリーが心配なので無駄遣いできないし、ひたすら体力温存で寝る寝る。

JRから富士急行に乗り換えてしばらく乗っていると、徐々に車窓から見える富士山が大きくなってきてテンション上がって、寝てられなくなる。アレの頂点を今から目指すのだ。…マジか俺、信じらんねぇwww高ぇよバカwww。

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河口湖駅を降りて、富士山五合目直通のバスに乗り換え。意気揚々と乗り込んでバスが動き出すと同時に、妙な違和感が。…外国人多いなぉぃ! 到着してからも、出会う人の半分は外国人。平日だったから外国人旅行者が目立ったのかわかんないけど、それだけ観光名所になってるんだなぁ。
18:45、たどり着いた五合目(2305m)。予想以上に店が開いてない。他に選択肢も無く、開いてたレストランで天ぷらうどんを食す。こういう時には七味たっぷりで胃袋にパワーを注入するのが俺のジャスティス。…そうしなきゃ食えないほどマズかったわけではないw。まぁそれなりでしかなかったけど。
うどんを食い終わった時点で19:10。日記にも書いたように20時アタック開始の予定だったけど…こうまで店が開いてないと高地慣れするまで時間を潰すところもない。じっとしてると寒いし暗いし、存分に身体だけはほぐしてもう出発してしまうことにした。
元々早めに出発して(20時でもだいぶ早いはず)、時間的余裕を作った上で途中の山小屋で休憩するつもりだったから、その余裕がさらに増えるだけだよなーとか考えてた。もっともその「時間的余裕を作る」という考えが間違っていたというのを、後で思い知ることになるんだけども。

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Tシャツの上から長袖シャツを着込み、首に汗拭き用タオルを巻いて、いざ出発。早すぎるせいで前後に人気もない、真っ暗な山道をヘッドランプの明かりを頼りに、とにかく歩く。見下ろす夜景がやたら綺麗に輝いて見える。
19:58に六合目(2390m)、20:43に七合目(2700m)到達。足にもそれほど疲れはなく、汗はやたらかくもののまったくもって順調そのもの。「余裕を作ろう」と進む間に、前の何人かを追い抜きこそすれ後ろから誰もついてこない。この時に自分が飛ばしすぎてることに気がついていたら、もっと楽だったかもしれない。
そして七合目から八合目に至る道は、それまでの道から急に岩盤めいた道がメインになっていく。そこで初めて自分の身体の異変に気がついた。それまでも少し頭が痛いとかってのはあったけど、妙にフラつくようになってきた。今までコケなかった段差でつまづき、それをこらえようと無理をするので太ももやふくらはぎが張ってくる。
それでも何とか22:11に八合目(3030m)到達。ここまでで3時間半と想定していたから、相当予定より早い。ひとまずここで食事を済ませて、これからどうするかを考えることにする。